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#2【編集後記】『ターミナル・マージナル』番外地-本のはなし- note版(第1~4回サブ配信ふりかえり)

劇推し日陰者ユニット《巡礼者たち》
まきな(座長・先輩)・・主にミステリ・SF・人文思想系と映画・演劇勢
サトル(弟)・・・・・・主に小説とアニメとコミック勢
タイティ(兄)・・・・・主に日常系とニチアサ・ヒーロー特撮勢


「『ターミナル・マージナル』“番外地”って?」

まきな:どうも、こんばんは。お疲れさまです。

サ・タ:お疲れさまでーす。

まきな:というわけで、初回アップしている本編配信振り返りの書き起こし記事を読んでいいただいている皆さまには二度めまして。そうでない皆さまは、お初にお目にかかります。

サトル:え、あれ? いつも配信を視聴していただいている方は?

まきな:そんな希少な方がいると思いますかこんなニッチな配信に!

サトル:え? そこキレるとこ??

タイティ:ていうか威張るところじゃないです!!

サトル:いやほら、先日はラストを描いてくださっている坂本アオさんをお招きできた回もアップできて、その坂本さんも「楽しんでいます」って言ってくださってたわけですし、数の多寡は関係ないですよ! チャンネル登録してくださってる方もいますし、視聴いただいている方にはしっかり感謝を示していかなきゃ。
 ね!?

まきな:うむ、はい…確かにサトルさんの言う通りですね。まことに失礼しました!
 では改めて、さすらいの文化系妄想局『ターミナル・マージナル』なる「オーディオ寸劇&推し語り雑談」のWebラジオ配信をしております、劇推し日陰者ユニット《巡礼者たち》と名乗っている3人組です。
 今期は『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』が面白すぎて次回が待ちきれないリアタイの愉悦と歯がゆさを毎週久々に味わっている、座長のまきなです。

サトル:はい。せっかくゲーム実況を始めたのに、モンハンにハマってしまい延々とソロで狩りに出る日々を過ごしております残念な弟のほう、サトルです。

タイティ:えー、『ゾンビランドサガ リベンジ』のフランシュシュ全員が良すぎて、当初の水野愛ちゃん単推しからまんまとゆうぎりさんにも揺らぎ始めてしまっている兄のほう、タイティです。

まきな:という3人で、暑苦しいオタク語り成分多めで尺もがっつりしたコンテンツを主に、文字通り毎月ちょこちょこと垂れ流しUPさせていただいております。
 「長ぇよ!」という声が多いであろうことは予想しつつ、一方でもともと基本的に目指している方向性というか、競合カテゴリーは「作業用BGM」だと思って今は企画と活動を続けさせていただいておりますです。

サトル:それ、前からずっと言ってますよねw

まきな:はい。そして!
 えー、いま(2021年4月時点)ですね、それこそ「シン・~」とか「仮面面ライダー50周年」とか『ウマ娘』とか、TLを埋め尽くしている旬でホットなトピックがいろいろあるにも関わらずそれらにほぼほぼ触れることなく! そんなひたすら好きなことばっかり垂れ流している私どものコンテンツにお付き合いくださっている方には、本当に心より感謝申し上げます。

サトル:で、今回はあれですね。本の紹介をするという内容でやっている「番外地」の配信企画について、ということで。

タイティ:第4回の本編配信に続き、先週この「番外地」も4回目がアップされましたね!


サトル:そして何といいますか、世間的に話題になっている本には、これまたほぼ触れていないというねw

まきな:ないってこともないつもりなんですが、話題っていうのは例えば『推し、燃ゆ』の宇佐見りんさんとか?

サトル:そうそう。芥川賞もそうだし、あと最近なら本屋大賞とか。

まきな:決して関心が薄いわけじゃないですよ? それこそ、こと『推し、燃ゆ』は文藝の2020年秋号に全文掲載されたときに読ませていただいておりまして、いやガチで、センスと才能が迸ってる文句なしの2020年代を代表する文学作品だと思いました。
 ただ書店でも平積みが続いててどんどん重版されてたり、ずっとAmazonランキング上位みたいなタイトルだと、わざわざこんな辺境から取り上げて愛を叫ぶまでもなく、もう十分に話題になってるし売れてるわけだしなぁって思うところがあるので、という。
 あ、でも本屋大賞は、昨年の凪良ゆうさんとか今年の町田その子さんらの受賞は特に、これまでの恩田陸さんや辻村深月さんのような、「いや、確かに良い作品なんだけど、以前からふつうに売れてる作家さんじゃん?」みたいな印象が拭えなかったところから、だんだん文字通りの賞らしさが出てきている結果になってて、とても良い傾向に感じています。

サトル:たしかに。良い意味で「書店員さんがもっと売れてほしいと思っている」作家さんが推されてその知名度が押し上げられている感じがして、とても良いですよね。

(※追記※ ご存じの通り、三度めの緊急事態宣言と、本屋を含む商業施設への休業要請が発表されました…出版業界や書店員さん、作家の皆さんへの影響が心配です。。)

タイティ:はいはい。それはそれとして配信の内容に戻りましょう。先の第4回も、たくさんというか盛り盛りだった印象ですがw

まきな:うーん。でもぶっちゃけ単に買った冊数が多かったというか溜まっていただけで、内容が厚かったかと言われると…とすみません。やっといてもにょってたらダメですねw
 とはいえ、やっぱりそれでも年間何百冊とか読んでるような、こう「真の読書家」と呼べるような方々とは比べものにならない分量というか、微々たるものだよなっていうのもあって。
 あ、いや。「シン・読書家」と比べたら――

サトル:そんなとこで浅ましい乗っかり方しない!

まきな:おっとごめん、つい…だって、何かあやかれないかな…って

サトル:だいたいですね、うちの兄が本当はそれこそ「ライダー50周年」に触れたくてしょうがないのを、さっきから必死で堪えてうずうずしてる顔が見えてるんですから。

タイティ:いや、大丈夫! 語りだしたらえらいことになるから…。今日の趣旨とは違うことだから、ガマンする…。サイクロン…ジョーカー…。

サトル:ほらほら、言ってるそばから『風都探偵』が漏れてきちゃってますし、僕も油断したらうまぴょいし始めかねないんで、とっとと進めていきましょう。

まきな:あ、はい。それは収拾つけるの大変そうなので別の機会までに熟成しておいてもらうとしてw それでは参りましょうか。

「『本の話がしたい!』と考えたことと、この形式にした理由」

まきな:はい。言うまでもないことですが「本の話をさせてほしいんす!」ってことでスタートしております。

サトル:けど、これもまきなさん自身が喋ってますが、「読んで面白かった本をオススメする」っていうのがメインの内容じゃないんですよね。

まきな:はい。基本は「最近買った本」を紹介します、という内容です。最後に読んだ本の話もさせていただいてますが、割合でいうと「8:2」くらいですねw

タイティ:あと本編配信と違って、いわゆる何ていうんですか? 真上から撮る実写の…?

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まきな:あ、はいはい。真俯瞰の物撮りですね。初回では慣れてなかったせいで、思いっきり解像度の設定をミスってまして、見づらく申し訳ありません。。

サトル:僕らは単純に、「へぇー」とか「なるほどー」ってわりといつもそれこそ素直に見て話も聞かせていただいてますけど、このへんの細かいところ、見てる人からしたら「何でこんな形式?」って思うのかもですね。
 改めて、その辺りを話してもらえる感じですか?

まきな:そうですね! ただまぁ、とはいってもさっきサトルさんが前置きしてくれたように、だいたい配信の中で喋ってる意図がほとんどすべてではあるんですけどもね。

サトル:でもそもそも最初、番組の配信を実際に始めようって打ち合わせしてたときには、番外編的なものも考えてるみたいな話って特に出なかったですよね?

タイティ:あ~確かに。なんか急というか、「今日こういうの撮るから!」っていきなり始まった記憶があります。「聞きながら素直にリアクションとか相槌をくれればいいから」って感じで…。

まきな:いやいや待って!w そんなワンマン体質の監督みたいな、有無を言わせない一方的なニュアンスで強行したわけじゃ、さすがになかったはず。。(たぶん)
 でもまぁ…そうですね。最初から考えてたわけじゃありませんでした。

サトル:これはやっぱり、本編の配信ではできないことを、切り出してやっちゃおうみたいなことだったんですか?

まきな:うん、そうですね。
 というのはまず、番組のコンセプトを「オーディオ寸劇&推し語り雑談」って決めて実際に開始した時点では、3人でいわゆるフェイバリットなものとか「推し」を語り合っていこうぜ~ってときに、まったくジャンルを絞るつもりがなかったんですよ。
 現に本当に初めてのアップとなった初回の配信では、僕がゲームとかの話してて、サトルさんがラノベとかコミックの話、タイティさんがプリキュアとロボットの話って感じで、わりとバラバラだったでしょ?

タイティ:あぁ~。そうでしたね、確かに。

まきな:でもやっぱり、そうやって話す中で、3人の共通項を見出したり、何かのひとつのテーマとして編みまとめて深堀りしたりリンクさせたりしようとすると、やっぱりアニメ・映画・特撮あたりに集約されていっちゃう傾向が見えてきて、どうも一時間ちょっとの枠で、本当に多岐に渡ってジャンルを横断した話をするっていうのは、現実的になかなか難しいものなんだな~とも感じまして。
 で、中でも特に本の話って、僕としては語りたい気持ちが強いほうのジャンルだし、同じように本が好きっていう方とも繋がれるようなトピックを盛り込みたいとも思いはするんだけれども、どうしても映像コンテンツと比べてみんなで共有するのに時間とカロリーを要するから、なかなかメインに置くのが難しいというか、こぼれ落ち気味になっちゃうなぁなどと考えたりして。
 だったらもう、おふたりには聴き手としてお付き合いいただくというフォーマットで「ひとつのサブコンテンツとしてやってみるか!」と。そういう感じでした。

サトル:そうなんですよねぇ…。本って僕も読むのは好きでも、読める時期とそうでない時期で、めっちゃムラがあったりしますし。

まきな:そうそう。よく言われることですけど、割と気持ちに関係なく「読みたくても読めないタイミング」とか、「読んでもいまいち入ってこないコンディション」とかがあるものだったりするので。
 だからこそ「忙しくて読み通す時間がない人のために内容を要約する」とか「個人的に厳選したオススメの新刊○選」っていう15~20分くらいの短い形式の動画がそれこそYouTubeの配信でもいっぱいあって、そういう需要も大いに分かるんです。ただそれだともうみんながやってることだし、そこに追随してもなぁと。
 みたいなところで様式を考えていた時に頭に浮かんだのが、「本が届いた。今日はいい日だ」と、「この本にひとめ惚れ」のふたつでした。

サトル:「本が届いた。今日はいい日だ」は、この間言ってた、北原尚彦さん発祥の、ハッシュタグ化もしてるフレーズですね。


まきな:これ使いたくなりますよね~!
 例えば本に限らずおふたりも経験あるかと思うんですけど、小説でもコミックでもアニメでも、何かしら面白いと思ったコンテンツを人にすすめるって、それをすすめたい相手の顔が実際に見えて、その人の好きなものの傾向とかが見えないとそもそも難しくないですか?

サトル:いや、分かります…特に本をすすめるって、本当に難しいですね…。より個人の内面にかかわるというか、嗜好としてセンシティブな感じというか。

まきな:でしょ? だから不特定多数に向けて「おすすめはコレです!」っていう形式だと、あんまり僕らに馴染む気がしなくて。
 映像でも、ひと口に映画好きとかアニメ好きって言ったって、その人的にどういう種類の味わいや面白さを求めてるのか、キャラなのかストーリーなのかメッセージ性なのかビジュアルなのか余韻なのか、それって本当に十人十色なわけで。だからこそもちろん、いざすすめたものを「面白かった!」って言ってもらえたら、その嗜好が合うという意味でもすごく嬉しくなる、っていうのも幸福なケースになるわけですが。

タイティ:うんうん。

まきな:なんですけども一方で、本好きの人ってそもそも「面白そうな本の情報を知る」ことそれじたいに快感回路が駆動するというか、「本屋さんで面白そうな本を見つける」「その本を買って帰ってくる」っていうプロセスから楽しむ性質がある感じっていうのも、否定できなくないですか?

サトル:ですです! 「なにそれ面白そう!」っていうのは高まるんですよね。

まきな:でもこれって改めて考えるとすごく不思議なことで、本って中身読んでから買わないでしょう? ぱらぱらっとめくることくらいはしても、基本は買ってから読むわけだから未知数なものにお金を払うわけですよ。それでも、「これ面白そう!」とか「何となく自分が呼ばれている気がして手にとっちゃった」みたいなことで購入した本を、家に帰って開くまでの“わくわく感”みたいものが、なぜだか伴うっていう。
 だからこそさっきの「本が届いた。今日はいい日だ」的なツイートをする人がいっぱいいるのは、そういう“わくわく感”とか“ほくほく感”を呟きたくなる感覚を共通して持っているんですよね、きっと。
 というわけで、僕自身が実際に「買ってきた本が届くまで、あるいは帰って開くまで」っていうまさに“わくわく感”をもとに、必ずしも読んだ本の感想とかに限らずとも、本の話っていろいろできるんじゃないかなと思った、みたいなところがありました。

サトル:ふむふむ。

まきな:で、さっきのこれを真俯瞰の物撮りで上げてることについては、やっぱり「モノとしての本」を主役にして話す構図のほうが、そういった感覚を共有できるんじゃないかなと思ったからですね。あといわゆる「開封の儀」っぽさといいますかw
 加えて、配信の中でもちょくちょく言ってることの繰り返しですが、書籍や雑誌それじたいのデザイン、装丁や装画、紙質、印刷フォント、帯…みたいな、そういうトータルな手触り感をぜんぶひっくるめて、モノとしての本の魅力みたいなものを構成していると思ってるので。せっかく映像だし、そういう要素を一緒に感じたり覗いてもらえるようにしたいなっていう、そんな意図があってというところです。

タイティ:ふたつめの「この本にひとめ惚れ」っていうのは?

まきな:あ、そっちはですね。雑誌『ダ・ヴィンチ』の巻末で同名のコーナーがずーっと続いていて、実はまさに、これがそういう企画なんですよ。3人くらいの目利きの本読みの方が、それぞれ「何で買ったのか?」「何に惹かれたのか?」っていう、購買するトリガーになった、まさに「ひとめ惚れ」した理由だけを短く添えて本を3冊ずつ紹介されてるっていうコーナーなんですが、未読なのであらすじにはほぼ触れてないっていう。
 でもこれがまたね…惹かれるんですよ不思議と。

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サトル:へぇ~。

まきな:あ、あとはそうそう。やっぱり自分は雑誌が好きなんだなぁというのもあります。
 紙の雑誌というものが年々、厳しい状況になっているというのはもう何十年もずっと言われているし、いま映画が公開中の『騙し絵の牙』でも出版や雑誌編集の内情みたいなものが描かれてますが、やっぱり雑誌ってテーマやコンセプトが決まっているほどその洗練とかデザイン性とか、他ジャンルのトピックや新しい書き手の方のエッセイやコラムも載ったりする間口の広さや雑多さがあるので、思いもよらない情報との事故的な出会いがあって楽しいから、僕としては欠かせないですね。あと単純に特集がキレッキレで面白いとアガりますしね! でもそんな雑誌の話ってなかなか人とできないので、そこも大きかったです。
 というわけで、もろもろの自分なりに模索した結果ではあるんですが、でもそういった前例ありきっていうのとかもあるので、自分的には正直そんな極端にニッチなスタイルをやってるつもりもなくてですね。。

タイティ:あと毎回、基本的にメインというか、冊数が多いのは「最近買った本」だから、どれもまさに紹介時点では読んでないことがほとんどということですけど。
 でもいま、もうすでにお家の中は、今までの積ん読の本だけでもかなりその…渋滞してるんですよね?

まきな:えー、渋滞なんてものじゃないですね…。いよいよ本当に「買ったかどうかすら覚えていられない」ってことは日常茶飯事になりつつあり、もっと言うと、その日買った本にカバーかけてもらって家に帰ると、袋から出すとき「あれ? 結局今日なに買ったんだっけ…あぁ! これだったわ」みたいなことすら珍しくないです…w
 だから本当は整理のために本棚を増設したいんですけど、引っ越しや新生活のシーズンだからなのか、いまネットで買おうとすると「1~2ヶ月先のお届け」って出るのでげんなりしちゃってまだ仕入れられておらず…文字通り積み上がった本の山というか、その連峰が着々と部屋を侵食しています。

タイティ:その大量の積ん読の中から、実際に読んで紹介する本は、いつもどうやってチョイスしてるんですか?

まきな:あ、そこは意図的にはあんまり選んでなくて、本当に直近で読んで印象に残った本の話してる感じですよ。
 う~ん、あとはまぁ、これはどうなのかな…。しいて言うと、僕だいたい常に7~8冊くらいの本を併読していまして。いや、字的には「並読」が正しいのかな?

サトル:ほう?

まきな:もちろん、いざ読みだしたら止まらなくて一気に読み終えちゃうって場合もありますけどね。
 基本は、できるだけバラバラな内容――日本の小説と海外の小説、ミステリ・SF・ホラー・純文、男性作家と女性作家、昔の小説と最新の小説、長編と短編、シリーズ物、ノンフィクション、思想評論、コミックとかで、あんまりかぶらないように何冊か気分なり感覚なり、もしくは数珠つなぎ的な発想とかで抜き取って集めておいて、気分に応じてちょっとずつ、数章ずつとか数編ずつとかで「ふう…」って区切って、気分をスイッチするようにまた別の本の続きを飛んで…っていうふうに、並行で読み進めてる感じです。
 なんかこう、「直近読むつもりの積み本ボックス」みたいな中身をぐるぐるサイクルさせている感じですね。

サトル:へぇー、そんなシステマチックなんですか!

まきな:あー…いや、ごめんなさい。さすがにちょっと良いように言いすぎました。

サトル:(だと思った…)

まきな:まぁ実際は、途中で読むのやめちゃって放置してる(ということすらも場合によっちゃほぼ忘れてる)本の山も結構あったり、もう少しカオスです、はい…。
 あ! でも何冊かの本を同時並行で読む、っていうのは本当です。配信サービスでシリーズもののTVアニメやドラマを観るときも、だいたいそんな感じのスタイルですね。これはそもそも何でかと聞かれたら、やっぱりコンディションに左右されちゃうのと、単純に集中力が続きにくくなってきたっていう歳と体力的な問題ですね。悲しいことですが。。
 ちなみに、映画はさすがにちゃんと一本として通して観ます。

タイティ:なるほどー。

「で買ったはいいけど、ぶっちゃけ読めてるの?」

サトル:さて、じゃあここで!
 この第4回までの配信で、まきなさんが「買いました」って紹介した書籍のラインナップから、どれくらいを実際に読んでるかのステータス状況を確認してみたいなと思います。

まきな:えー!? 何それ聞いてない!

サトル:はい。言ってませんからね。

まきな:いやいやいや、待って…それは罪深いやつだよ…。
 積ん読の数を可視化するってさ、本読みのモチベーションに対して一番悪影響を及ぼすというか、ぶっちゃけ禁忌に近いアンタッチャブルな行為だと思うんだけど…。

タイティ:はい。そう言うと思って勝手に調査させていただきました!

まきな:おーい!

サトル:というわけで、結果はこちら!

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サトル:何だか微妙であんまり面白くない!

まきな:こらこら。なんで無理やり調べられたうえに、結果までディスられにゃならんのか。

サトル:だって! 何かもっとこうスカスカというか、「いや、マジで全然読めてないじゃないですか!」みたいなダメダメな結果を期待するでしょう??

まきな:そこはまぁ…正直配信で紹介してる分で、本当に購入した本の全部ってわけではなくて、一定尺を考えて絞っているので…。
 実際にはそれこそちょこちょこ資料としてポチったりとか、古書店に寄ったり、ブックオフだって全然行くし、そういうガチの購入数ぜんぶ母数にしたら、割合は本当に「全然じゃないですか!」になると思うよ。でもそれはねぇ、正直もはや覚えてられないんです。ごめんよ…。

サトル:もう、しょうがないっすね。じゃあいったん、これで許していいっすか、兄貴?

タイティ:うむ。では今後も泳がせて、調査を続けることとしよう。

まきな:続けるんですかい。そして急にどういうキャラなの??

サトル:まぁでも、大前提としてさっきまきなさんが言ってたように、自分が知らない本の話を聞けるのが興味深いっていうのは本好きとして確かなので、ちゃんとこれからも楽しみにしてますよ!

まきな:落として上げるスタイルとは…サトルさんもしたたかになってきましたねw いや、でもどうもありがとう。
 まぁ何というか、キュレーターやらインフルエンサーみたいなのを気取るつもりなんてまったく毛頭なくて、ただ本当に「これ面白そうじゃない?」「この装丁ヤバくない?」みたいなのを、きゃっきゃって楽しむ感じをいろんな方とゆるく共有できればなっていう、一見マニアックに見えるかもしれないですが、でもわりとシンプルな気持ちで取り組ませてさせてもらってますので、こういう趣向に興味を寄せてくださるようでしたら、ぜひ今後ともお付き合いいただければなと。
 何より、僕自身もいろんな人から僕の知らないジャンルや、素通りしてしまっている作品や作家さんを教えていただきたいと思っていますので。リアクションや逆推薦みたいなのもどんどんいただけるようになればいいなと思っています。

タイティ:僕もなかなか活字は読めてはないですが、それでもいつも新鮮で楽しんでます。勉強する時間がほしい…。

サトル:オタクは忙しいですからねぇ…。

まきな:あくまで無理せず、楽しんでいける範囲でアンテナを広げていたいですね。そして、摂取したものは配信の中で垂れ流す、とw

サトル:はいw そうですね!

「読書好きの方に見てほしいチャンネル」

まきな:さて。最後にせっかくなんで僕自身が好きで、参考にすることも多い読書関連のYouTubeチャンネルを2つ、ご紹介させていただきたいなと。
 まずは書評家の杉江松恋さんのチャンネル。毎月、おすすめミステリを同じく書評家の若林踏さんと紹介する定期配信をされています。年末には海外も含めた年間ランキング企画もあり、いつも大いに参考にさせていただいています!


 次に、文筆家の山本貴光さんと吉川浩満さんの『人文的、あまりに人文的』。哲学や思想にも触れてる一見硬いコンテンツに感じるかもですが、おふたりのゆったりと穏やかな語り口で、本にまつわる話題をいろいろな切り口でお話されている、見た目よりもぜんぜん敷居の低いゆるめのトーク番組になっています。


まきな:では、といったところで!

サトル:はい。ではそろそろ、今日も振り返りはこの辺りにして、僕らは来月以降の企画を相談していきますか。

まきな:ですね。僕も引き続きがんばって積んで読んでw そして喋っていきますので。

サトル:というわけで、今後も楽しい配信を目指して精進します!

タイティ:ので、よろしければぜひ、今後も頭の片隅においてください~。

まきな:それでは、

三 人:ありがとうございました~!

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