トラウマの簡単な解決策。
トラウマって誰しも持ってると思うんですけど、この『トラウマ』という言葉が問題だと思うんですね。
だって抽象的すぎるでしょ。どう考えても。
具体的に言うと、トラウマは『心的外傷』のこと。
あるキッカケが神経細胞を間を紡ぐアドレナリンを強く誘発させることで、脳の興奮を司る扁桃体に記憶が作られてしまうこと。
はい、ここ重要。
トラウマの原因は『扁桃体の興奮』なんです。(簡単にいうと、脳の警報装置がずっと鳴ってる状態。)
精神医学なんかでよく言われますけど、扁桃体って普通興奮しないんですね。何も原因が無ければ。
じゃあ、なんで興奮してトラウマが蘇ってきてるのかって、それは生活習慣の乱れorコミュニケーション不足でしかないんです。
まず、生活習慣が乱れるとセロトニン(脳の指揮者)の分泌量が減り、扁桃体が暴走しやすくなってしまう。
次にコミュニケーション不足になると、扁桃体の興奮を止めてくれるオキシトシンの量が減る。結果として、扁桃体の暴走が止められない。
本当にこの2つだけです。
僕自身、具体的な記憶が形成され始めた思春期に親をなくし、それが強いトラウマとして記憶に残っています。(今でも)
成長の過程でときどき思い出すことはあっても、強くフラッシュバックするようなことはなかったんですね。
しかし、22年の冬に自律神経失調症を発症。
抑うつ気分の中にそれは這い上がってきました。
トラウマの再来。
しかも、いつもとはちょっと違う。
頭に反芻思考がこびりついて取れないのです。
もう、居ても立ってもいられなくなりましたよ、あのときは。
ただし、そのあとに生活療法と運動療法を続けて行った結果、半年間で病的な症状は過ぎ去り、トラウマに関しても受け入れることが出来ました。良かったよかった。
ということで、大事なのは生活療法と運動療法。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
1.生活療法
①早寝早起き
②太陽の光を浴びる。
③ノートで数値化
④人と会う。
⑤成長主義
⑥没頭と新しさ
⑦マインドフルネス
①睡眠
まず、これは必須。
具体的に言うと、7時間以上は寝てください。
『忙しいからムリ!!』とか言ってられません。忙しいからこそ、早く寝るのです。
②太陽の光を浴びる。
セロトニンが一番合成されるのは、なんか食べたときでも考えた時でもなく、太陽の光を浴びたとき。
朝起きた段階で太陽の光を浴びると、セロトニンが大量に合成されるので1日の気分が良くなる。
頭のキレも良くなるのでオススメ。
③ノートに書く。
これは実用的。
悩みってノートに書くと出ていくんですね。意外と。
オススメなのは、朝昼晩と悩みを全部ノートに書き出して、それを悩みが消えるまで続けること。無限です、無限。
そして、ポイントは書いた後に『悩みはきえてないけど、頭の中から紙の上に移したから考える必要は無いよね。』と考えること。
消す必要はなく、紙の上に写すだけなんです。
一冊は行かないかな。僕も書き殴ってましたけど、本当にマシになったのでオススメです。
④人と会う。
コミュニケーションはオキシトシンを分泌させ、扁桃体の興奮を鎮める。
ただ、絶対に人に会わないと出ない。というわけではありません。
具体的には以下の通り。
①動物、植物、ぬいぐるみなどと戯れる。
②愛について考える。
③笑う。
④泣く。
⑤目を合わせる。
⑥一日一善
などなど、、、
他の記事でもいっぱい出てくるので、ぜひ調べて動いてみてください。
ノートに書くもそうですけど、かなり楽になります。
⑤成長主義
成長主義というのは『今だけ』で考えるのではなく、数日〜数週間のタームで物事を見ること。
でも、みんな今だけで物事考えたり、他人と比べたり。
大事なのは今から過去を引き算した結果、それがプラスなのかマイナスなのか?
プラスであれば喜んでいいし、マイナスであれば改善すればよし。
そう考えると、前向きになってきます。
⑥没頭と新しさ
何かに没頭してるとき、新しいことに挑戦しているときはトラウマとか考えてる暇がありません。
没頭とは、いわば趣味や好きなことであり、新しいことは今の自分の考え方・習慣とは違うこと。
何かに集中してるとき、それは言ってしまえば瞑想状態と同じであり、究極的に脳を休めている状態と言っても差しつかえない。
ショーペンハウエルが『意志がこの世界である。』と言っていますが、僕は本当にその通りだと思います。
意志と行動が私たちを変えている。
ちょっとづつでも行動しましょう♪
⑦マインドフルネス
マインドフルネスとは、ボーッとすること。
集中が大事だと言いましたが、もっと大事なのが緩急をつけること。
没頭と新しさで脳をリフレッシュして、ボーッとすることでリセットする。
このリセットとリフレッシュを交互に繰り返すことが重要なんですね。
『本質は、調節と中間にあり。』とはよく言ったものです。
※ボーッとする方法。
①運動
②お風呂
③上から自分を見る。
④宇宙について考える。
2.運動療法
①1日30分〜45分の有酸素運動
②朝やること
①1日30分〜45分の有酸素運動
筋トレやランニング、サイクリングなど何でもOKです。
心地よい汗が流れる程度の運動を毎日繰り返してみてください。
②朝やること
生活療法のところでも言いましたけど、朝やってみてください。
セロトニンが合成してきやすいです。
トラウマは手放すものではなく、自分を強くしてくれる武器。
◉まとめ
①トラウマ改善には生活療法と運動療法
②コミュニケーションは人を癒す。
③トラウマは手放すものではなく、武器。
トラウマは誰でもあるもので、人生の一部である。
人はそれを切り離そうとするが、受け入れるのが一番早い。
トラウマが人を強くするし、優しくもすると思います。
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