構造【荷重・外力/地震力(基本)】
「荷重」および「外力」の組合せ
「地震力」と「風圧力」が「同時」に作用することは想定してい「ない」
一般の地域の場合
「暴風時」または「地震時の荷重」を「積雪荷重」と組み合わせなくても「よい」特定行政庁が指定する多雪区域の場合
許容応力度計算において「積雪荷重」を考慮
地震層せん断力(Qi)
「地震」により地上部分の下層から数えて「i」番目の階に作用する「せん断力」
地震層せん断力(Qi)は、下式で計算
$${Qi=Ci×Wi}$$
・Ci:i層の「地震層せん断力係数」
・Wi:i層が支える部分の「固定荷重」+「積載荷重」
※ある層が支える「全重量」(ある層の重量ではない)「最下層」の値が最も「大きい」(積載荷重が累積)
地震層せん断力係数(Ci)
地震力に比例する係数
地震層せん断力係数(Ci)は、下式で計算
$${Ci=Z×Rt×Ai×Co}$$
・Z:地震地域係数
・Rt:振動特性係数
・Ai:高さ方向の分布係数
・Co:標準せん断力係数応答加速度は上層ほど「大きい」:地震層せん断力係数は上層ほど「大きい」(「Ai」が「大きい」)
地震地域係数(Z)
「地震の起きやすい地域」に応じて、地震力を「低減」できる係数
「0.7~1.0」で設定
一般的:1.0
沖縄県:0.7「許容応力度を検討する場合」と「保有水平耐力を検討する場合」で同じ値
振動特性係数(Rt)
「固有周期」および「地盤の種別」に応じて、地震力を「低減」できる係数
固有周期(T)が「Tc」以上の場合:「Rt」は固有周期が「長い」ほど「小さい」
高さ方向の分布係数(Ai)
多数の地震応答解析結果から定められた係数
上階に行くほど「大きい」
固有周期(T)が「長い」ほど「大きい」
最下層では、「1.0」で一定
標準せん断力係数(Co)
許容応力度計算を行う場合:「0.2」以上
必要保有水平耐力を計算する場合:「1.0」以上
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