構造【構造計画/耐震設計】

耐震性を高める方法

  • 構造体の「強度」を大きくする
    損傷を「軽減」

  • 構造体の「塑性変形能力」を高める

  • 建築物の上部構造を「軽量化」

    1. 固定荷重は「低減」

    2. 地震力は「低減」

15081、23252、30301、03241

合格ロケットのコード

耐震性の評価

  • 一般的に「強度」と「靭性」によって評価

    1. 靭性が「低い」場合:強度を「大きく」する

    2. 強度が「低い」場合:靭性を「大きく」する

  • 靱性「のみ」に期待せず強度を「大きく」する
    ・建築物の損傷防止に有効的

23251、25151、03241

合格ロケットのコード

変形や損傷の集中

  • 各階に比べて「剛性」や「強度」が低い層に「変形」や「損傷」が集中しやすいので以下の対策を行う

    1. 柱には十分な「強度 」および「靭性」を確保する

    2. 「水平剛性」を大きくする

  • 損傷

    1. 架構に損傷がなくても、「架構の変形」によって「内・外壁等の仕上げ材」等が破損する可能性がある

    2. 地震時に建築物の「隅部」が変形しやすく、部材の損傷が生じやすい

16211、16212、16214、21124、24203、25153

合格ロケットのコード


保有水平耐力

  • 高さ方向の「剛性」や「耐力」の分布が「不連続」となる場合
    ・必要保有水平耐力の割増し
    ※ただし、地震時の「振動性状」や「崩壊過程」を十分に考慮

  • 独立柱の曲げ降伏による層崩壊を想定(ピロティ等)する場合
    ・地震入力エネルギーの集中を考慮
    ・十分な保有水平耐力を確保

  • 基準強度の割増
    「JIS規格品」の鋼材などは、材料強度の基準強度を「1.1倍」以下の数値とすることができる
    ※「せん断破壊」に対する「余裕度」を確保するために基準強度の割増しは、でき「ない」

  • 「靭性部材」と「脆性部材」が混在する架構

    1. 「靭性部材(ラーメン)」より「脆性部材(耐力壁など)」が「先」に終局に達し耐力が低下

    2. 「靭性部材」と「脆性部材」の終局時せん断力の「和」を保有水平耐力とすることができ「ない」

  • 高さが「31m」を超えるものは、保有水平耐力計算が「必要」

  • 高さが「20m」以下のRC造で所定に条件を満たす場合は、保有水平耐力計算が「不要」

15204、15202、17165、18211、18212、18213、18214、22251、23143、23262、26244、27242、27244、30252、01303、03264

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垂れ壁や腰壁

  • 垂れ壁や腰壁の付いたRC構造の柱

    1. 柱が「短い」

    2. 「剛性(耐力)」が「大きい」

    3. 「曲げ破壊」より「せん断破壊」先行

    4. 「脆性的」な破壊

  • 対策

    1. 柱際に「完全スリット」等を設ける
      ※ただし、腰壁や垂れ壁の影響を考慮する

    2. 柱に「靭性能」を持たせる

    3. 柱の「耐力を大きく」する

14221、17204、20214、22243、22244、23241、26251、01262、03251

合格ロケットのコード

根入れ効果

  • 基礎を「根入れ」することで、地盤の「地耐力」は大きくなる

  • 基礎上の「土の押さえ」で、「地盤の滑り」を抑制する

  • 杭基礎に作用する「水平力」

    1. 基礎スラブの根入れ部分に作用する「受働土圧」や側面の「摩擦力」により地盤に伝達し、それ以外の水平力が「杭頭」に伝達

    2. 「杭頭に作用する水平力」は、根入れ深さに応じて「低減」できる
      ※ただし、安全を考慮し、根入れ効果による「水平力の低減」を行わ「ない」

16182、24224、27261、28203、01213

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床スラブの働き

  • 積載荷重などを支える

  • 水平力を柱や耐震壁になどに伝達させる

  • 床に十分な面内(スラブの厚さ方向と直交する方向)剛性と耐力を確保

17211、19223

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振幅の増幅

  • 「固有周期」または「それに近い周期」で加振される場合
    ・減衰定数が「小さい」:振幅の振動が「大きい」

14071

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高層建築物

  • 平面が「地上階」より「地下階」のほうが大きい場合

    1. 地上1階から地下部分へ「力」がスムーズに流れるよう計画

    2. 1階床面での水平せん断力の伝達(移行せん断力)の確認

  • 高さ「60m」を超える超高層建築物の耐震安全性の検証:敷地の「地盤特性」を考慮した地震動等に対する「時刻暦応答解析」により行う

  • 時刻歴応答解析により安全性の確認を行う場合

    1. 表層地盤を適切に評価しなければならない

    2. 地震地域係数(Z)が同じ建設地であっても、表層地盤の「増幅特性」が異なれば、「検討用地震波」は異なる

  • 超高層建築物に作用する「風圧力」に対しては、以下の方向の「振動」を考慮

    1. 風向と直交する方向

    2. ねじれ方向

15212、15211、18221、19212、20212、27254、27253

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制振構造

  • 制振装置は「塔状の建築物」において以下の効果がある

    1. 強風時の揺れを吸収

    2. 居住性の改善

16252

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