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一流のアートは売れない?

とある言葉を見て腑に落ちた。

その人の話では、ジャンプ(週間販売されている漫画掲載雑誌)の売り上げではなく利益の話から入っていて、みんなが想像する作品ではなく、一度は聞いたことあるが「え?それなの?」という作品がジャンプ史上一番の利益を出しているらしい。

僕はその作品の名前を聞いた瞬間になんとなく納得したが、作品のクオリティからしたらもっと他の作品が1番になってもおかしくないと感じた。個人的観点から考えてもジャンプの歴史からしたら20位くらいの人気度だと感じているが、確かに内容は悪くないし確かに知っている。何世代にも知られている。

ではなんで史上一番の利益がそれで、僕からしたら絵の綺麗さや、また話の面白さで人気が取れている他の作品が1番ではないのか、ということだ。

以下には僕個人の考察も多大に入っているため参考にならない箇所がおいと思いますが、ご容赦ください。

有名なカレー屋さんの話をその人はしていた。もちろんみんな一度は名前を聞いたことがあるような企業のカレー屋さんだ、そのカレー屋さんの偉い方がインタビューを受けていたときの話で「もっと美味いものも作ることができる、だが、我々の目指すところはそこではない、目指すのは庶民の味だ」ということらしい。わかる?

さらに続けて、有名な洋服のブランドの話もしていた。世界的に有名で大きい企業だから「オートクチュール」のような物凄く手の込んだものは作れる。でけど「低価格」で「そこそこの品質のもの」を作るから売れるのだと。言われてみれば、僕もこの世界にものすごいアパレルのブランドがあって、高い商品が長持ちしてものすごく良いものではあるけれど、所有しているのはそこそこの値段のものを穴が開きそうな頃に買い足している。

これは行動心理学に基づくものらしく、日本で経済的な成功だけを目指すのであれば、言い方はあれだが「一級品」を作るのではなく「二級品」「三級品」を作る方が得策とのことだった。

めっちゃうまいハンバーガー2000円を買うか300円のバーガー買うかって言ったら300円選んじゃうものね。

今、世界的に「一級品」ではなく、その下のものが売れている、評価されているとのことで、例えば「プロ」の方よりも「アマチュア」で本当に素人の方が「やってみた」ものの方が評価されているのが顕著である。

映画でいえば「文芸作品」(僕はめっちゃ好きだけど)よりも「娯楽映画(ここでは特殊効果めっちゃすごくて感想が「めっちゃよかったよな」に偏るような考えないでもみれる作品のこと)」が儲かる、SNSで「伸びる」のは言わなくてもわかるよね?(僕は「小説家を見つけたら」とかめっちゃ好きなんだが)

その話をしてくれた人の言葉を借りるならば、「凡庸」で「陳腐」であればあるほど「イイね」は増え、共感を呼んで取り巻きが増える。

(僕個人からした見解だと、少し前に壁にダクトテープでバナナ貼ったアートがめっちゃ「いいね」されたけどあれは「アート」ではないと思ってるからこれと同じことかな?)

これはどうしようもないことで、世界の人類のパーセンテージから考えれば確かにしょうがないこと。

だって人類の大半は凡人(普通の人)で、秀才(努力の人)はそれよりも少なくて、天才は絶滅危惧種だから。

そして凡人は共感できるものを好む、秀才は天才を妬み、天才は孤立に追い込まれる。


だから、お金稼ぎのみを考えた時、成功を考えるならば、共感できる「凡庸」な作品を多く出せばイイとのこと。

だが、間違えてはならないのは。

「あえて二級品を作る人」として理解して行うのか「作品売れてるラッキー」と自分の力を勘違いして二級品を一級品と思ってしまうのかで、全く違うものになるとのこと。

一級品を作れる技術を持ってる人が二級品を作るから、余裕を持って製作できるのだという。

確かに、めっちゃさんの細かくて、写実的に綺麗な作品を作れる人が、あえてデフォルメされた作品を作ってるのを見ると、普通とは違う魅力を感じるものだ。

多分そういうことだよね?あれ?違う?

ともかく作品を作る人、商売をする人は考えてみてもイイのでは?

あとは自分の商品を売る場合、どこの人たちに売るのか、それは作品レベルが最高でどこのものだが、それをどのレベルにするのかを考えて製作できるようになればイイのだと。

ふむふむ、なかなか悩んではいたけれどイイ話を聞いた。

また、面白い話、タメになる話を聞いたらシェアします。


あと、僕の宣伝。

先日、アーティストとして引退しました。新作書きません。

ですが、今まで生み出していた作品は無駄にしたくないので、宣伝します。

LINEスタンプ。オリジナルキャラのラインスタンプです。
https://line.me/S/shop/sticker/author/10262

Tシャツ。イラストをメインに作りましたが、引退した時に荒れまくって製作データを消してしまったので、ご要望あればちくちくまた増やします。
https://www.ttrinity.jp/shop/argentroi/

イラスト系ショップ。キャンバスやステッカー、帽子などに印刷しました。お買い得の価格になっております。手描きのキャンバスアートはもっと高かったですが、半数を海外に送ったため手元にあるものが少なく、ここではデジタルで書いたもので作品を作りました。

また、僕はアーティストとして引退している身ですので、新作を製作するつもりもなく、転職先が決まったら、普通の人として生きていきますので、今あるうちにお買い求めください。



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