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生涯学習センター内にあるマルチメディアルームって本当に必要ですか?

目次 ◇その1◇ マルチメディアルームって ◇その2◇ 機材の賃貸借契約書と仕様書について ◇その3◇ この施設の収益は?

台東区の生涯学習センターは、かっぱ橋商店街のところにあります。 

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ここの2Fのところにマルチメディアルームがあります。 下の図のピンク色のところです。 

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利用時間は、月曜日から土曜日 午前9時から午後8時まで
日曜日、祝日、図書館休館日 午前9時から午後5時まで

施設概要は、Windows系PC(Word・Excel・PowerPoint利用可)14台、DTPブース(Windows/スキャナー付)2箇所、AVブース(DVD・VHS・CD)3箇所があります。 この施設の1日あたりの最大利用人数は、105人です。

この施設の素晴らしいとことは、同階にある図書館で映画を借りて100円/2時間利用を払えば、ここで視聴ができます。 パソコンの利用は、100円/2時間利用です。 ただし、身分証の提示が必要です。 身分証の種類は、・台東区立図書館利用カード(裏面に名前が記入されているもの)
・運転免許証 ・健康保険証 ・住基カード ・学生証 ・住民票 等です。

この施設の個人的な感想は、公営のインターネットカフェみたいな感じです。 さらに隣の図書館では、4台の無料利用できるパソコンがあります。 これだと公では地域産業推進とか言いながら民業の妨害をしています。

では、この施設のパソコンの賃貸借契約書を公開します。 この契約は、平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年契約です。 

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これを見ると5年で7,691,760円(1,538,352円/年)を台東区は支払っています。 ここには、1人の職員が常駐していますが、この人件費は公表されませんでした。 つぎにどのような機材を借りているか仕様書を見てみます。

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になります。 この仕様書をみると14台のパソコンは、Core i5と同等のCPUでDTPに使う2台のパソコンは、Core i7 (6世代)と書いてあります。 すこしわかる人は、14台のパソコンは、Core i5 の世代が指定されていないので、例えば2011年発売の2世代i5であれば5から6世代のCore i3のモデルと同等かそれ以下になります。 これだと法人のリースアップ品であれば、1台あたりディスプレイ込みで2万円以下ぐらいだと思います。 正直な話、そうとうボラれている感じがします。

では、この施設の年間ののべ利用者数と収益を見てみます。

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これを見ると、年間ののべ利用者数と収益は、10,000人でおよそ1,000,000円になります。 これを12か月で割ると1月あたりののべ利用者数と収益は、およそ830人で83,00円になります。 これをおよそ22日で割ると一日当たりののべ利用者数は、38人で3,800円です。 この施設は、毎日25,00円をドブに捨てている事業です。 さらに人件費を加えると一日当たりおよそ4万円位になると思います。 これって本当に誰トクなんでしょうか?