見出し画像

4月は「はじめまして」が多いです


 ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。


 新しい子を担当する時、保護者の方に書いてもらった調査書のようなものを参考にします。家での様子や困り事、出来ること出来ないこと、発語の有無や理解度などを記入してもらうものです。
 初回のセッションのときはコンサルタントが同席してその子の認知の程度や不器用さなどを確認しプログラムを作成しますが、そのための教材を準備するにあたってある程度の予備知識が必要なのです。

 が、揃えた教材が全く役に立たないときがたまにあります。こちらの認識よりももっとずっと「出来る」お子さんのときです。
 例えば、
「パズルが得意とあるけれど、どれくらいのパズルが出来るのだろう」
と考える時、調査票から読み解いて
「言葉の理解はまだまだみたいだし、奇声を発して部屋を飛び出す事があるってことは自閉の程度は重めかな?身支度その他は「みまもり」で出来るみたいだから(年齢にもよるけれど)9ピースくらいから20ピースくらいまで用意すればいいかな?」
とあたりを付けたのに、実際お母様に聞くと
「200ピースくらいは出来ます」
と言われたりする。全くこちらの検討違い。実際にセッションを始めてもスイスイと課題をこなしたり、、、。

 そんな時、セッション後にお母様とお話してちょっとわかることがあります。我が子にも自分にもとても厳しい方なのではないかな?という事。
 きちんと育てなければ、と思うと自然と我が子への評価も厳しくなりそうです。
「あれも出来ない」
「これも出来ない」
「こだわりがひどくて、すぐに癇癪を起こす」
などなど、気になる部分がたくさんあるのでしょう。



 これから定期的にお付き合いが始まります。いろんな困り事やお家での様子を直に聞くことになります。疑問質問にお答えしつつ、なるべくお子さんの得意分野をお伝えしたいな、と思います。
「あぁ、これってこの子の長所だったんだ」
「悪いことに見えることも、裏を返せば成長の過程だったりもするのね」
そんな風に考えられると、気持ちが軽くなると思うのです。
 そしてここを卒業し、就学する時には我が子に対してもっと前向きに
「この部分は苦手ですが、こうやると出来ます」
とか
「これは得意です」
といったプラス面も臆する事なく学校側に伝えられるようになってると良いなぁと思います。

 まだまだお付き合いは始まったばかりですけどね。
 そんな話もまた今度。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?