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建築のあたりまえ〜敷地調査編〜


はじめまして!建築学生のすずきしんです!
今回は「建築のあたりまえ」と題して、当たり前すぎて、先生も教えてくれないような事、でも建築を考える上で大切なことを書いていこうと思います!

今回は敷地調査編です!
個人的に気をつけていることなので、これもあるよって思ったらコメントよろしくお願いします!

敷地調査編〜敷地を読み解く〜

01.そこで自分は何をしたいのかを考える

1回目は何も考えずに調査をして、
2回目ではここで何をしたいかを考えてから調査をすると、必要な情報が見えてくる。

02.歴史を調べる

 その土地のでき方、習慣や風習など
関連の本があるならそれを読むのも良い

03.接続する道路や歩道の幅をみる

 その道幅に対して人々がどんなふるまいをしているのか

04.時間帯による人々の行動の変化

敷地調査は時間を変えて昼と夜に行くと全く違った雰囲気を味わえる

05.周りにある緑を見つける

緑(自然)は建築を考える上で重要な要因になりうる。(木が大きければそれだけ長い間この地にあったのかもしれないなど、、

06.現地の人にヒアリングをする

その土地に長く暮らしている人や、利用している人は自分よりも多くの生きた情報をくれる最高の調査対象である。その時注意するのは、自分がその土地についてあらかじめ知識をつけ、その地域の良さを伝えて相手を持ち上げて、気持ちよく話してもらうことである。

07.問題点を見つける/つくりだす

その土地に問題点がある場合それを解決する建築を作るべきである。しかし、課題などによっては問題点など何も見つからない場合もある。そんな時は自分で、社会的に問題になっていることや、自分がこの作品を通して提案することで、解決できる問題があります!と言えるようなアプローチをする。

08.利用者の立場になって考える

あくまで、自分が主人公になってはいけない。作り出した空間は自分のモノであるが、自分ではない。議論と対象としての空間であり、模型である。エスキスをしてくださる先生方は自分を否定しているのではなく、その空間に、模型に対してもっとこうした方が良くなると言う思いから、厳しい言葉を下さるのだと思う。その建築の主人公は利用する人と、その周りの環境であると思う。

09.導線に着目する

敷地周辺から自分の敷地への地域の人々のアプローチの仕方を良く観察し、どんなパターンが存在するのかを考える。設計の際のヒントになるかもしれない。

10.誰かと共有する

自分1人の視点で見た敷地に対して自分はこう感じた、こう見えたなど、言語化して友達や先生に伝えることが大切である。敷地にある情報を並べただけではまな板の上に食材を置いて満足しているような状態である。その材料から自分は何を感じ、読み取ったのかを言語化し空間に落とし込むことに意味があると思う。

まとめ

今回あげた10個のあたりまえは僕自身が今まで先生や、先輩方から言われてきたことをもとに書いたものです。そして現在もこの10個のことを考えながら敷地調査中です。

建築学生の課題では同じ敷地で勝負することが良くあると思います。

そんな時差が出るのはもちろんカッコいい空間が作れたらいいし、素晴らしい案が浮かんだ場合はそれでいいのかもしれません。

でも自分の場合はそんな力はなく、いい空間もカッコいい模型も作れませんでした。じゃあ自分とその上手く行ってる人との間にあるのは何なのかを考えました。

そこにあったのは運でした。

でもこれはただの運が良かったわけではなく、
その運を引き寄せるだけの努力をその人が行なっていたからであると思います。

自分にはその運を引き寄せるための行動、例えばその敷地について徹底的に調べ上げるなど、
そう言った努力が足りなかったのだと気付きました。

でも、その努力があってるかなんて、運なので分かりようがありません。

しかし、その運を引き寄せてやる!と言う思いで一生懸命ガムシャラに努力したその過程は、きっと自分の力になっているはずです。

いつか、建築の女神が微笑む事を信じて。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます!

今回は完全に独断と偏見です笑

これをやったから上手くいくなんてことは、この世にはないのかもしれません。

ただあるのはこれをやった方がいいことが起きる!かも、程度のことだったり…笑

大切なのは過程であると思っているので、長い目で見てあの時頑張ったのが無駄じゃなかったと思える日が来る事を願って、今日も頑張っていきましょう!

自分も過程を評価できる人になります!!

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