試験には出ないけど必須の知識?中国語の星座名を覚えよう!
人の性格や相性などについて日本人がよく話題にするのは血液型ですが、中国人の場合は星座がとても重視されるのをご存知ですか?自己紹介の時に名前や出身の次によく聞かれるほどで、中国人にとって非常に重要なものであることがわかります。
ここではそんな中国人の話題についていけるように、12星座の中国語名とそれに対する中国人の一般的な印象についてご紹介していきます!
各星座の中国語名とその一般的な印象
※あくまで一般的な印象についての記載となります。
1.おひつじ座(白羊座(báiyángzuò))
率直でわかりやすい性格であることから、物事にも熱しやすく冷めやすい性格です。だからこそ、自分を抑えにくく、つい衝動的な行動に走ってしまうでしょう。負けん気も強いことから、他人に評価されることを良しとします。
2.おうし座(金牛座(jīnniúzuò))
自尊心が強く、メンツを大事にする性格であり、それ故にライフスタイルも質の高いものを好みます。一方で、派手なものは好まず、風格や落ち着いたものを好む傾向にあり、物事も慎重で計画的、人間関係もじっくりと構築するでしょう。
3.ふたご座(双子座(shuāngzǐzuò)
束縛を嫌う傾向にあり、どこか熱くなりやすい感情的な性格です。表面的にはポジティブに映るものの、実際はネガティブであるなど表面と内面の落差が大きい人も多いでしょう。そのため、他者に対する観察力に優れ、ユニークなものを好む傾向にあります。
4.かに座(巨蟹座(jùxièzuò))
感受性が大きく、何事も考えやすい性格です。次元の異なるものからも影響を受けやすいため、柔軟性も大きく、他人を思いやることができます。その一方で、心に物事を抱えやすいので、精神的にダメージを受けやすい傾向にあるでしょう。
5.しし座(狮子座(shīzǐzuò))
率直さと大胆さを併せ持つ性格で、感情がすぐに顔に出てしまいます。責任感が非常に強いこともあって、他人のために一役買ってやろうという思いも出やすいでしょう。誇り高い自信家の一面もあるので、どうしても自分の弱さを隠そうとする傾向もあります。
6.おとめ座(处女座(chǔnǚzuò))
真剣に仕事と向き合う真面目な性格で、理にかなったことを好みます。人と交流するよりも、1人でいることが好きで苦にもならない反面、将来に対する不安を常に心の中に抱える傾向にあるでしょう。
7.てんびん座(天秤座(tiānchèngzuò))
物事は深く考えずに、とりあえずその場や時間を楽しむ性格です。束縛や強制されるのが嫌な一方で、争いごとを好まず、周りに合わせようとする気持ちを忘れません。また、自分大好きな人が多く、恥をかくのは苦手な面もあり、優柔不断な部分もあるでしょう。
8.さそり座(天蝎座(tiānxiēzuò))
独立心や野心、自尊心が非常に強く、他人をコントロールしやすい性格です。その一方で、他人をあまり信じない故に、色んなトラブルの原因を分析するのが好きですが嫉妬心が強い部分もあります。
9.いて座(射手座(shèshǒuzuò))
非常に社交的な外観とは裏腹に、内面はクールな人が多いでしょう。特に1つのことにこだわることもなく、女性に対してもどこか移り気です。また、結果的に得たものに満足してしまう性格です。
10.やぎ座(摩羯座(mójiézuò))
何事も計画を持って進める性格で、向上心が大きく、責任感も強い傾向にあります。野心も強いので、自己啓発も怠りませんが、常に不安定でどこかネガティブな部分もあることから、他人をコントロールしたいという気持ちはかなり強いでしょう。
11.みずがめ座(水瓶座(shuǐpíngzuò))
理屈よりもフィーリングを重視する性格で、独創的なものやユニークなものを常に求め続ける傾向にあります。衝動的になることはなく、行動のスイッチが入るのも遅いので、一見ワガママに見られることも少なくないでしょう。
12.うお座(双鱼座(shuāngyúzuò))
ロマンチックな性格の人が多いですが、物事を大げさに考えやすい傾向も。直感に冴えている人も多いので、女性の方は感情の差が激しくなることもあります。そのため、人を羨んだり、恨んだりすることも多く、常に人に愛されたいという思いが強いことも特徴です。
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星座の聞き方・答え方
※例文の「属什么」という表現ですが、後ろに何も単語が付かない場合、かなりの確率で「干支(えと)(中国語:生肖(shēngxiào)」を尋ねているケースになります。ここでは、後ろに星座という単語が来ているので、明確に星座について尋ねているのだと理解できます。
星座に関するさまざまな見方
中国では風水などが浸透していることもあって、星座に対してもかなり親しみを持っている人が多いようです。ただ、星座を重視するレベルを見てみると、非常に重視する人とそうでない人の差がかなり大きいでしょう。
また、風水が比較的年齢の高い中国人に重視される一方で、星座は若い世代に多く受け入れられる傾向にあります。この点は、日本とそれほど変わりがありません。
しかし、中国企業の中には、面談などで面接者の星座を考慮することで、優先度を決定するところもあるほど。
実のところ、このような「星座差別」と呼ばれる行為が存在する背景には中国の多すぎる人口があります。つまり、応募者が多すぎることを理由に、経営者自らが星座を活用して応募者たちの個性・適性を簡単に振り分けようとしているわけです。
無論だからといって不当な差別行為は容認されるべきではありません。今後企業社会がさらに成熟するにつれ、企業はこのような倫理観に関する問題にも対応を迫られるようになるでしょう。
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まとめ
日本ではどちらかというとロマンチックな存在として人気の高い「星座」。しかし、中国では少なからず社会適性の判断材料としても使われているのは驚きです。
また、中国社会では多くの場所で星座だけでなく、前述の「風水」や「干支」も積極的に活用され、それぞれがビジネスや良縁における相性などを判断する上で重要な指標となっています。
中国で活動する上で、これらの部分を深く理解しておくと、現地中国人との人間関係にもきっと良い作用を生んでくれるに違いありません。