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「きゅい、きゅい、きゅい」 「あら、お花ちゃん。お昼寝は終わったの?」 さっきまで竜達…
「ミルティアが後見人になってくれたのも、俺を守る為にした事だとわかっている。だが惚れた女…
「愛してる、ミルティア。本当はお前がここを突然出て行った時には、自分の気持ちに気づいてい…
「これよりミルティア捕獲大作戦を決行する!!!! ただし傷つける事は許さん!!!! 協力者には金…
「もう、お兄様達ったら。水臭いんだから。ギルド経由で合同結婚式の余興を私に頼むだなんて」…
そしてミルティアだと確信したのが、この噂だ。 【噂その3】 出現率が伝説級の狒々と呼…
「おめでとう!」 「お幸せに!」 「綺麗!」 麗らかな春の陽気に、祝福の花びらが風に舞い踊る。 純白のウェディングドレスを着て、幸せそうに微笑む花嫁。そんな花嫁をうっとりと見つめる、タキシード姿の新郎。 幸せの絶頂にあるかのような眩しくも初々しい夫婦。 ……が、二組。 「「まっさか兄貴(弟)と合同結婚式をする事になるとはな。あはははははっ」」 笑い合う二人の新郎は正真正銘、俺の家族。 『頼みがあるんだ。その……聞いて欲しい』 約五年前。ミルティアに
「ミルティアは……ずっと……こんな、長い間……俺の為に動いてたのかよ」 ミルティアの手…
「あら、お帰りなさい、カイン」 「ミルティアの魔力残滓か。無事会えたみたいだな。相変わら…
『子供の貴方から法律的に縁を切るのは難しいでしょう。けれど、つまらない縁故を生む前にせめ…
「おじさん達は心配じゃないのか!」 あまりにも、あっけらかんとしたミルティアの両親につ…
「うわあああああ!!!!」 自分の叫び声で目覚めたら夜。いつの間にか焚火が焚かれ、何かの肉…
「ふん、たかが平民風情が随分と偉そうだな」 「毒でも入れてそうな卑しいお前の作った料理な…
「ひっ、ひっ、」 あら、足が生まれたての子鹿のようよ、シーフちゃん? 「あ……あ……」 あらあら、地べたに座り込んだりなんかして。獣社会じゃ逃げない弱者は駆逐されちゃうわよ、プリーストちゃん? 「は……え……」 身体中震撼しているのに戸惑うなんて、野暮ったいわねえ、ウィザード君? 少し威圧を増して放っただけなのに、この三人はなんて情けないのかしら。 「ぐっ……本気、か!」 ダーリン(仮)は剣聖と呼ばれるだけあって、さすがよ。剣を構えてこちらにつっこん