常に心にとどめる【そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない】
至高の名作「グランディア」
1997年に株式会社ゲームアーツから発売されたセガサターンのゲーム。
小学4年生のクリスマス間近、温かみのあるキャラデザと世界観が描かれたパッケージで心奪われた私は、必死にサンタさんにお願いした。
12月25日の真夜中3時に目を覚まし、隣で眠る兄の腕を踏みつけながら包装紙を破り捨てたことを今でも鮮明に覚えている。
冒険ファンタジーRPGの元祖(異論は認める)
内容をざっくり話すと、冒険家の父を持つ少年ジャスティンは、自身も冒険家になることを夢見て、日々の生活の中で悪ガキ仲間と冒険家ごっこに勤しんでいた。ある日町外れの洞窟に軍が来ており、好奇心を抑えられないジャスティンは幼馴染の少女スーと洞窟に潜り込む。
その中で、軍のお偉い人の内緒話を聞いたり、覚悟を決めて海に出たり、海賊に襲われたり、幽霊船倒したり、火山でドラゴン倒したり、世界の果てと思っていた超超超高い壁を登ってその裏側の世界を見たり、掛け替えのない友人とであい、別れたり、羽根の生える人とであったり、世界を壊そうとする人と戦うといった王道冒険ファンタジーの元祖(と勝手に思っている)RPGだ。
BGMもまさに神がかっているといっていいほど素晴らしいものばかり。
音楽を聴いただけでも涙が出てくるほど感動のシーンにマッチし、世界を構築してくれる。
個人的には最初の町を出る、出航と共に流れるBGMがガチで神。
ゲーム性においても、それまでにあったドラクエやファイナルファンタジーとは違い、敵との距離、行動速度、移動速度、技範囲、熟練度といった様々な要素から成り立つバトルで、さまざまな戦略が考えられた。
装備する武器によって覚えられる技が違ったり、成長が組み合わせることで複合必殺技を閃くこともあり、凄まじくやりこみ要素が豊富だった。
数々の個性あふれるキャラはそれぞれが魅力的であり、彼らが発した言葉が、今でも私の胸には刻まれている。
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
ゲーム中盤で一時的に仲間になる可愛らしいウサギの姿をしたモゲ族という種族のギドが発した言葉。
普段は飄々とした軽いノリですが、未来が見えているかのようなシリアスなシーンもあり、途中参戦、途中離脱なキャラながら、非常に重要で魅力的なキャラです。
そんなギドがジャスティンに放ったこの言葉が、20年以上経った今でも心の奥で反芻されます。
決してなにかを決めつけることなく、大きな視点で物事を見つめる。
その人生観を得られた、至極の一言でした。
まとめ
テーマがゲームで学んだことだったので、このゲームはまじ最高だぜぇ!ひゃっほうぅ!ってことだけを伝えるのではない事を念頭に書きましたが、まとめとしては、
このゲームはまじ最高だぜぇ!ひゃっほうぅ!
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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