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罪の森"定期治療会合"ライトの取材 another episode

私の名前はライトレイク・セミノール
街の小さな新聞社で働く新聞記者
そしてこれは誰にも言ってはいけないが
"賞金稼ぎ"でもある、世界には異形や様々な
怪物がいてそれを秘密裏に元の世界へ還す
秘密組織"シリウスファング"に属する賞金稼ぎ

私は6歳の頃の記憶だけ欠けていて
気付いたら左眼が蒼くなっていた。
この蒼い左眼の謎を解く為に
2足のわらじを履いたのは良いが、、なんせ、、、重労働なんだよね、とても眠たいよ。

編集長「こら!ライトレイク!また寝てるのか」

こちらのうるさい薄らハゲがサイモン編集長
ここ、ルフィーナ通信のトップで口が煩く
性格も良いとは言えない。

ライト「編集長〜、、寝かせてくださいよ〜
              昨日、徹夜だったんです〜、、、」

徹夜といってもこっちの仕事ではない
1つ目のサイクロプスが人間界で悪さしてたんで
とっ捕まえて元の異界へ還したのだ。
俺は異形でも命は平等だと思っている。
例え、それが醜い化け物でもな。
他の賞金稼ぎは大半、正当防衛で
異形を殺してしまうが
俺は違う、もっと世界を知りたいのだ。
だからたまーに異形の者と仲良くなって
たまーに朝まで飲んでいる事もある。
異界の者が全て、悪だとは限らない。
むしろ眠りを妨げるこのハゲ編集長こそ
諸悪の根源かと俺は思っている。

マリサ「ラーイトっ!」

同期のマリサが分厚い本で私の頭を叩く

マリサは私の同期、容姿端麗で社員の皆から
愛されいる。ルフィーナ通信のマドンナって呼ばれてるらしいが私は普通に接している。
というか、マリサの方が私に対してあーだこーだ
言ってくる。みんなに羨ましいと言われるが
私には何が羨ましいのか分からない。

異界の女性の方が俺は興味がある。

って相当強く叩かれた
周りには星がひとつ、ふたつ、、、酷く頭が痛い

ライト「マリサ、そーゆー起こし方するなよ。
             いてぇじゃねぇか」
マリサ「起きないライトが悪いんでしょ!
   それに今、仕事中に居眠りとか!ありえないわよ
   はい、これ!ライト宛に手紙!」
ライト「手紙、、?あ、ひょっとして、、」

ライトは慌てて手紙をマリサから受け取る
間違いない、罪の森からの定期治療会合の招待状だった。

ライト「編集長!!」
目を輝かせて、編集長の手をとり懇願する。
編集長「な、なんだね!突然!気持ちが悪い」

ライト「取材費ください!
              罪の森の定期治療会合の招待状が
              届いたのですよ!あの罪の森ですよ!
              今、人間達に注目されているあの森へ
             ご招待されたんですよ!」

編集長「罪の森か!今、人間達の間で噂に
              なっているあの場所か、、
              よかろう取材してこい!
              取材費は、、
              まぁいい出してやろう」

マリサ「ちょっとライト!
ちゃんと取材してきなさいよね!まったく!
 もう、、心配なんだから」

ライト「大丈夫だって、それじゃ行ってきます」

こうして私は罪の森へ定期治療会合へ招待された
といっても、、、
実は私が罪の森に住む博識が高い
傲慢の大罪人にどうしても会ってみたいから
異界の情報屋から仕入れた情報なんだけどな
まぁ、取材ついでに私の出生やこの左眼の事
発明家でもあり凄く長生きしている大罪人さんなら何か知ってるかもしれないからな、、、
それに取材もちゃんとやらなきゃいつクビにされるかわからないからねぇ

森の入り口で俺以外の人間達が受付をしている
ユウガオ「いらっしゃいませ」
ライト「支配人のストレリチア様より
     ご招待を受けましたライトレイクと申します」
ユウガオ「ようこそ、いらっしゃいました
         ライト様、本日はラナンキュラス様のお茶会が21時からとなっておりますね」
私は腕時計を見るとまだ20時であった
ライト「すこし、周りの大罪人についても知りたいからね。ちょっと見学しても良いかい?」
ユウガオ「かしこまりました。ライト様」

ユウガオの受付を済ませた私は
暴食の罪人ニゲラ、森へと連れられ
ラナンキュラス様との約束まで、少し
森を見学する事にした。

大罪人の皆様は本当に美しい人ばかり、、
本当に病気なのか?と目を疑った
すると一人の罪人に声をかけられた
「素敵な手袋ですわね」

透き通った白い肌に白い角
見た目は人間とは変わらない、色欲の大罪人
アネモネ様であった。
男性が苦手とは言っていたがまさか声を掛けられるとは、、、私は自己紹介を済ませ
少し話した後
アネモネ様を後を見送った、他の人間との償いがあるとの事。とても可憐であった。

途中、様々な大罪人を見学したが
特に面白かったのがストレリチア様だった。
長く生きていて、
何故かとてもユーモラスだと感じた。
噂ではとてもおっかない大罪人だと聞いていたが
他の人間との償いで一発芸をしており
"みのむし"と"ももんが"など真似していた。
うーむ、、ストレリチア様は天才だ。

私は取材費で傲慢の大罪人様との写真を
撮る事になっていた事を思い出し、ニゲラの案内を受けた。

そして、私はとうとう出会ってしまったのだ
傲慢の大罪人、ラナンキュラス様に
ラナン「ようこそ、参られた、一緒に撮るぞ」

そう言われた私は顔を赤らめてしまった
どうしてこの罪の森には美女しかいないのだ、、
綺麗な人、異形でも私は顔が赤くなってしまうのが私の特徴でもあり、欠点である。

ラナン「何を顔を赤らめておる、客人よ」
ライト「あ、あの!私はルフィーナ通信より
      取材へ伺いました!ライトレイクと申します!」
ラナン「ふむ、マスクでよく聞き取れんな
              もう一度頼む」
私はもう一度、自己紹介を済ませると
ラナン様は笑顔で部屋へと案内してくれた。

ラナン「ライト、初めまして、今日は取材とやらで来てくれたんだね。ありがとう。」
ライト「ラナン様、お伺い出来てとても光栄でございます。」

私はルフィーナ通信の取材もしつつラナン様に自分の出生や蒼い左眼について話をしたが
やはり分からないようだった。長く生きている方なら何らかの情報が掴めると思ったんだなけどな

ラナン「ライト、これは私が発明したお茶だ。良かったら飲んでくれたまえ」

それは透き通った瑠璃色に輝くお茶であった
ほのかに香るハーブの香りが何とも良い匂いだった私はそれを口にし、なんとも言えぬ幸福感に誘われたのだった。

ラナン「ライト気に入ったようだな、実は色が変わるのだよ?試してみるかい?」

ラナンキュラス様が手を叩くと
傲慢の罪人、スイセンが液状の何かをお茶の中
数滴垂らすと瑠璃色のお茶は燃える様にじわじわと色が変わりそして妖艶な紫色へと変貌した。

ラナン「色が変わるとな、、
いや実は特に意味はないんだが綺麗だろ?
私は綺麗な物、美しい物が好きだ
ライトもそう思わないか?」

ライト「じ、実に興味深いですね、、、」

美しい蒼い瞳に顔を覗かれた
ライトはまた照れ出した。
緊張を解す為に魔よけのお茶を何杯もおかわりをする。

ライト「あれ、、、妙だな。
このお茶、子供の時に飲んだ記憶が、、、?」

私は1つの推測が頭をよぎったが
ラナンキュラス様には伝えず、自分の中で留めた
"私は昔、この人に会っている。"
そう私の直感が囁いたが口に出さない
出した瞬間にこの博識なラナン様の事だ
きっと知らぬ振りをするはず、、、

使用人の罪人がベルを鳴らす
どうやらラナンキュラス様との取材はここまで

ライト「ラナン様、本日はありがとうございました本日、ルフィーナ通信より粗品を持って参りました、どうぞお受けとりください。」

私は恐る恐る箱を取り出し
ラナンキュラスはお渡しした箱を開ける。
そして、ラナンキュラスは笑みを浮かべる。
「見事な花飾りだ、ありがとう。ライト」

そしてニゲラの合図のもと
定期治療会合の交流会が始まる。

今度はラナンキュラス様だけではなく
他の大罪人ともお話が出来る素晴らしい10分間

私は様々な大罪人とお話をした。
皆、容姿端麗で私はこれぞ楽園ではないかと思い高揚した。
普通の人間には興味は出ないが
異界の女性達は何とも魅力的で美しい、、、!

私に白いヴェールを被った大罪人が近付く

サンダーソニア
「君は礼儀正しいんだねえ、あ、僕達と同じ眼の色の様だね」
ライト「ありがとうございます、サンダーソニア様。おや、実に興味深いね。同じ眼の色だ」

純粋な子で優しそうな大罪人、、
サンダーソニア様、一番奇病の進行があるというが、、、微塵も感じさせなかった。

ベラドンナ様とチューベローズ様とは
私が知っている世界の東にある異国のお話をすると楽しそうにしてくれた。
異界との異文化交流!
あぁ!なんと素敵なんだろうか!!
ベラドンナ様はオツキミに興味を持ち
チューベローズ様は
リンゴアメに興味を持ってくれた。

アネモネ様は私が記者
という職種に興味を持ってくれたのか
色々とお話をした。本当に綺麗な方だった。
どうして大罪人になってしまったのだろう、、、
気にはなるがそれは聞いていけない事だろうと
思い、私は話には出さなかった。

ザクロ様、そしてラナンキュラス様とも
お話を交わした。本当に人間の世界では
考えられないくらい魅力に溢れた森であった。
取材した甲斐がある。

話せなかった大罪人もいたのが残念だが、、
それは次の機会にしよう。

ストレリチア
「おや?ライトレイク?
   私の取材は?写真は撮らぬのか!?」

燃えるような赤い髪、立派な黒い角
鋭いがどこか温かみがある黄金の瞳
詰め寄るストレリチア様に
たじたじになってしまった私はこう答えた
「ストレリチア様、、!た、大変申し訳ない!
  今回、取材費が余りにも少なく!
  ま、また定期治療会合があります時は
  今度はストレリチア様の取材へ伺いたいと
 思います故!どうか、お許しを、、、」

そういうとストレリチア様はゆっくりした動きで
「ふむ、、まあよい、いずれまた会おう
  おや、その片眼は、、なるほど、そういう事か」

ライト「?、ストレリチア様?
             それはどういう意味ですか?」

チリンチリン、鈴の音がなる。

ストレリチア「気にするな、ライトレイク
        さぁもう時間だよ、荷物をまとめなさい」

支配人のストレリチア様の
お別れの挨拶が終わり私は罪の森を後にする。

まだ私の謎は解けないままだが
私の直感が、この罪の森に答えがある。と囁いた
ラナンキュラス様もストレリチア様も
いや、大罪人。皆様がどこかで1度、、、

それが前世なのか、よく分からない
だがこれだけは言える。。
異界の女性は本当に容姿端麗で美女ばかりだ。
おっと、帰って記事を書かなくては、、、、


ルフィーナ通信、本日の特集
噂の罪の森、独占単独取材!という
新聞の特集記事を
書く事になった私は朝まで無我夢中でタイプライターを叩いていた。
途中、編集長に休み休みで良いと言われたが
罪の森への熱い想いをこの記事に書き上げた。




新聞の特集をみて罪の森へ行ってみたいと
興味を持つ者が電話でちらほらルフィーナ通信に飛び交う。
大罪人、罪人は邪悪だ!
という記事を書いたライバル会社もいたが
信憑性がなく自分で首を締める結果だそうな。

あの記事で私が罪の森で感じた熱い想いが伝わってくれればそれで良い
償いは誰にだってある事だ。

散歩していたら青い鳥が近寄ってきた
足に手紙が挟まっており、気になってとってみる
筒状になっていた。紙を広げるとこう書かれていた。

ライトレイク様

先日は治癒会合へのご参加誠に有難うございました。
あの後無事に森から帰れましたか?

記者様、とお話したのはわたくし初めてでしたの。
きっとわたくし達とは違う目線でこの世界をご覧になったのでしょう。
ライトレイク様の書く記事、わたくし楽しみにしておりますわ。

アネモネ

まーた、私は顔が赤くなってしまったよ。
やれやれ、アネモネ様は本当に良い人だな。

スキップをしながら私は散歩の続きを始めた
謎はゆっくりのんびり解決出来れば良い、
そして私はこの人生で罪の森達と出会えた事を
嬉しいと心からそう思うのであった。




???「被検体000013(ロストナンバー)
アイリスの眼を持つ者が被検体達と接触した。
尚、何故人間が被検体の眼を移植されたかは不明、以上。監視を続ける。」


後書き

どうも、新聞記者のライトレイク、、違う。
Akiraでございます。どもども( •̀ω•́ )✧

二次創作小説、ライトの取材
最後まで読んで頂き誠にありがとうございます!
そして罪の森が無事に開催された事!
本当に嬉しかった。
自粛で私が楽しみにしていたイベントは
全て中止となり今回も不安でございましたが
罪の森!行けちゃいましたね!嬉しみ爆発!!

主宰であるおさきさんは動画配信では何度も
足を運ばせてもらい本当に楽しい人なんだな、と
みのむしとかモモンガとかね、、、(大爆笑)

しかし、お芝居の情熱や劇場経営などお話や
本当に真面目に考えていて尚且つ、斬新かつ
今まで見た事ない女性なんすよ、おさきさん
ホンマにマジ尊敬、リスペクトの極み

ALTの皆様にもお会い出来たのは
本当に嬉しかった。里紗さんを初め
月代さん、スタッフ側では千春さんや航くん
ほんまは全員といーーっぱいお話したかった!!

里紗さんとは4ヶ月振りに言葉を交わしたり
ラナンキュラスとライトレイクの取材トークなど
即興芝居したりと本当に楽しかったです。

角も動画配信中も一生懸命作っていて
里紗さんの罪の森への熱意や愛が凄く伝わりました。
途中、黒いベールでお話もしたが
ラナンキュラスの口調な里紗さんでしたね。

きっとラナンキュラスを演じる努力を
たくさんしたからこそそうなったんだろうなと

これからも里紗さんには
様々な事に頑張って欲しいです。

絶対推すからな!(ポコちゃネタ)
✨🐏里紗さん、良く頑張ったよ!!!🍊✨

罪の森の大罪人、そして罪人の皆様!
好きです!!(語彙力の低下

まだまだ世界は大変な状況ですが
みんなで頑張って生きていきましょう!
































             



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