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プロポーザルのリ・デザイン

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2023年6月の記事一覧

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#017:質疑回答をどう行うか

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#017:質疑回答をどう行うか

プロポーザルを公告した後、最初の大きなステップが質疑回答(質問回答)ではないでしょうか。公表した書類の記載内容を中心に提案を考える事業者が不明点を質問し、行政サイドは回答するものです。今回はこの質疑回答のあり方を考えます。

例によって最初に、私が望ましいと考えるポイントを示します。

質疑回答は必ずウェブで公開する(メールで個別、あるいは質問者全員に同報で通知しない)

見解をあらためる勇気をも

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#016:提案書の枚数は何枚か

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#016:提案書の枚数は何枚か

最近、自分自身が提案書を出す側のプロポーザルが立て込んでおり、ついつい更新できずにいました……。

さて、これから何回か求める提案について述べていきます。

まず最初に提案書の分量の最適値を考えましょう。あくまで私見ですが、A3片面で3枚まで(A4なら5、6枚)が提案書の最適値と考えています。なお、あくまで提案書の話です。実績調書や担当者調書は別勘定ですが、体制図については私は提案書に含むべきだと

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編06>平川市 尾上分庁舎改修工事設計業者選定プロポーザル

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編06>平川市 尾上分庁舎改修工事設計業者選定プロポーザル

私が選定委員を務める設計者プロポーザルが始まっています。

・平川市 尾上分庁舎改修工事設計業者選定プロポーザル
https://www.city.hirakawa.lg.jp/shigoto/keiyaku/2023-0511-1140-13.html

選定委員会の委員長は北原啓司さん(弘前大学)です。北原さんはこれまでも数多くのプロポーザルを手掛けており、私がプロポーザルのリ・デザインを試み

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