構造【鋼材・鉄筋/冷間成形角型鋼管】

冷間成形角型鋼管とは

  • 最も一般的な鉄骨造の柱(角型)

  • 「冷間」と書くが「熱を加えず(常温)」に加工する(曲げる)

  • 板厚の「3倍」程度の曲げ半径で冷間曲げ加工

    1. 強度が「上昇」

    2. 変形性能が「低下」

24293、29181

合格ロケットのコード

冷間成形角型鋼管の種類

  • STKR

  • BCR

  • BCP

数字の意味
($${BCR\underline{235}}$$等の「235」は、「降伏点」または「耐力」の下限値である「235N/$${mm^2}$$」を示す

20252、25293

合格ロケットのコード

STKR

  • 正式名称は、「一般構造用角型鋼管」

  • 昔から製造されてきた

  • 「塑性変形能力」と「溶接性」が保証されてい「ない」

  • JIS規格品

  • ロール材($${STK\underline{R}}$$の「R」はロール)

BCR

  • STKRより高品質なロール材($${BC\underline{R}}$$の「R」はロール)

  • 「鋼板」を冷間加工して「円柱」にした後、4面を平らに成形していく

  • 角材の辺部は、冷間加工を受ける

  • 「板厚」が一定以上で「降伏比」の上限値が定められている

  • 大臣認定品

BCP

  • STKRより高品質なプレス材($${BC\underline{P}}$$の「P」はプレス)

  • 「鋼板」を「コの字」にプレスした後に、2つの「コの字」を溶接し角型にする

  • 角材の辺部は、冷間加工を受けず、母材の性質のまま

  • 「板厚」が一定以上で「降伏比」の上限値が定められている

  • 原材の材質が「SN材」の「B種」または「C種」に準じる

  • 大臣認定品

19204、01293

合格ロケットのコード

耐震ルート1の割増

  • 柱に生じる応力を「柱梁接合形式」および「鋼管の種類」に応じて「割ります」

  • STKR:1.3(内ダイアフラム形式)

  • BCR:1.2(内ダイアフラム形式)

  • BCP:1.1(内ダイアフラム形式)

「STKR」は、品質が低いので「BCR」および「BCP」より割増が大きい
「BCR」は、冷間加工の範囲が大きいので、「BCP」より割増が大きい

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