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「光る君へ」 第4回 五節の舞姫

あらすじ的なことを書いた方がいいのかもしれない??
でも未視聴でここに来られる方がいるとは思えないので、とりあえず今まで通りいきなり本編へGO!


㊗️新コーナー✨【今日の行成】

初めてしゃべったー!
前回と同じ関白邸での勉強会のシーン。
「やはり忯子様に皇子を産んでいただかねば…ですね」
12歳にして宮廷の力関係に適切なコメントが出来る行成!さすがw
でも斉信が自分の妹について語ってるのに、花山のいとこであり、義懐の甥である行成のことには誰も突っ込まない。。相関図にも書かれてないのが気になってる。


さて例によって雑な感想を。

  • 宣孝、頼りになって、誰にも打ち明けられない気持ちなども話せて、いいお相手じゃん。これこそ“ソウルメイト”なんじゃないのか。

  • 義懐登場!実資が花山からの「蔵人頭を継続してくれ」という要請をキッパリ断る。これにキレて花山大暴れ。義懐と惟成の冠を取って大騒ぎをする花山を冷めた目で眺める実資。
    でも史実では、実資は蔵人頭を継続している。一応建前上は天皇の代替わりに倣うことにはなってるらしいけど。

  • 兼家と3兄弟の宴。兼家に花山の早期退位させるための案を聞かれた道隆、父の満足する答えができず、むしろ道兼の方が高評価で悔しい?腑に落ちない感じ。いつも自分が一番と言われて来たのに。

  • 詮子、退位が決まった円融に挨拶に行く。前回(といっても数年経ってる?)あんなひどいこと言われたのに行くのか…。

  • 円融、毒を盛られていたことに気づく。どうしてわかったんだろう?
    兼家はともかく詮子のせいにもされてる。それでも譲位はするのか。
    でも普通そこまでされたら「譲位なんかするか、ボケ!」にならないもの?
    円融はまだ若いし、懐仁もまだ幼いし、年齢的に焦ってるのは兼家だけじゃないのか。

  • 円融、詮子に檜扇を投げつける。
    扇と言っても木製だからそりゃ痛いでしょう。血も出ますわ。
    …にしても、このドラマ、円融の描き方ひどくないですか…?
    詮子に同情集めるために(主人公と仲良しかつ父の野心の犠牲者ポジ)円融が悪く描かれてる?そういう改変はどうなんだかな…。
    その分、後年、定子に意地悪する嫌な姑として描かれるなら許す(?)。
    詮子の「懐仁は自分が守る」発言、これで後年、過干渉になるのか。

  • 宴に内裏から戻った詮子乱入。兼家に毒の件を問い詰めるが、兼家はとぼける。道隆は本当に知らなかったけど、話の流れで全てを理解し、これで兄弟の結束が増したなどと言えるあたり、如才ないというかさすがの腹芸というか。
    伊達に嫡男やってない。伊周もこれが出来ればね…。

  • 花山即位。高御座はなし(あとのシーンで雅信の話の中に出るという変化球で来た)でほっとしたのも束の間、唐突に忯子との閨のシーン。
    あれはいったい??ちょっと変わった性癖アピール??必要??

  • 内裏。陣定。本来、陣定に関白は出席しないはずだけど頼忠いた。
    中納言でしかない義懐に上から指図されてザワつく公卿達。特に兼家はあからさまに反義懐だけど、全員一致というわけではなく、娘(諟子)を入内させてる関白頼忠とは微妙な温度差あり。
    それにしても右大臣兼家と比べると、仕事場でも家庭でも左大臣雅信がすごくいい人に描かれてるな。

  • 冒頭でもちょっと書いた関白邸での勉強会。公任は斉信の妹の寵愛ぶりについて詳しいが、実は自分の妹(諟子)も入内してるのに一言もなかったな。

  • これを言ったら話進まないけど…まひろ、記憶力良すぎんか。
    6年も経つし、服装も違うし、暗がりで踊りながらのチラ見で気づいてしまうのか…。あの時、後ろから刺されたし、道兼はすぐ馬に乗ってたしそんなに顔見てないよね…。ヒロインは目も耳もいいのだ。

  • そもそも舞台がとても近い。あ、道兼と認知するため近くしたのかな。

  • 舞の場に宣孝いた。花山期に蔵人やってるからか。なのに辻で正面から見た男を道長だとは気づかない。まひろは6年ぶりに会った道兼がすぐわかったのに!(言うなw)。

  • 舞の場面の音楽、雅楽か。素晴らしい。衣擦れの音もちゃんと聞こえた。


実際の「円融vs兼家」は、遵子立后がきっかけ。
腹を立てた兼家が詮子と懐仁を東三条第に連れ戻し、自分だけでなく息子たち(道隆、道兼、道長)も抗議の出仕ボイコットをし、円融も意地張ってたけど、懐仁の立太子を条件に譲歩、退位。
“毒”なんて飛び道具使わなくても十分兼家の力を描けたと思うし、円融だってあんな暴君にする必要もなかった。
特定の人・もの・ことをアゲるために他を必要以上にサゲるような演出(意地悪く描く)はどうも苦手。

そういえば道隆の扱い方でちょっと気になったことがある。
このドラマでは兼家の配慮(嫡男は無傷で完璧でなくてはならない)で汚れ役を道兼に集約してるけど、以前読んだ論文では別の意味で道隆と兼家に距離があった説が書かれてた。
なんと道隆結婚問題で兼家と対立、「寛和の変」非協力説。
この先のネタバレ(歴史にネタバレもない!)になるけど、以前したツィート。
ドラマでは今回のことで“共犯者”と自覚してしまったので、花山クーデター時には今までと違って積極的に関わっていくんだろうけど。

(ドラマの寛和の変の回に書こうと思ったのだけど、ガイドブックから計算すると3月になりそうなので今書いた。また再掲するかもしれません)

【今日のソウルメイト】
まひろは身分を明かすも、道長も告白しようとしたところで邪魔者(宣孝)が入る。いかにも恋愛ドラマ王道の「じれったい展開」発動。まひろは次の散楽に向かうが道長は家の集まりで来られず、正体を明かせないまま。
五節の舞の最中に観客の中の道長と道兼に気づくが、当の道長はまひろに全然気づかない。ラスト、舞姫仲間にあれが兼家の3兄弟だと知らされまひろは気を失う。これまた昭和の?連ドラ(もしくはアジアドラマ)鉄板シーン。


来週は道綱登場。今まで全然出てこなかったのが不思議。
予告に行成が公任と斉信の間でオロオロする場面が…!
どうでもいいけど、3話からの勉強会シーン、全部同じ時に撮影してるよね…。
そしてついに道長が道兼の所業を知る。

ところで、繁子と道兼はいったいいつ描かれる!?
繁子がちゃんと出てから行成との記事をあげようと保留にしてるんだけど
そのうち唐突に出すかも。
その時はぜひ読んでくださいw

ではまた来週!



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