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天気が変わると。
2日目
こんにちは。Arashiです。
この間、雨が急に降ってきて近くに駅もないし、バス停もなくてどうしようという状況に。普段は、雨なんてどうでもいいので濡れちゃうんですけど、バッグを背負ってたり、その中にパソコン入ってたりすると濡れるわけにはいかない。
という状況だと、雨宿りをするしかないので雨宿りをしていたんです。そうすると女神があらわれました。
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ビニール傘をくれました。
これぞ、シェアリングエコノミー!って思いました。優しいでしかないですよね。その時は、めちゃくちゃ感謝したんです。今でも感謝してます!
だがしかし!!!
20分も経たずに、カンカン照りになったんです。そうなると、わかりますよね?傘って必要ですか?
はい、そうです。全く必要ないわけです。もらった時は、女神だ!と思いました。それは今も変わらないんですけど…
【ビニール傘へ】
この世で最も相性の悪いもののひとつが、晴れの日とビニール傘。君の存在意義は雨の日のみである。日本の降雨日数は、年間120日ほど。3分の1は雨が降っている計算になる。数字にするとそこそこだが、3分の2は、存在意義がゼロである。玄関の隅にぽつり。スーパーの傘立てに取り残され。最悪の場合は、道端に置かれてしまう。そんな存在が君である。いや待て、急な雨の日は?よく気づいた。みんなから急激に求められる。年間3分の2は邪魔者でしかない君が最もモテる瞬間である。急に訪れるモテ期に世界中が驚くだろう。日本では1日に何十万本も求められるのである。そんなことも束の間、雨が止んだらどうだろうか。急に振られる瞬間が訪れる。なんて、不憫なのだろうか。告白されて気づいたら振られる。ああ、神よ。ずっと雨でいてくれないだろうか。そうすれば救われる気持ちだってあるのだ。ビニール傘は、何度願ったことだろうか。僕もずっと考えていたよ、君の晴れの日の存在意義を。君については、ほぼないんだ。心優しい僕ですら思ってしまった、あの時は女神だったのにゴミを渡されたのかって。そう思ってしまうほど、晴れたら邪魔でしかないのだ。悔しいが、それが現実なのだ。我々は自然に生かされているのだよ。自分で生きてるつもりだっただろ?その気持ちは大事だ。だが、残念だ。生かされていただけなんだ。天気で全てが変わるのだよ。
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