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ボーイズブラボー❗️

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 GWも終わり、ちょっとホッとしているお母さんも多いのでは?

 久しぶりに担当している子どもたちに会って、連休の様子を親御さんに尋ねます。いえ、聞くまでもなく、会って開口一番
「大変でした〜!」
と話し始めたお母さん。小学生と幼稚園の男の子計3人が家にいる状況がどんだけしっちゃかめっちゃかだったかを笑いながら話してくださいました。でも最後
「私、怒りながら泣いちゃったんです、、、」
とのこと。




 我が家は娘二人なので、
「いいなぁ、女の子。男の子なんて、、、」
と言われることも度々。いわく、男の子は
 空気読まない
 周りを見ない
 声も動きもでかい
 だから怪我する
#そのくせわりとすぐに泣く、、、

 ホント話を聞くだけで大変そう。でも、
『男の子っていいなぁ』
としみじみ思ったエピソードがあります。
「男の子なんて」
と思ってしまう時に読んでもらえたら。


 今から10年くらい前に他のブログで書いていたものです。


 「男子ってうるさいし、空気読まないし、すぐケガするし、邪魔だし、ほんっとに馬鹿!」
と次女(当時小6)は一刀両断。
 本当に次女の学年の男の子は入学当初から話題に事欠かない。


 入学して初めての授業参観で緊張のあまり(だと思う)、いきなり机の上に立ち洋服を脱ぎ始めた子。
 運動会でみんなが全校ダンスを踊っている時に、ふと横を見たらお母さんお父さんと一緒に果物を食べながら、みんなの踊る様子を見ていた子。
 授業中、
「はいはいはいっ!オレオレ!」
と言いながら、さされてもいないのに勝手に意見や答えを大声で話し出す子や、急に席を立って廊下に出ちゃう子もいました。
 マムシを素手で振り回し、結局噛まれて救急車、って子もいたな。
#全員違う男の子です

 ん⁈ちょっと問題児?
いえいえ、愛すべきキャラクター。



 今年の始業式での話。
転校生は校長先生と一緒に壇上に上がって緊張顏。
「新しいお友達です。皆さん、仲良くしましょう」
なんておきまりのセリフ。

 始業式が終わり、みんなでクラスに戻るって時になって、誰かが叫んだ。
「おーい!Y(転校生の名前)!お前こっちこっち‼︎」
「早く来いよ〜!」
「早く早く〜!」
次々Y君を呼ぶ声。まだクラスでの顔合わせもしていないのに⁉︎
 これにはY君もびっくり。そしてすぐに満面の笑顔。
 高学年になってからの転校に、Y君のお母さんも少し心配していたそう。でもこの光景を見て、涙が出そうに嬉しかったです、とは後日聞いた話。

 空気読めない
 自由奔放
 目立ちたがり
 自分勝手
 騒々しい…
でも、本当に愛すべき男子達、なのです。


 正直いって、授業参観で大騒ぎの子を見て、
「ひゃあ、もしや家でもあんな感じ⁉︎」
なんてビックリしたり、
『自分の子どもだったら、きっと怒りまくりだわ…』
と呆れたりもしたけれど、そんな男子達に共通な事は、お母さんがものすごくおおらかな事。
 と、いうか、幼い頃からのやんちゃっぷりにちょっとやそっとのことでは動じなくなっているみたいで、あまたある事故や事件はほとんど笑い話になっちゃう。



 男の子のお母さんで、そのやんちゃぶりに心底参っていて、
「叱りすぎちゃダメってわかっているのに、ついつい腹が立って、、、」
なんて落ち込むお母さんも多いです。

『誰かに迷惑をかけるんじゃないか』
『周囲の人に白い目で見られるんじゃないか』
『親のしつけがなってないと思われるんじゃないか』
…実はこんな心配はみんな他人からの評価を気にして起こる事。

 空気を読んで、場をわきまえて、行儀正しい子どもだったら、話した事もないのに
「おーい、こっちこっち〜‼︎」
と大声で声はかけられません。
 さらにもっと言うと、
『自分に対する肯定感』
が育ってないと、あの言葉は出てこない。
#なんて魅力的な男の子達



 どんな大人になって欲しいのか、人として何が大切なのか、芯になるものを考えてみませんか?
 核になるものを決めたら、その他の事についてはとやかく言わないことにする。

 例えば、
『心身共に他人(自分も)の事を傷つけない』人になって欲しいと思ったら、その事に触れてしまった時はトコトン叱り、その他の片付けをしない、だらしない、行儀が悪い…なんて事はちょっと目をつぶってみる。

 実は、片付けや行儀、だらしなさなんかは親がしつこく言うより、大人になる過程での人間関係の中で修正される事が多いです。


 片付けをまったくしなかった男の子が彼女が出来た途端に部屋の掃除をマメにやるようになったり、
 歯磨きを面倒くさがっていた女の子が学校で友達に一言、
「歯にノリ付いてるよ」
と言われた途端、毎朝毎日歯磨きを欠かさなくなったとか、
 私は高校時代に同級生(男子)が
「お前、箸もちゃんと使えないのかよ〜」
と馬鹿にされ、それからしばらくしてバッチリ箸が持てるようになったエピソードを知ってます。

 親が怒って効き目があることは実は案外限られている。そして誠にありがたいのが友人関係、人間関係。





 そうは言っても、やっぱり『怒り』のスイッチが入っちゃった時は家族の誰かが甘やかすのはどうでしょう?
「お母さん(お父さん)が怒ってるから、ここは一緒に片付けちゃおう!」
とか。
 他人の不機嫌さが動機付けになっても構いません。人はそうやって『空気を読む』事を学んでいくのですから。          ”




 少し端折りましたが、10年くらい前にこんな事書いてました。
 男の子、万歳!な気持ちで。


 療育とは少し離れましたが、いずれにせよ子育ては大変。嵐のような毎日です。
#子どもは可愛いだけじゃない
 で、女の子も割と面倒くさい。
「女子ならでは」のいざこざに辟易する日もありました。

 そんな話もまた今度。


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