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スヌーピーと仲間たちのサマーキャンプ~ヒルトン名古屋で夏のスイーツビュッフェ開幕

 ヒルトン名古屋で2023年夏のスイーツビュッフェ「Snoopy's Summer Camp」の先行試食会が5月24日に開かれました。ヒルトン名古屋と「PEANUTS」との初のコラボレーションで、期間は8月23日までです。
■コラボのスイーツ

チャーリー・ブラウンのマンゴーロールケーキなど

 ビュッフェ会場には、スヌーピーと仲間たちが森の中でキャンプをしながら楽しくひと夏を過ごしている世界観をスイーツで表現していました。
 マンゴーやレモンなど季節のフルーツを使った「チャーリー・ブラウンのマンゴーロールケーキ」、「ウッドストックのレモンメレンゲケーキ」など。ピーナッツの物語に登場するキャラクターからインスパイアされたスイーツは17種もあります。
 サマーキャンプと銘打つだけに、「タヒチカレー&ライス」など5種類のセイボリーもうれしいメニューです。

総料理長の佐藤弘二さん(奥左)とペストリーシェフの渡辺守さん

 ペストリーシェフの渡辺守さんは「スヌーピーをはじめとしたキャラクターのスイーツはもちろんのこと、スモアとかデザートピザといったオリジナリティーの料理もそろえています」と話し、サマーキャンプの気分を味わってもらう工夫をしていました。

■2019年のスヌーピーミュージアム展

名古屋市博物館スヌーピー展の
「スヌーピーミュージアム展 展覧会図録+別冊コミック」

 スヌーピーに会いに行くと決まって、2019年6月に名古屋市博物館(瑞穂区)で開かれたスヌーピー展を思い出しました。そのときの資料を仕舞い込んでいましたが、「スヌーピーミュージアム展 展覧会図録+別冊コミック」(本体2800円)を見つけました。 
 スヌーピーは1950年、アメリカの新聞連載コミック「ピーナッツ」の主人公。原作者チャールズ・シュルツ氏が飼っていたビーグル犬がモデルです。
 チャーリー・ブラウン(初登場は1950年10月2日)はスヌーピーの飼い主です。図録の説明によると、「精一杯がんばっているのにいつも空振りばかり」ですが、「不器用だけどいつもやさしく、みんなにとって、ちょっといいヤツ」です。
 スヌーピーには名前を覚えてもらえず、「あの丸顔の子」と呼ばれても、面倒をみています。
 「レモンメレンゲケーキ」のウッドストック(1967年4月4日)は、スヌーピーの親友で、腹心です。
■谷川俊太郎とスヌーピー
 谷川俊太郎の詩「虹をつかむ犬」の一節。世界中で愛されているスヌーピーへの憧れがにじんでいます。
 
 スヌーピーは空想の世界で
 犬のままで何にでもなれて
 「虹をつかむ男」はだしの活躍ぶりだが
 何になってもスヌーピーはスヌーピー
 
 谷川俊太郎にとっても、私たちにとっても、スヌーピーは束の間の自分を忘れさせてくれる存在なのでしょう。
■原作者のことば
 世界のコミックのキャラクターの中で、スヌーピーが一番の人気者になったわけはなんでしょうか。
 原作者シュルツ氏は、「スヌーピーにさせたことがとても独創的だったからだろう。(中略)スヌーピーは弁護士にも外科医にもなったし、第一次世界大戦の撃墜王にもなったからね」と書いています。
 スヌーピーは犬であることに飽き足らなくなり、人間のように二本足で歩き始めたり、小説家や医者になってみたり。空想の世界をどんどん広げてくれています。
■撮影スポットも

先行試食会ではスヌーピーとチャーリー・ブラウンとの写真撮影も

 先行試食会ではスヌーピーとチャーリー・ブラウンの着ぐるみが登場し、抽選で20組のファンと記念撮影のサービスもありました。
 ご機嫌斜めだった2歳の女の子は、ママからスヌーピーが来たよと聞いて、撮影スポットに駆け寄っていきました。
 何になってもスヌーピーはスヌーピーでした。
(2023年5月27日)


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