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この10年間の値上がりに。

5月10日に店舗の中を掃除していたら、古い帳面が出てきたので処分しようと点検を行っていました。

すると平成25年の帳面が出てきたので、ちょっと中身を確認してみる。
・玉ねぎ 150円(1㎏)
・人参 230円(1㎏)
・じゃがいも 220円(1㎏)
・キャベツ 170円(1㎏)
・きゅうり 250円(1㎏)
・大ネギ 330円(1㎏)
・レモン 50円(1個)

もう、正直、唖然としました。いや、自分で書いたはずのデータですが、現在の価格とは全く違っていて、本当にびっくりです。

コロナの前ぐらいから、なんとなく海外の物価高を感じていましたが、国内でもこの10年の間におよそ、5割ほど野菜が値上がりした状態になっています。

ただし、これを「値上がり」とか「値上げ」とか単純な言い方にするのは、ちょっと問題があります。
・農家さんの減少による生産量の低下
・気象条件の悪化による収穫の減少
・肥料や機材、燃料などの価格上昇
・農家さんの収入UPの政策

といった具合に様々な価格上昇の要因と、同じく小売店の営業を維持するための経費の増加がプラスの要因となって価格の上昇が続いています。

問題は、この上昇が「目下、上昇中」という点です。
というか、下がる要素がまったくありません。

すでに農家の方には外国人労働者まで動員し、生産のIT化、工場での機械生産などやれることはやっていても、やはり金銭的な余裕も、時間の余裕もまったくない状態で地方は疲弊するばかりです。

政府が子育て政策に税金の云々とかやっている場合があったら、今のこの困窮した状態を早急に改善するほうが先ではないかと思います。


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