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妊活、不妊治療いつ始めるのがいいのか?【マガジン】

「不妊」や「不妊治療」という言葉は聞いたことがあって、なんとなく興味をもったり、

「もしかしたら、不妊かも、、、」と悶々と考えたり、、

「不妊治療はどんな流れで進んでいくのか」

分からず不安に思っている人も多いかもしれません。

実際、本当に必要に迫られないと、病院に行ってみようとは、なかなか思えないものです。

でも、経験して思ったのは、

一刻も早く行って始めるべきだった・・・!

ということでした。

正直結婚する前でも検査などしておいてもいい、と思えます。


不妊ってどういうこと?

私は32歳で結婚し、34歳から不妊治療を始めました。

結婚して数年は、2人の生活をある程度楽しんで、その後に子どもを授かろう!

「避妊しなくなったら、出来るよね!!!」

という、今から考えると全く呑気すぎる考えでした。

だけど、半年たっても何にもない…

「不妊」の2文字が頭をよぎり始めました。


「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。

(日本産科婦人科学会)

「まだ妊活を始めてあまり経っていない」

「不妊治療って切羽詰まった状態でいくところでは?私はまだそのレベルではない」

「年齢的にもまだ大丈夫そうだから、もう少しタイミング方をとりたい」

と、時期尚早と考えたり、

「仕事との調整がつけられず、行く時間がない」

「ものすごく治療費が高いと聞くので躊躇する」

「どういった治療をするのか分からず不安」

時間的、費用的な問題や、知識不足によるものなど。

そもそも、不妊治療って何なの?という疑問もあると思います。

大まかな治療の流れと種類について

まずは、様々な初期検査を受け、

不妊原因はどこにあるのか、いうことを明らかにしていきます。

その後、タイミング→人工授精→体外受精(顕微授精)という流れで、進んでいきます。
http://www.jsog.or.jp www.ferring.co.jp

基本的には、簡便な方法から始め、妊娠が得られなければ、より高度な次の段階の治療へ進みます。

不妊原因によっては、この順番の限りではないです。

また、ご夫婦での考えにより、一気に体外受精へ、というケースもあると思います。

我々夫婦の場合は、体外受精か顕微授精の選択しか無く、最終的に顕微授精となりました。

私は、不妊原因を理解する前に、恥ずかしいことに、妊娠の(きちんとした)仕組みすらきちんと理解できずにいました。

ですので、そういった知識から、日本の不妊治療の現状、そして体外受精や顕微授精といった、高度生殖医療についての知識が網羅でき、とてもわかりやすかった下記の本は非常に参考になりました。

まずこのあたりの前提知識を得ることも、成功可能性を上げるのに大切だと感じます。


不妊治療クリニックを早めに受診するメリット

私が考えるメリットは、以下。

不妊原因が早く分かる

なぜできないのだろう、ともやもや考えたりする時間が減ります。

妊娠・出産だけが自分の人生ではありません。

そのことばかりで頭の中をいっぱいにするより、はっきりさせたほうが、精神的にも良いです。

むしろ受けたからといって100%原因が分かるわけでもありません。

コストが比較的最小限に抑えられる

不妊治療は様々なコスト(金銭的コスト、身体的コスト、心理的コストなど)があります。

早く原因を特定し、適切な治療をすることが、これらのコストを最小限にすることが出来ると思います。

不妊治療クリニックは、プロです。

「赤ちゃんを授かりたい」という目的があるのであれば、そのプロとタッグを組んでいち早く目的を達成できるように進めていくのが良いと思います。

渋ったり、躊躇している間に、何より貴重な資源である、時間を大きく無駄にしてしまいます。

人生プランが立てやすくなる

不妊治療クリニックに行ったからといって、当然ですが、治療しなければならないことはなく、検査を受けることだけでも、非常にメリットがあると思います。

結果によって、ライフイベント、仕事含め自分の人生プランが立てやすくなると思います。

色んなオプションがあったり、保険適用外のため、値段的にも迷うかもしれないですが、せっかく受けるなら、AMH検査、卵管造影検査の2つまで、しっかり受けておいて損はないと思います。

私は、卵管造影検査で原因を突き止めることが出来ました。

個人的には、ブライダルチェックを受けておいたらよかったな、と思いました。


ブライダル、と名前がついてるので、何か結婚する時なのかな、という感じがするのですが、検索してみると、別にいつ受けてもウェルカムなもののようです。

むしろ結婚、妊娠・出産の可能性があるなら、その妨げになりそうな不調や疾患がなどが無いか、健康管理の一環として受けた方がよい、くらいです。


私自身は、不妊治療にかかる前に、婦人科の病気が見つかったので、それを先に手術で取り除く、ということもしました。

誰に相談すべき?


長く続くかもしれない治療期間。

色々話せる相談相手がいるかどうかは、気長に進めるうえでとても重要!

仕事ときちんと両立させるためには、上司にも相談。

センシティブな話題でなかなか話しづらく、誰に相談したらよいか分からず、1人で悶々と考えたり、訳もなく不安になったりするかもしれません。

 

ですが、不妊で悩んでいる人、治療中でクリニックに通っている、あるいは

経験者は、意外と身近に結構いるものです。

なかなか言う、知ってもらう機会がないだけで、知られていないだけで、

なんとなく相談してみたら、

「実は私も・・・」

と、まさに仲間だったりすることもあります。

私自身も、前職に勤めているときは、同僚、部下、人事の方、レベルは違えど、治療中の方がいらっしゃいました。

こんなにも不妊治療と関わっている方がたくさんいるのかーと、本当にびっくりしたのを覚えています。


また、一番大切な相談相手であり、仲間は夫(配偶者)です。

夫婦間で治療の方向性を一緒にしていくことが、とても大事です。

 

不妊治療は、一刻も早く始めて気長に進めよう

早く始めるのはメリットが多いですが、治療自体は長期にわたる場合が多いです。

個人的な感覚値ですが、最低でも2.3年、長いと5年以上くらいは見ておいてよいと思います。

あまり根詰めず、原因や治療方針がわかったら、あとは、

「数年単位のプロジェクト」

ぐらいに考えて、気長に進めていくのが良いと思います。

不妊治療におけるテーマは

一刻も早く始めて、気長に続ける

ということに尽きる、と個人的には思います。で高度なものも含めて治療を考えている人の、何かしら考えるヒントやきっかけになればいいなと思います。


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