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【都市の経済構造を考えてみる!】(第29回)「仙台経済圏を設定する!(仙台経済圏)」

前回は、盛岡経済圏で、もし人口が10%ほど減ったら、4つの力がどうなっていきそうなのか、を試算してみました。

・(第28回)「試算してみた!もし、人口が10%ほど減った、としたら?(盛岡経済圏)」
https://note.com/areaia/n/nf89f70c3dc8f

盛岡経済圏を例に、都市経済を4つの力であれこれ考えてきまして、有効そうだな、ということで、今回からは、4つの力を使って、仙台経済圏について、考えていきたいと思っております。

    

◯ 仙台経済圏を設定したい!

まずは、仙台経済圏をどう捉えるか、というところですよね。

盛岡経済圏のときは、県内4つの広域振興圏ごとの産業連関表があったことから、盛岡経済圏として、県央広域振興圏を当初考えていました。

・岩手県広域振興圏別産業連関表
http://www3.pref.iwate.jp/webdb/view/outside/s14Tokei/bnyaBtKekka.html?c=B0303&r=I135&searchJoken=B03%3AB0303%3AI135

で、県央広域振興圏の産業連関表をみていましたら、第三次産業で移出額が多めな印象で、あれこれみますと、県内の3つの振興圏への移出が多く、県北広域振興圏、県南広域振興圏、沿岸広域振興圏の3つの振興圏でも、県央広域振興圏からの移入が多かったことから、県域全体を盛岡経済圏として考えてみてもよさそうだな、として、ひとつの割り切りとして、岩手県全域を盛岡経済圏と設定して、あれこれ考えてみました。もちろん、岩手県という県単位で考えることで、支える力の源泉の統計もそのまま活用することができました。

さて、仙台経済圏ですが、まずは我らがWikipedia先生からみてみます。

・Wikipedia 仙台都市圏
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%9C%8F

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