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レトロパイをUSBから起動させる:前にメディアのおさらい

レトロパイの設定をしていて気になったのは、起動や動作が遅いこと。
ゲームの動作にも影響があると聞いて、SDカードからUSBのSSDへシステムを移行することにしました。
どのくらい速くなったかも検証してみたいと思います。

SDカードは遅いのか

SDカードの速度についてGREEN HOUSEのホームページから引用します。

SDアソシエーションで定められたUHSバスインターフェイス製品向けの速度規格です。「UHSスピードクラス1」は10MB/秒、「UHSスピードクラス3」は30MB/秒のデータ書き込みの最低保証速度を表しています。なお、保証速度を発揮するには、SDカードと使用機器の両方がUHSスピードクラスに対応している必要があります。

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手持ちのSDカードはスピード重視で購入していますが、アクションカメラで有名なGoProはSanDisk推奨です。
私もSanDiskを中心に何枚も持っていますが、U3クラスはSanDiskのExtremeと

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Transcend

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SAMSUNGのEVO Plusですね。

SanDiskのExtremeは一番早い規格です。
公称値で30MB/秒が出るみたいです。

HDDは遅いのか

Seagateの公式ホームページから抜粋します。

USB 2.0 最高480 Mb/秒
USB 3.0 最高4.8 Gb/秒
シリアルATA 1.5 最高1.5 Gb/秒
SATA 3.0 最高3.0 Gb/秒
SATA 6.0 最高6.0 Gb/秒

SDカードとは基準が違うので、6Gb/秒の場合は600MB/秒の速度です。
前述のSDカードは30MB/秒なので、HDDの20倍遅いです。
これでは速度がネックになってWindowsOSの動作も遅いのは当たり前でしょう。

SSDカードは速いのか

crucial公式ページより引用crucial公式ページより引用

M.2 SSDはNVMe規格でPCIe接続のものが最速
NVMeを採用しているSSDをデータ転送速度で選ぶ場合は、通信プロトコルとしてNVMeを採用しているPCIe接続のM.2 SSDがぴったりです。。

同じM.2 SSDでも、通信規格がSATAの場合は通信プロトコルとしてAHCIが採用されているため、速度に違いが出ます。
たとえば、37GBのファイルをコピーする場合にかかる時間は、NVMe SSDは38秒ですが、AHCI SSDは126秒です。
規格の世代によって転送速度は異なるものの、PCIe接続を採用したSSDでは、製品によっては非常に速く、4000MB/s以上の速度が出せます。
SATA接続を採用したSSDの理論値は約600MB/sなので、いかに高速かがわかります。

NVMe Gen4 SSDとは
NVMe Gen4 SSD は2019年に発売されたものになります。
規格サイズはM.2で、NVMe接続で最大40Gbpsまでの通信速度が可能になっています。
そのため、大量のデータを即時に送受信することが可能です。
また転送速度は理論上で5000MB/sまで可能で、SATA SSDの理論上の転送速度は600MB/sのため、比較すると8倍以上転送速度が向上していると言えます。

結局よくわからなかったので、ベンチマークのサイトにリンクを貼っておきます。

HDDは3桁しかいかないけど、SSDは4桁いくもんね。
SDカードはそれ以前の問題らしい。

耐久性と信頼性

耐久性の高いのはSSDです。
容量が大きくても安くて、しかもデータの書き込み速度も早い。物理的な外圧に強い。それで耐久性も高いとくれば導入しないわけがないですね。
SSDよりも長期的にはHDDですが、物理ショックに弱いHDDは速度も満足ではないし、物理的衝撃に弱いのでそっとしまっておくような、バックアップ用途に向いてるハードです。1GBあたりのコストはすごく安いです。
SDカードはコンビニでも手に入るので、緊急的な入手にも向いています。それなりの製品を買えばそこそこの速度も出ます。熱には弱いですが物理的な損傷には強いです。ただし、耐久力が劣ります。値段もSSDよりも場合によっては高いこともあります。
レトロパイにはSSDを入れてみようと決心したのでした。

まとめ

条件にもよりますが、SSDは確実に読み書きのスピードが速いことがわかりました。
実際にSSDを実際に導入して、次回はスピードの検証を行ってみたいと思います。
予習だから短くね(๑˃̵ᴗ˂̵)

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