言語の壁は誰にも見えない

世界一周旅行で、何不自由なく過ごすためには一体何ヶ国語が話せればいいのだろうか。

これを書いている今現在、世界一周旅行の予定は全くないが、ふと気になってしまった。

ちなみにわたしが自信を持って話せる!と断言できるのは日本語のみである。母国語なので当たり前だが、逆に第二言語とはどれくらい自信を持って話せたら、マスターしたと言えるのか分からない。
仕事の関係上英語を使う機会が多く、むしろ指導することもあるくらいだが、そんな立場に立っていながらいざ外国人と話すと、聞き取れないし思うように伝えられないことが多い。
母国語と同じレベルで第二言語を話せるようになるなんて、相当な苦労か恵まれた環境が必要だろう。

最近指導している方に、中国人の女性がいる。
彼女は中国で生まれ韓国で育ち、日本に来て働き家庭を持って暮らしている。

わたしとのコミュニケーションはいつも日本語だが、彼女は中国語と韓国語も自在に操っている。

わたしが日本語で、「appleはりんごです。」と言うと、「りんごね〜appleは聞いたことあるよ〜〜」と日本語で話しながら、ノートにはハングル文字で読み方を書き、中国語で意味を書いている。

わたしはそんなにも複雑に言語が組み込まれたノートを、それまで見たことがなかった。

一言で言うと、すごすぎる。
頭の中では一体どう処理しているのだろうか。

彼女はもうすでに三ヶ国語を操っているトリリンガルなのだが、今また新たな言語として英語を学ぼうとしている。
その理由は、「旅行行った時、案内とか言葉分かんないの悔しいからね!」とのことだった。

まったく、彼女の向上心には頭が下がる。

やはり世界は英語が基盤になっているんだなと実感すると同時に、いくつになっても新しいことを学び続ける彼女の姿に、まだまだわたしもバイリンガルになるチャンスはあるはずだと確信する。

いつか訪れるかもしれない世界一周旅行の際は、何不自由なく過ごせるようになっていたい。

#日記 #エッセイ #ゆるnote #英語

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