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【セミナーレポート】2024年4月17日開催「世界でも類を見ない建設DXセミナー」

2024年4月17日(水)、Arent主催、経団連後援による「世界でも類を見ない建設DXセミナー!」を会場とオンラインによるハイブリッドで開催しました。この記事では、セミナーのハイライトと成果、参加者のお声をご紹介します。

セミナーの概要とハイライト

本セミナーでは、高砂熱学工業の古谷執行役員とArent代表鴨林が登壇し、建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)に焦点を当て、3月に発表された高砂熱学工業とArentが共同開発したBIMを中核とする9つのSaaS群「PLANETS」の事例をもとに、先進的な建設DXについて紹介しました。会場とオンラインの双方から多くの実践的な質問が寄せられ、大変な盛り上がりを見せました(全ての質問にお答えできなかったことをお詫び申し上げます)。

Arentと高砂熱学工業共同開発の「PLANETS」の事例をもとに先進的な建設DX戦略について紹介

トークセッションと懇親会

イベント後半の会場限定トークセッションでは、Arentブランディング部部長田場のファシリテーションのもと、セミナーの登壇者2人に加え、高砂熱学工業の片山DX戦略統括部長とArentの石田(PLANETS開発責任者)が参加しました。このセッションでは、複数のSaaSを同時に開発する過程で直面した課題とその解決策について深掘りされました。

特に、高砂熱学工業が初めて採用したアジャイル手法に関する経験が注目され、段階的なシステム開発を進める中での社内説得の困難さや予算獲得の課題、現場の巻き込みの重要性が活発に議論され、参加者からは大きな反響がありました。暗黙知をシステム化するうえで、アジャイル開発は避けて通れませんが、大企業がこれを進める中での苦悩と学びが赤裸々に語られ、会場は非常に盛り上がりました。

その後の懇親会にも多くの方にご参加いただき、PLANETSへの質問はもちろん、参加者同士でのDXの課題共有と情報交換が行われ、新たなつながりを築く機会となりました。

左からArent鴨林、高砂熱学古谷様、片山様、Arent石田、田場

会場参加者のお声

大手ゼネコンのDX部門所属
「私たちも社内でBIMを活用したDXを進めていますが、従来の業務方法からの変化に抵抗を感じる社員もいます。しかし、今回のセミナーで学んだことは、DXへの熱意を持つことの重要性です。必ず熱意を持っている人間は社内にいるので熱心に取り組む人を巻き込むことが、成功への鍵であり、会社の発展にも繋がると感じました。」

空調設備会社のDX部門所属
今回のセミナーとトークセッションは非常に刺激的で、多くの学びがありました。同業でありながら、競争領域と協力領域を明確に区別し、協力領域を活用することで、各社が得意分野で競争力を高め、業界全体の成長に寄与できると感じました。また、懇親会で業界の方と現状について意見交換ができたことも大変有意義でした。

建設コンサルタント所属
BIMを中核とした建設業務がデータで連携される理想図がやっと具体的な形になったと感じます。実際の現場での運用開始は大きな一歩であり、全現場での完全な導入と浸透には時間がかかるかもしれませんが、それに向けた動きが始まったことが印象的です。

まとめ

このセミナーを通じて、先進的な建設DXのあり方を広く共有する良い機会となりました。今後もArentは、定期的にこのようなセミナーを提供し続けることで、建設業界の未来を形作るための取り組みを続けていきます。
Arentは日本企業に眠る高度な暗黙知をシステム化できる稀有なパートナーです。DXに関してご不安やご質問がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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PLANETS事例紹介
https://arent.co.jp/service/case05/


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