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ダーリン(仮)闇堕ち防止計画(全20話)

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恋愛ファンタジー小説(中編)。 聖女&聖竜の飼い主だった前世の記憶を持つ伯爵令嬢、ミルティア。恋したけれど振られっぱなしだった男の闇堕ちを防ぐ為、悪女の道を突き進む。
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#魔法

【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第17話

「きゅい、きゅい、きゅい」 「あら、お花ちゃん。お昼寝は終わったの?」  さっきまで竜達…

嵐華子
1か月前

【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第20話(最終話)

「ミルティアが後見人になってくれたのも、俺を守る為にした事だとわかっている。だが惚れた女…

嵐華子
1か月前
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【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第19話

「愛してる、ミルティア。本当はお前がここを突然出て行った時には、自分の気持ちに気づいてい…

嵐華子
1か月前
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【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第18話

「これよりミルティア捕獲大作戦を決行する!!!! ただし傷つける事は許さん!!!! 協力者には金…

嵐華子
1か月前
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【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第15話〜カインside

 そしてミルティアだと確信したのが、この噂だ。 【噂その3】  出現率が伝説級の狒々と呼…

嵐華子
1か月前

【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第12話〜カインside

「あら、お帰りなさい、カイン」 「ミルティアの魔力残滓か。無事会えたみたいだな。相変わら…

嵐華子
1か月前
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【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第11話〜カインside

『子供の貴方から法律的に縁を切るのは難しいでしょう。けれど、つまらない縁故を生む前にせめて気持ちの上だけでも、父親共々縁を切りなさいな。関係改善なんて希望を抱いたって、他人は変えられない。特に貴族の世界は富と権力が絡む分、よっぽど汚くてタガが外れやすい。気を抜けば自分が殺されるわよ』  まだ九歳だったミルティアに言われた言葉が、何年も経ってその通りになるなんてな。俺の事を裏切らないと思っていた三人は、王城で俺がいなくなった隙に異母兄に買収されていた。  あれだけ面倒をみて

【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第10話〜カインside

「おじさん達は心配じゃないのか!」  あまりにも、あっけらかんとしたミルティアの両親につ…

嵐華子
1か月前
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【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第8話〜カインside

「ふん、たかが平民風情が随分と偉そうだな」 「毒でも入れてそうな卑しいお前の作った料理な…

嵐華子
1か月前
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【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第7話

「クロちゃん、お花ちゃん、心配させてごめんなさい。これからこの森を解放して、ギルドに事の…

嵐華子
1か月前
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【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第6話

「ひっ、ひっ、」  あら、足が生まれたての子鹿のようよ、シーフちゃん? 「あ……あ……」…

嵐華子
1か月前

【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】第5話

「もう、ホント! 滾る! どんだけ可愛いを炸裂するのぉ〜!」  やばい! 顔面がデレデレ…

嵐華子
1か月前
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「ダーリン(仮)闇堕ち防止計画」第4話

 そしてもう一つのターニングポイント。それが約七年前だったかしら。  自分の前世を、そし…

嵐華子
1か月前
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「ダーリン(仮)闇堕ち防止計画」第2話

 私が悪女を目指すようになったターニングポイントは、二つある。  まず一つ目のターニングポイントはダーリン(仮)と出会うより、ずっと前のある夜。私は未来を夢に見た。  当初の夢では、縁もゆかりも無い美少年が現れて突然、現在のように成人したダーリン(仮)と全く同じ姿へと成長する。  そしてダーリン(仮)は現在の時間軸となる今日、この場所で瀕死の重症を負った。  更に、そこにいるダーリン(仮)のパーティーである三人と全く同じ姿をした人達三は、無惨な遺体と成り果てたの。