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【セミナーレポート】建設DX展 BIMを「導入するだけ」から「使った自動化」へ

こんにちは!Arentです。
2023年12月13日(水)、東京ビッグサイトで開催された建設DX展において、代表の鴨林によるオフラインセミナー「BIMを『導入するだけ』から『自動化を活用した使い方』へ」を実施しました。

大盛況だったセミナーの様子

このセミナーでは、BIMと自動化に焦点を当て、大変多くの方々に参加いただきました。事前登録だけで満席となり、当日は立ち見が出るほどの盛況でした!参加できなかった方のために、この記事でセミナーのハイライトとBIMの活用ポイントを紹介します!


なぜBIMが必要なのか

従来建設業界で使われてきた2D CADや3D CADは、建物を「図形」として表現するのに特化しています。しかし、これらのツールでは、コンピューターが建物を単なる「形状」としてしか認識できません。「柱」や「梁」といった具体的な構造要素を単なる直方体の集合体としてしか見ていないのです。

BIMでは、建物を形状だけでなく、その構造や機能を包括的に理解し、解析やシミュレーションを行うことができます。BIMはコンピューターの機能をフルに活用するためのキーとなる技術であり、現代の建設業界においてはその導入が必須となっています。

BIMを活用する方法

BIMはデータベースとしての役割を持ちます。それをどのように活用するかが次の重要なステップです。答えは「自動化」です。BIMの「入力」と「活用」の両方を自動化することで、業務効率は劇的に向上します

国交省のBIM活用状況に関する調査によると、多くの企業がBIMの真の活用にまだ到達していません。顧客プレゼンテーションでは活用されているものの、業務効率化やフローの改善には課題が残っています。

建築分野におけるBIMの活用・普及状況の実態調査確定値<詳細>
(令和4年12月国土交通省調べ)

BIM導入の課題

BIMの導入における主な課題は、入力作業の手間です。従来のCADデータに加え、属性データの入力が求められ、これが特に設計や施工図作成段階で時間と労力を要します。しかし、BIMで蓄積されたデータを活用することで、施工や維持管理の効率が大幅に向上します。RPM※(Rapid Prototyping and Manufacturing)の情報を活用することで、これらのプロセスをより効果的なツールに変えることが可能です。ただし、現状ではこれらの機能が十分に活用されていないのが現実です。

BIMの自動化とそのメリット

自動化により、BIMのデータ入力から施工、維持管理までのプロセスが効率化されます。時間の節約とエラーの削減により、プロジェクトの進行がスムーズになります。さらに、BIMによる自動化は、プロジェクトの可視化やシミュレーションを容易にし、賢明な意思決定を支援します。例えば、建物のエネルギー効率をシミュレートすることで、コスト削減や環境への影響を評価することが可能になります。


このような自動化アプローチは、人手不足の解消や新しいビジネスチャンスの創出にも寄与します。建設業界におけるイノベーションの推進力となる自動化は、単なる作業効率化を超えた意義を持ちます。


もっと詳しく聞きたい方は

さらに詳しく知りたい方のために、セミナー内容をアップデートし、2024年1月30日に新たなセミナーを開催します。このセミナーでは、BIMの自動化による更なる活用法とその効果について深掘りします。皆様のご参加を心よりお待ちしています。

【講演概要】
講演タイトル
BIMを「導入するだけ」から「使った自動化」へ

講演内容
BIMと自動化に焦点を当て、BIM活用の重要性や、業務効率化・業務フローの改善を実現するためのBIM活用の方法を、実際のBIMを活用した業務自動化の成功事例と共にご紹介します。

講演日時
2024年1月30日(火)14:10~14:40

▼申込はこちら(事前登録制)

次回のセミナーでも、BIMの自動化による更なる活用法とその効果について深掘りする予定です。皆様のご参加を心よりお待ちしています!


▼Arentへのお問い合わせはこちら
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