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校外に出るときは友達といっしょに行動する

発達障害のある子供の多くが,初めての体験や未知の場所に対して,強い不安と緊張を感じます。

知らないものと接するのは,彼らにとって怖いことです。

校外で店舗や工場,農場などを見学するとき,まわりの子が初めて見るものに目を輝かせているなかで,発達障害のある子供は不安や恐怖を感じています。

彼らは不安を抱えたまま,一人で行動していると,不安や緊張が高じてパニックになってしまうことがあります。

発達障害のある子供が校外で落ち着いて行動するためには,先生や友達の協力が必要なのです。

好きな店やものを見かけると,そちらに気を取られて,迷子になることがあります。

全体より細部に集中する特性があるためです。悪気はないのですが,授業の主旨を忘れてしまいます。

校外で落ち着かない子供は,仲のよい子にパートナーになってもらって,その子供と相談や確認をしながら行動するようにします。

不安がやわらぎ,ミスも減って,行動への自信がつきます。

① グループになる・・・班や出席番号などにこだわらず,発達障害のある子供の行動しやすさを優先してグループを作る

② 全員に説明する・・・先生が校外での行動のスケジュールを全員に知らせる。行程をプリントやカードにして配るのもよい

③ 友人と友達に説明する・・・発達障害のある子供と,パートナーになる友達には,困ったときはすぐに先生に相談するよう伝えておく。

電車やバスなど乗り物を使う場合は,先々の予定を早めに伝えたり,確認したりして,発達障害のある子供の不安をやわらげる。

乗り継ぎを早めに予告する。何度も確認し合うことも大事です。

歩いて移動するときは,発達障害のある子供がはぐれないように,周りが気を付け,先生か友達が後ろから見守るように歩きます。

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