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原点回帰、、、のようなもの

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 保育士として9年ほど勤めたあと、縁あって地元の療育センターにクラス担任として勤務しました。研修も勉強会も多く、私はここでたくさんのことを学びました。
 時折、その時の資料を見直します。大事なことを忘れていないか、間違った方向に行きそうになっていないか。
 心していないととんだ勘違い野郎になってしまう自分がいるので。



 保護者の方に言ってはいけない、もしくはよくよく注意して言わなければならない言葉、として学んだものをご紹介。

『将来困りますよ』
 これは、将来という長い期間の不安を煽ることになる

『お母さん、大丈夫ですよ』
 この言葉は、(自分の辛さ、苦しさを)否定されたと同じに感じる

『そのうちできるようになりますよ』
 毎日裏切られているのかもしれない

『お母さんなら出来ますよ』
 反論させずに頑張らせることに

『様子を見ましょう』
 これは無責任。見通し(終わり)のない不安を煽る

 いかがですか? 
言ったことある人、言われたことある人、たくさんいるかと思います。

 福祉の世界はとても危うい。
 「人のため」に働いているという意識が自分を等身大以上に「いい人」であるかのような錯覚をもたらしがち。
#これは本当にみっともない
 日々の暮らしの困難さや苦しさを訴えてくるクライアントに対して、「寄り添う」はずがマウントをとっているかのような物言いになる場合も。
#これは本当に罪深い


 「大丈夫ですよ」
とか
「そのうちできるようになりますよ」
なんて言葉は会話の中でつい使いがちです。気をつけなければ。
 同じ言葉を言われても、状況や立場、その時の心理状態で受け取り方はいくらでも変わってきます。
 日々、困難を抱えている場合、どんな言葉にも傷ついてしまうことがあります。


 私の体験談を1つ。
 実は一人目を産んだばかりの頃、母乳が出なくて悩んだことがありました。世の中は母乳での育児を大いに推奨している(気がしてました)。かなり落ち込んでいる時、先輩ママから
「私なんかな〜んにも考えていないから、母乳もたくさん出たわよ〜」
と笑って言われました。元気づけようと明るく楽しく言ってくれたのに、私は勝手に傷ついて落ち込みました。自分がおおらかでないと言われた気がしたのです。
 どんなに素敵なアドバイスも受け取る側の心の状態でいかようにも取られてしまうこと、こころしなくちゃと思います。



 このときの研修終わりに、講師の方が言った言葉も印象的でした。
「選んだ道が必ず正しい」

 本当にそう思います。いろんな問題があって、沢山の道があって、悩み抜いて決めた道ならきっとそれが一番正しい。
「ああすればよかった」
「こうすればよかった」
は、きっとどの道を選んでも思うこと。それでもその選択をしたことには大きな意味があるはず。




 それでも、どうしても、決めきれなかったら、育児に一番関わっている人の「体が楽な方を」選ぶのも1つ。
 気づいたら、去年も5月に同じこと書いてました。
#多分、毎年書いちゃう


 そして
「選んだ道が必ず正しい」。


 もし、
「選んだ道が正しくなかった!」
と腹が立ったらお知らせ下さい。一緒に打開策を考えましょう。
 そんな話もまた今度。

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