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子どもだって怒られたくないはず

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 中学生や高校生の頃
『あぁ、これはわざと相手(先生)を怒らせようとしてこういう態度をとってるな』
と思うクラスメイトがいた。反抗的な態度、目つき、わざと机を揺らしたり、筆箱を音を立てて落としたり、、、。
 大人に反抗したくてたまらない時期ってあるのだと思う。いわゆる思春期。
#私もかなり生意気でした

 が、未就学児、小学校低学年で「わざと怒らせる」ってあるかな?ない、、、よね。ないと思う。
 それなら、注意しても注意しても治らないくせや、つどつど声をかけてもまたやってしまう失敗は「わざと」じゃない。その子だってやめたいと思ってるはず。怒られたくないから、、、。

 例えば姿勢。
 何度注意しても姿勢が崩れてしまう子がいる。机に突っ伏したり、足を投げ出したり、まるで寝るような姿勢になったり、足を椅子に立てて座ったり、、、。そのうち怒られる。
「いい加減にしなさい!」

 でも、本当にその子が悪いのかな。ふざけてるわけじゃない、反抗してるわけじゃない、ただ、椅子にきちんと座れないだけ、なんだけど。


 実は姿勢良く座る、というのは体の筋肉が関係しているものではないのだ。う〜ん、正確には筋肉も関係しているけれど、自分の意志で動かす筋肉ではなく、無意識に適度な収縮をして張力を保つ、筋緊張という仕組みが関わっている。
 少し専門的だけれど、要は姿勢というのは「無意識」で保たれているもので、自分の意志では制御出来るものではない。

 だから、いくら
「姿勢良くしよう!怒られたくない!」
と子どもが思っていても、この筋緊張を適切に使えていなければ、姿勢の保持はその子にとってすごく難しい事になる。
『どうして良い姿勢で座れないんだろう?怒られるのは嫌なのに』
なんて子どもが悩んでいたら、それこそとても切ない。
「君のせいじゃないよ」
って言ってあげたい。
#姿勢の他にも「忘れ物が多い」とかもその子の努力でどうにか出来るものではない場合が、、、あります


「何度言っても言われたとおりにしない」
とか
「何回注意しても一向に改善されない!」
と感じたら、きつく注意する前に
『この子のせいじゃないのかもしれない。悪ふざけをしてるわけではないのかもしれない』
と立ち止まって考えてみることも必要なのでは?
「子どもだって怒られたくはない」


 筋緊張がうまく使えない原因や、しょっちゅう忘れ物をしてしまう原因(と考えられること)は1つではなくて様々な身体の(もしくは脳の)機能の問題でもあるのだけれど、そんな話もまた今度。


日本ビジョントレーニング普及協会のビジョントレーナーとしてブログ書き始めました。タイトルは
『ススメ!一流ビジョントレーナーへの道!!』
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