見出し画像

建築に夢を見た

大学4年生の時、何かに身を押されるように担当教官に一つの質問をしました。

「先生、これまでに見た建物の中で何が一番印象に残っていますか?」

僕自身、建築家にはどうすればなれるの?という質問をたまに受けます。その時はいつも「まずは建築を好きになること!」という言葉を返します。今も昔もその思いは変わっていませんし、そして昔の僕は将来建築家になるためにも、その覚悟を決めるためにも、建築をもっと好きになりたかったから、こんな質問をしたのだと思います。


先生は間髪入れずに「ガラスの教会だよ、行っておいで」

と答えてくれました。

時間をもてなしていた僕も間髪入れずに「行ってきます」と答え、すぐに飛行機のチケットを取っていたことをよく覚えています。

「ガラスの教会」とは通称で正式名称は「Wayfarers Chapel(ウェイフェアチャペる)」カリフォルニア州ランチョパロスベルデスにあるロイドライトという建築家によって設計された小さな教会です。

建築が好きな人であればわかると思いますが、ロイドライトはフランクロイドライトの息子さんです。

画像1

ランチョパロスベルデスは写真のような海のほとりにある小さな街です。

初めてのアメリカ大陸、そそる気持ちを抑えながら入国から何日もウロウロしながらたどり着いた教会は本当に美しく、長旅の大変さを忘れるにも十分なものでした。


風景と建築が同居し、建築が風景に溶け込む感覚。

画像3

画像2


学生時代からいろいろな建物を見て回ってきましたが、これほどまでにワクワクしたものはなかったかもしれません。

建築を多く見て回ると様々なことが見え、感じられるようになってきます。目も肥えてきます。好みも変わってきます。

今行くときっと違う感情があるのかもしれませんね。

必ず再度行きたいものです。

この旅行では、せっかくアメリカに行くのだからとフランクロイドライトの建築も見て回ろうと心に決め、グレートハウンドバスのチケットも取り、カルフォルニアからニューヨークまでの一ヶ月に及ぶ建築ツアーと結果的になりました。これから少しずつ紹介していけたらなと思っています。

ただ、こんな遠くまで行かなくても私たちが住む街にももちろん、日本中にももちろん、素晴らしい建築物が溢れています。

建築を好きになることで、世界のどこに行っても観光地、ワクワクした気持ちになります。

素敵でないですか?w

建築を好きになることはとても素晴らしいことだなと個人的には思っています。


「建築家は旅人であれ」とはよく聞く言葉ですが、建築家でなくても建築好きの旅人であって良いと思うのです。

建築の楽しさをこれから少しでも綴っていけたらと思っています。

Archlife


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます!
3
|建築家|Archlife主宰|株式会社西和人一級建築士事務所代表取締役|金沢科学技術大学校非常勤講師|日本建築士会連合会青年委員会|

こちらでもピックアップされています

建築・建築家のことについて
建築・建築家のことについて
  • 3本
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。