大学生地域コーディネーター奮闘記#1
初めての方ははじめまして
そうじゃない方はこんにちは
あらたです🥰
ゴールデンウィークも明け、いつもの日常が戻ってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
五月病になってないですか?
僕は五月病と言ってられないくらいの、やらなければいけないことに半ば潰されそうになっています笑
僕のやってる活動の全てが繁忙期に入ってるので仕方がないですね💦
さて今日書くのは、僕が今年度から母校で務めている地域コーディネーターのお話
1か月実際に活動していく中で感じたことや、どんなことをしてるの?ってことをお伝え出来たらなと思います
前提の制度の話からしていくつもりなので、地域コーディネーターという単語を初めて聞いた方でも恐らく大丈夫だと思います
そしてこの『大学生地域コーディネーター奮闘記』は、毎月か隔月くらいに更新のシリーズにしていくのでご期待ください(?)
前提:地域コーディネーターってなんぞ?
まずこの質問から回答して本題に入りますね
コミュニティ・スクールの制度や、地域コーディネーターが何たるかをだいたい理解してるよって方は、このセクションは飛ばしてお読みください🙇♀️
まず、コミュニティ・スクールという概念からお話しますね
コミュニティ・スクールとは、簡単に言うと学校と地域が協力して学校運営をしていこうね、地域と関わりのある学校を作っていこうねという取り組みです
地域とともにある学校運営をしていくために地域や保護者から代表して集まった人と、学校の先生が会議をしながらこれからのあり方などを協議していきます
これが学校運営協議会というものです
そこで学校や地域の方と意見交換するのが僕の1つ目のお仕事
(文部科学省の定める真面目な文面は以下に)
続いてコミュニティ・スクールの体系についてを、これまた文部科学省の資料を使って説明しますね
先程、学校運営協議会という言葉が出てきたと思いますが、これに誰でも参加できる訳ではなく、PTAの会長や地域の重役、コーディネーターなど10名弱のが委員として協議をします
山口県はこのコミュニティ・スクールの導入率が非常に高くて、市町村立の小中学校の設置率は100%です
そして、このコミュニティ・スクール制度の中で、地域と学校の橋渡し役となって生徒の学びや経験を最大化させる存在が、今年度から僕が務めている地域コーディネーター(地域学校協働活動推進員)ということです
先ほど学校運営協議会に出ることが仕事の1つだと説明しましたが、他の業務は以下の写真の通りです
(右側の4つの四角の中ですね)
一般的に地域コーディネーターとは小学校に通っている子の保護者とかが担うのですが、今回後継者がいなくて、まわりまわって僕がすることになりました
全国規模ではよくわかりませんが、少なくとも山口県内では大学生が地域コーディネーターを担うのは初めての事例らしく、最年少地域コーディネーターとして活動しています
本題:この4月でやってきたこと
コーディネーターになって怒涛の1ヶ月を過ごしてきました
なるべく全部の業務を書こうと思ったのですが、分量がかなり多くなってしまいそうなので、地域の方への挨拶回りと校長先生・地域連携担当の先生との打ち合わせをしたことの記事化は省きます
総じて感じたのは、僕を卒業生としてお覚えていらっしゃる方も多くいて、歓迎と期待の声が多かったです
また、若い力で高齢化したこの地域をもっと盛り上げていってほしいとエールをいただき、より地域コーディネーター業務への熱が高まりました
自治会の総会に出席!!
地域の方への挨拶も兼ねて、地域の自治会の総会に出席しました
地域の重鎮たちが多く集まっている場で、今年度の予算案を話したり、地域づくり案を協議したりと、地域のこれからが決まっていく場です
(念の為自治会の定義を下に)
これからのことを協議する中で、地域の存続のために地域コミュニティを強める内側の取り組みだけでなく、地域の魅力を外部に発信して外からの人を呼び込んで行こうとする取り組みを行っていこうという話があり、伝えるということが鍵になっていくんだなと感じました
消滅可能都市に山口県の中から田布施町が新しく挙がりましたが、僕の地域も都市ではないものの、十分消滅の可能性はあります
高齢化率は46%、小学校の生徒数は30名、地区全体でも1000人強しかいないんですから。
ですが、みんな地域を残したいという思いは同じなので、これからは地域が1つになっていく必要性があると僕は感じました
また、コロナ禍を経て希薄化してしまった地域内のコミュニティを再生し、同じ方向を見ながら一人ひとりが当事者意識を持ち、地域づくりをしていくのが現状の目標なんだと会議の話を聞きながら汲み取りました
その中で僕ができることはなんだろうと考えた時に、積極的に地域に顔を出したりすることで学ぶことはもちろん、その姿を子供達にも見てもらい、自分たちも将来こうなりたいと感じてもらうことなのではないかなと
僕から小学生に伝えられることは少ないけれど、背中を見せることができると思うので、地域を担ってくれそうなリーダーを僕が地域コーディネーターをしているときに発掘・育成しようと決意しました
また、話が逸れるし、あまり県外の人には大っぴらには言っていないことですが、僕は政治に興味があります
政治家になってしたいことは教育の改革なのですが、まずは地元の改革を行って行きたいと思うようになりました
というのも、僕の地区は農業振興地域に指定されており、お米・麦・玉ねぎ・大豆などいろいろな作物が作られています
山口県の給食で出てくるパンには、うちの地域でできた小麦が使われています
日本の食料自給率や、先祖代々大切にしてきた土地や作物のことを考えたら安易に決断するのは難しいことですが、この地区を存続するには、農業振興地区から僕の名田島地区を除外し、家を建てやすくしていくべきなのではないかと思うわけです
高齢の方でもそれを望む方もいますし、小学生たちもそう言った思いがありそうだなということを会話の中から感じとりました
とはいえ地元に対してできることを、1年単位で考えるのではなく長い時間で今後考えていきます
市内の大学生と協働せよ!!
うちの地域は、山口学芸大学という大学と地域連携協定を結んでいます
数年前から始まった取り組みで、「地域課題解決演習(PBL)」の受講生が1年間来てくれ、主に小学校・自治体を協力して地域を一緒に盛り上げてくれます
今年度は26名の学生さんが受講しており、先日僕の地域に実際にフィールドワークに来てくれました
自治会長から説明を受けたり、地域交流センターの主事さんから昨年行ったイベントや、PBL生が過去に行ったことの説明を受けたり、地域交流センターから小学校に歩いて行ったりして、学芸大生からしたら情報量の多い時間だったんじゃないかなと思います
僕は現在22歳の大学4年生なんですが、PBLで来てくれた学芸大生の子たちは20歳の大学2年生
年齢は2つしか変わらないのですが、とっても初々しくて意欲に満ちている様子がいろいろな方の話を聞く姿勢から伝わってきて、頼もしさと同時に僕の老化を感じました笑
学芸大生の方と結構話す時間もあったのですが、大学生なのに地域コーディネーターをしている理由や地元に留まり続けていること理由などいろいろなことを質問してくれ、少しは仲良くなれたんじゃないかなと
僕の小学校は芝生なので、芝生に寝っ転がったり遊具で遊んだりしてもらいました笑
実際に1年間活動するフィールドをじっくり体で感じてもらうことで、これから活動する内容の参考になればいいなという背景です
後から聞いた話では、実際に芝生を活用した何かを行いたいと言っていたそうで、これから1年間どんな感じになるか非常に楽しみです
参観日とPTA総会に突撃!
地域コーディネーターとしての業務は地域のあれこれに顔を出すだけではありません
小学校の行事なんかにももちろん顔を出します
なんならこっちが本業までありますからね
4月は行事が目白押しで、何回か顔を出したのですが、それの1つが参観日でした
今までは僕の親とかが学校に来て、授業を受ける姿を見てもらうばかりでしたが、22歳にして既に小学生の授業を見るようになりました
まだ親でもないのにねw
僕が地域コーディネーターになったことを知らない保護者の方からしたら、めっちゃ若い親御さんが来たか、新任の先生かと思われたんじゃないかなと思います
そのため、参観日が終わった後のPTA総会ではしっかりと僕のことをご挨拶させていただきました
そうです、参観日だけじゃなくてPTA総会にも出席したんです
初めて学校ってこうやってまわってるんだなぁというのを理解出来ました
そして改めて保護者ってすごいなと実感
それぞれの家庭や仕事がありながらも学校や子供たちのために協力してくれるんだから
もし僕が親になったら、率先して役を持ちたいな
今回から不定期に書くnoteの『大学生コーディネーター奮闘記』
初回はこんなもんでしょうか
次も書いていきますので読んでいただけますと幸いです🙇♂️
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