長野市「ダイナマイト関西」緊急事態につきデカ盛り喰らふべく候

店名 ダイナマイト関西
場所 長野県長野市鶴賀権堂町2283-3 権堂鈴丹ビル 1F
電話 080-3120-8893
ジャンル カフェ、居酒屋
バリアフリー ◯
駐車場 なし
食べたもの 「DK名物 唐揚げ定食 大」1000円

本好きだから国語が好きだったかというと、さほどではない。漢字の読み書きならまだしも、テクニックの必要な読解問題など大嫌い、そんな読書は認めないとそっぽをむいていたから成績など惨憺たるものであった。

反対に数学の方がつきあいやすかった。こちらはある程度筋道さえ整えてやれば、おのずと答えは出てしまう。特に関数など美しいではないか。反比例の直角双曲線、積分すると傾きが、因数分解すると頂点が求められる。論理的で美しい私のためにあるようではないか。その割にまるっきり忘れ果ててしまったが。

友人が教えてくれた事だが、事象の影響度と反響度は反比例の関係にあるという。例えば影響度をX軸に反響度をＹ軸とおくと、前者が倍3倍…となれば後者は逆数倍、すなわち1/2倍1/3倍…となる。いったいなんのこっちゃ？でしかないが、これは新型コロナウイルスの感染リスクと感染された方に対する誹謗中傷の度合いを指すという。したがって

人が多い地域ほど感染リスクはあるけど感染リスクによる誹謗中傷は地方のそれと比べて少ない。
逆に言えば、人の少ない地域は感染リスクが少ないけど、感染したらその人に対する風当たりは首都圏の何倍にもなる。

とは彼の文章だ。根拠がどこにあるか分からないし、今のところ直接の知り合いに感染された方がいないため実際の風当たりというのも分からないが、相当なものがあると想像に難くない。なぜなら権堂アーケードはがら空きだからだ。

この界隈で数回クラスターが起きたというだけで、空気感染は絶対にないと分かっていながら誰もこない。緊急事態宣言下にある街は客が来ないように早仕舞いまでさせているというのに。もっともあれだけズタボロな姿を見せられればコロナでなくとも人は動きたくなるなってしまう。あれがわれわれのリーダーだというのだから情けないことこの上もない。

そんな事をいくら言っても始まらないし、ふらふらしていられる私などものの数に入るものではない。たった今困っている方がたくさんいらっしゃるのだ。何かをしてあげたいと思いつつ、なにも出来ない、力足らずの凡人でしかない身を嘆くのみだ。


「ダイナマイト関西」

権堂の雄、おもろい男三嶋小鉄っちゃんがランチタイムを始めるという。理由は言わずもがな、せめて昼だけでもという事だが、食べに行こうではないか。率直なところ、彼の料理は美味くてたまらない。協力、とか何かをしたいとかいう気持ちもあるが、彼の料理を食べたいというモチベーションの方が高いのだが。用意されているメニューは彼らしくごくシンプルなもの3種

DK名物 唐揚げ定食 5ヶ 並 500円
DK名物 唐揚げ定食 10ヶ 中 800円

そしてもちろん、私が注文したのは


「DK名物 唐揚げ定食 15ヶ 大」1000円

この山は私が制覇せずして誰がする。暴食の類いとなるが緊急事態の折柄だ、これは致し方のない事としても差し支えなかろう。ふわりと添えられた千切りキャベツはとても爽やかな存在だ。メインである唐揚げ、サイズは様々だが、子どもの拳大からその半分くらいの唐揚げが15ヶ美しく盛り上げられている。

かりかりふわふわ、かりのふわ歯ごたえがたまらない。下味はごく軽く、だから少々量が多くても食べてしまう事ができる。ご飯の量も普通大盛り特盛りメガ盛りと自由自在に対応してくれるそうだが、奥ゆかしい私は小盛りとしてもらった。そうでなくとも食が細くてならないのだ。

マスター小鉄っちゃんによるとランチは基本平日で、週末はイベントなどに出張する予定だそうだが、状況により店でのランチに振り返ることもあるそうだ。もちろんテイクアウトも対応可能との事。詳細はお問い合わせいただきたい。みなで美味い唐揚げを堪能しようではないか。