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中継ぎの悲哀

もうキャンプも打ち上がってオープン戦に突入しているがトレードの話もあればこのタイミングで去就が決まる選手も出てくる。

同い年の宮國については思うところを一度記事にしたがここにきてDeNAと育成契約を結ぶ予定というニュースが入ってきた。

ここ数年の足踏み状態からジリ貧な印象は拭えないのだけれど環境の変化で化ける前例は何度も見てきているのでその波に乗れるか。ただ巨人から自由契約でDeNAに移った投手は東野、久保とあまり活躍できていないのもあってなかなか良い印象が浮かばないのだがどう這い上がっていくか。今の投手構成はよく分かっていないけれど、巨人最終盤での使われ方を見ると平田辺りのポジションを狙っていくことになるのだろうか。

少し前には戦力外通告を受けていた田原が引退を決断したというニュースもあった。

契約更改での一言もあってか球団からセカンドキャリアの斡旋がなさそうなのが残念ではあるが、かつてはセットアッパー定着を期待されていた。新人の年から30試合以上に投げ、阿部もその素質を見込んでいたという記事を見たことがある。いかんせん故障やら巡り合わせが良くないのもあってなかなか登板数は増えなかったところようやく由伸政権になって60試合登板を果たしてさあこれからだと思ったのだが...。

ほぼ毎試合肩を作っていたこと、大事な場面で抑えていた印象の割にホールド数が伸びていない。使い勝手の良さがこういうところでは仇になったか。便利屋としての起用続きで疲弊し、パフォーマンスを落としていった結果が昨年の成績だとすれば悲しいことである。

両者ともつい数年前まで毎年のように期待されていた選手だった。イマイチ乗り切れないうちに大竹や鍵谷や高梨など移籍組にとって変わられてしまった。これがプロの世界と言われればそれまでだが、やはり寂しい気持ちもある。移籍にしろ引退にしろ次のステージでの活躍を祈ってやまない。

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