美味しい食卓のお手伝い

今年の春にオープンを目指して準備を進めてきました。しかし緊急事態宣言が発令され方向転換を余儀なくされています。ただ悲観的には考えていません。
今自分に出来る事を精一杯やるだけ。

僕が準備を進めてきたサービスはイタリア料理店。リスクが非常に高い職業ですから安全面に確信が持てるまでオープンはしません。
しかし、お店を維持するのにはお金がかかります。こんな状況でも売上をあげなければなりませんから、現在飲食店では熾烈なテイクアウトの陣取り合戦になっています。

現状

ニュースではいわゆる三密を避けるよう呼びかけています。
密閉空間の中で密集した場所で会話しながら食事。飲食店はほとんど該当する為、よほど除菌に自信がなければかなりのリスクをはらんでいます。
当店はまだオープンもしておらず、知人や特定の応援してくださる方もほとんどいません。
テイクアウトをする為に方向転換するのは難しくありませんが商品の売れ残りが怖い。それに、テイクアウトに必要な消耗品が多い為ゴミを出してしまうのもあまり良くない。
ですので急にそこに舵をきらずに、今やっていることの延長線上にあるものを売っていくこととしました。
やっている事の一つ目は、他店へのまとまったお料理の販売です。現在はオーガニック食品を扱うお店から定期で注文を受けていて、ヒアリングを行なってメニューを考え、調理して卸すというものをやっています。要領はテイクアウトに近いですが、ほとんどゴミは出さずにまとまった量を納品しています。少しずつメニューを増やしいろんなバリエーションの中から選んで楽しめるようにしたいと思います。
2つ目は野菜の販売です。自家菜園で取れたお野菜を、オーガニック野菜を取り扱っている店舗、または個人に直接卸しています。こんな野菜が欲しいなどたくさん要望を頂いています。
お客様の要望に答える為に栽培品目を増やすことも急務です。

3つ目。まだシミュレーション中ですが、家庭の食卓のお手伝いをするサービスを考えています。ざっくりとお客様の声を聞いてからメニューを考えるそんなかんじです。こんな状況ですからすぐ買って食べれて片付けられるのは魅力的。ですが、これがずっと続くのはかなりきついと思います。手仕事のされたあったかいお料理が食べたくなりますよね?

流れとしてはこうです。
メッセージや電話予約の時になるべく要望を聞き内容を決めていきます。アレルギーや好き嫌いはもちろん、食べたい料理、パン、デザート…
当日召し上がる分だけを調理し、後日楽しめるような料理を真空パックする。例えば煮込み料理、カレーやパスタのソース。
数日分の食事をコーディネートして、数日楽しめるような価値を提供できるよう準備を進めて参ります。

食べる幸せ

食には人を幸せにする力があると思っています。美味しいごはんと家族の会話があったらこれ以上に何が必要でしょうか?
本当に大切なものが本当の価値なんだと思います。

飲食店を勝手に代表して。
私達にお手伝いをさせてください。
本当の価値の。
私達にお手伝いをさせてください。
美味しい食卓を。
ネガティブなニュースが多いこんな時は、
美味しいものを買って帰りませんか?
今自分達が出来る最高の仕込みをしてお待ちしております。