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【仕事】真面目な人が陥る勘違い②

 前回は、仕事量に余裕をもたせるセルフマネジメントの大切さについてお話いたしました。今回は第2段として、「仕事の効率化」について、私なりの考えをまとめてみます。最後まで、お付き合いいただければ幸いです。

よろしければ、こちらもご参考までに。

1.常に最高品質を担保すべき、という勘違い

 真面目なあなたは、任された仕事であれば100%のクオリティで仕上げるために頑張ると思います。が、その行為が自分自身を苦しめていきます。

・仕事は単なる手段

 初めに言いますが、完璧な仕事はしないでください。そもそも「完璧」は人それぞれですし、仕事というのは「目的」を達成するための「手段」でしかないからです。目的が達成されれば手段は何でもいいのです。であれば、一番手間のかからない方法が、最も効率的であることはお分かりいただけるかと思います。

・時間の余裕は作り出すもの

 完璧を求める必要はありませんが、品質にバラつきがあるのは問題です。安定した品質の仕事をこなすためには、時間の余裕が必要です。常に時間に追われていてはじっくり考える暇もありませんし、些細なミスも増えるというものです。

ここで、質問です。

2.時間を作るため、あなたならどうしますか?

 パッと思いつくのは「仕事を早くこなせるようになる。」だと思います。確かに、間違っていません。巷には、仕事の効率化に関する書籍も数多く出版されていますが、その前に確認しておくべき事があります。

 ①そもそもやらなくてもよい仕事ではないか?

 そもそもやる必要のない仕事をいくら効率化しても、無駄でしかないですよね。それをやらなかった場合にどうなるのか、誰が困るのか。一度、よく考えてみましょう。「無駄」な仕事をいかに断れるか、です。

 ②それはどこまでやる必要があるのか?

 ボーダーラインを明確にすることで無駄な時間をかけずに済みます。「過ぎたるは、及ばざるがごとし」と言いますが、必要以上の時間をかけたところで、それに見合う効果があるかどうかは別の話です。初めに、相手の考えている成果のイメージをどこまで引き出せるか、で勝負は決まります。

 ③1日の作業時間のうち、何%を割り当てるのか?

 時間はみな平等だということです。給料は変わらずとも仕事は増え続け、要求が増していくのが世の常、1日の何%を充てられるかが分かれば、自ずとどれだけ時間をかけられるかが見えてきます。
 その上で、時間が足りないようであれば要求レベルについて交渉するか、他の業務を変わってもらう交渉などをする必要が出てきます。

3.単純な仕事の速さは、重要ではない

 仕事とは、作業の早さを競うものではありません。いかに少ないコストで最大の成果を上げられるかが、仕事の効率化だと思います。言われたことをただ素早くこなすのは、仕事ではなく「作業(オペレーション)」です。
 もちろん、職人さんのような価値のある「作業」を生業とされている方もいらっしゃいますが、サラリーマンの場合、作業自体に価値はありません。

「仕事の効率」のイメージ

 これは、私がテキトーに考えた公式ですが、イメージとしてはこのような感じです。時間をかけるほど、品質を求めるほど効率は下がりますが、それに見合うだけの成果が得られれば、むしろ効率は上がっていきます。
 それなりの成果に見合うのであれば、しっかりと時間はかけるべきです。

最後に

 時として顧客や上司、先輩などから無理難題を突き付けられたり、断り切れない理不尽な要求があるかもしれません。しかし、そんな時でも黙って受けてしまわず、自分の中の価値基準にそって判断する癖をつけるべきだと思います。言うべきことを言うのが、仕事に対する本当の責任です。

 「もし断ったら、相手に嫌われるかも・・」「言うことを聞かないと、あの人って不機嫌になるし・・」というのは、私も良く思いがちです。が、それは本当に、あなたが我慢して請け負うことなのでしょうか?本来、大人であれば「機嫌」は自ら取るものですし、そんな無茶な状況になった原因は、そもそも相手にあるのでは?いいように、利用されていませんか?

 うまく断れないまま、色々な仕事を押し付けられてしまう。そんな経験が、私にも良くあります。そういう方には、ぜひこの本を読んでいただきたいです。他人の顔色をうかがわず、自分の人生に主体的に責任をもって、生きていくための発見があるかもしれませんよ。

それでは!
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