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短歌:from「お話」to「お話」ー(ほぼ)1日1首 2022 2月ー

1 いつだって言葉を借りているようできちんと出自がわかる人生

2 「魔法だよ?」解けたらすぐに水になるロックアイスにお金を払う

3 (訳知らぬ)君はデジタル指さして、偽物と言った。もう歌えない。

4 少しだけ生命線をちぎったら今を大事にしていけるかな

5 生きるのが下手で生まれた過ちは、酒のつまみになれば上出来

6 これまでに捨ててしまったクーポンの総額なんて…しりたくなくな

7 できること数えていくとすぐ終わるから出来ぬこと数えて眠る

8 (留 縹に捧ぐ)
嘯いた君の語尾の音、跳ねたから きっと僕らの夜は明けない

9 (架朱 璃々に捧ぐ)
点と点 目と目があって 繋がって 私の代わり さがしておくね

10 誠実であり続けたいから僕は、全部無視せず言葉にしたい


心を正にも負にも動かされる出来事が多かった2月でした。だからこそ沢山、整理して言葉にしたいことが多くて、人と沢山話しました。

「生活」があって、「行事」があって、その中をシームレスに動き続けることは、すごく当たり前のことなんですが、あと数か月で肩書きが変わると言われるとその動きにとても敏感になってしまって。だから余計、疲弊してしまったところもあるのかもしれません。

言葉にするということは、クレジットされる、ということに近いなと思います。この世界の地の文ではなくて、台詞として残す、ということ。これはポエム論のようで少し違うのですが、ニュアンスが難しいですね。ポエムであるってことは、ある種独りよがりで、僕の中ではそれはそれでその人の詩世界の、地の文だなって思います。でも、言葉にしておくというのは、その人自身と結びついて、その人のセリフになると僕は思うんです。

だから、言葉にするときは、どこで言葉にするか、もっと正確に言うと、「どの”僕”のセリフにするか」ということを徐々に考えるようになってきています。

これは、アカウントや名義の話でもあるけど、日々付け替えているペルソナの話でもあります。近々、新しく名義を変えて始めた活動の話と、「TRPG」という最高のアソビの話をします。今日のプチエッセイは、その内容を踏まえてもらえると、より面白いかな、と思うので、その時また読み返していただけたら嬉しいです。

人生「も」即興劇だから、どう、だれが、言葉にしていくか、いっぱい向き合いたいな。

それでは。




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