台東区にある区民事務所と区民センターの違いについて
目次 ◇その１◇ 台東区の紹介 ◇その２◇ 区民館の紹介 ◇その３◇ 区民事務所、区民センターの条例について ◇おまけ◇ 関連図書の紹介
はじめに台東区の紹介をします。 浮世絵に描かれた台東区より
台東区には、台東一丁目区民館、東上野区民館、上野区民館、入谷区民館、金杉区民館、金杉区民館下谷分館、谷中区民館、浅草橋区民館、寿区民館、雷門区民館、馬道区民館、清川区民館などの区民館があります。 それぞれの施設の1階に事務所があるのですが、それぞれの区民館でできる事と出来ない事が違います。 その違いは、そこが区民事務所なのか区民センターなのかです。 その違いを条例で見てみましょう。
では、区民事務所ではどんな仕事をするのでしょうか？
〇東京都台東区区民事務所処務規程 第2条 区民事務所及び分室(以下「区民事務所等」という。)は、次の事務を掌理する。 (1) 住民票の作成、保管及び整理に関すること。 (2) 住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)に基づく住民の実態調査に関すること。 (3) 住民票の写しの交付に関すること。 (4) 転出証明書の交付に関すること。 (5) 住民異動届の受理及び連絡に関すること。 (6) 公的個人認証に関すること。 (7) 戸籍(除かれた戸籍及び改正原戸籍を除く。)の全部及び個人事項証明並びに謄抄本の発行に関すること。 (8) 区長の指定する諸証明とその手数料の徴収及び減免に関すること。 (9) 住民の窓口相談及びその案内に関すること。 (10) 住民に対する通知その他の周知に関すること。 (11) 町会その他地域団体との連絡に関すること。 (12) 区が所有する掲示板の管理に関すること。 (13) 青少年育成地区委員会に関すること。 (14) 特別区税、税外収入、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料及び介護保険料の収納に関すること。 (15) 税務、国民健康保険、後期高齢者医療、国民年金、介護保険等の事務に係る各種届書、申請書等の交付及び受付に関すること。 (16) 税の証明等の事務処理された帳票の交付に関すること。 (17) 印鑑登録等に関すること。 (18) 妊娠届及び母子健康手帳の交付に関すること。 (19) 区民館の管理運営に関すること。 (20) その他区長が命ずる事項
(区民事務所の掌理事務) 第3条 区民事務所は、前条に掲げる事務のほか、次の事務を掌理する。 (1) 身分及び戸籍の附票の証明に関すること。 (2) 自動車臨時運行許可の受付及び交付に関すること。 (3) 図書館の本の返却に関すること。
いっぽう区民センターは、どのような事をするのでしょうか？
〇東京都台東区地区センター運営規程 第3条 地区センターは、次に掲げる事務をつかさどる。ただし、東上野地区センターは、第7号及び第8号に掲げる事務を取り扱わない。 (1) 町会その他地域団体との連絡に関すること。 (2) 区が所有する掲示板の管理に関すること。 (3) 青少年育成地区委員会に関すること。 (4) 区民館の管理運営に関すること。 (5) 住民に対する通知その他の周知に関すること。 (6) 地域情報の提供に関すること。 (7) 住民票の写し、印鑑登録証明書及び税証明書の取次業務に関すること。 (8) 自動交付機の日常管理に関すること。 (9) その他区長が命ずる事項
利用者としては、「いちいち分けないで同じ業務にすればみんな喜ぶでしょ。」で終わります。 そこで、条例を改定して地区センターを廃止して区民事務所に統合する必要があると思います。 そうするとわざわざ本庁舎に行かなくても最寄りの区民館でいろんな手続きが出来るようになります。
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