2011年 いつのまにやら20周年
20周年
あっというまに20周年です。10周年の時はパーティーやら記念グッズやらいろいろやったのに、ビルまで建てたのに、20周年の年は何の準備もしないまま迎えてしまいました。
最初の10年の上り調子のエキサイティングな感じではなく、この10年はゆっくり下がったり、ちょっと持ち直したり、なんとかかんとかやってきたねという感じかなぁ。20年かぁ、歳もとったなぁ。もう、若い人達のやっている若い会社とは、よういわんなぁ。
そんなだから、しみじみ、20年続けてこれてよかったね、とは思うものの、派手におめでとう、ありがとう、のお祭り騒ぎをする気があまり起りません。
が、会社を設立したのは4月です。少しぐらい、イベントか何かしようか、キリもいいしね。
記念に何をしたらいいのかわからないので、20周年記念フエルトマスコット、一応つくってみました。みんなも、なんかようわからんけど一応よろこびの舞を踊っとこうか、なポーズです。直営店や名古屋ロフトのイベントでささやかにお祝い。
大きな地震
20周年イベントどころではなくなりました。アランジの本店は大阪なので、直接大きな被害があったわけではありません。東京店もスタッフもみんな無事でした。
でも、地震はこわいです。自分自身もこわいと感じていますが、もっとこわい思いをされている方達のことを考えると胸が痛みます。地震のこわさがひしひしと迫ってきます。
大切なものも、くだらない楽しみも、理不尽に持ってってしまう。こわいです。
何をしていいのかわかりません。大切なものが戻ってきますように、くだらない楽しみが戻ってきますように。そんなふうに祈ることしかできません。せめてそんなふうなチャリティーTシャツ作ることにしました。
原子力発電所の事故もこわいです。いたずらにこわがるばかりではだめだ、とは思うのですが、こわいもんはこわいです。無知からくるこわさだ。恐怖心を煽られているだけだ。そんなこといわれたって、こわいんだもん、しょうがないです。
今回の出来事は、会社としての社会との関わり方、さらには社会貢献についてもいろいろ考えさせられました。好きなものをつくって売る、という本来の仕事をしながら、何かにつなげていけるといいなぁ、と思いました。
チャリTシャツ、協力してくれた人、ありがとうございました。
パンダの世界
池袋ロフトで期間限定のアランジミニショップ、ちょっと大きめ、を出しました。ちょっと大きめのスペースなので、何か見世物が欲しいところです。昔から作っている、ひらべったいともだちを連れて行こう!何せ、ちょっと大きめの会場です。 新しいひらべったいともだちもたくさん作りました。
わるものワールドと、パンダの世界です。パンダの世界は白と黒です、パンダの世界だからお花も鳥も雲も車も全部パンダの顔をした白と黒で作ります。
合板の木の板(通称コンパネ)をキャラクターの形に切り抜いて、ペンキで白と黒に塗ります。もちろん手作りです。 大型プリンターで印刷じゃありません。 レーザーでカットじゃありません。 カーボン紙で写して、電動ノコギリで切っていきます。 スタッフ、大工さんになれそうです。
もともとアランジカフェのあったアランジアロンゾ大阪本店の地下は、パンダの世界の住人と、わるい人たちの製造工場になっていたのでした。
ぴたポン!動く!
ぴたポン!でテレビコマーシャルをつくることになりました。うれしいな、かわいいアニメーションをつくろう!
ずっと一緒にお仕事したかった、アニメーターの人達と作ることが出来ました。ぴたポン!のぬいぐるみが、まるで生きているように動きます。仕事の進め方、ぬいぐるみの動かし方、小道具の作り方、撮影の仕方、とても丁寧で、そしてプロです。プロはやっぱりすごいなぁ、かっこいいなぁ。
アランジムービーで自分たちで作った素人アニメーションも素人なりの勢いやアイデアや思い入れがあって、なかなかのもんだ、と自負していましたが、プロはプロだ!と実感しました。わたしたちもかわいいものをつくるプロとしてがんばらなくっちゃと気合をいれなおしたのでした。
それから、ぴたポン!のテレビコマーシャルにはもうひとつ、嬉しいことがありました。大阪のソウルシンガー、憂歌団の木村充揮さんに、歌をお願いすることができたのです。おまけに、やさしくてチャーミングな天使のダミ声で「がんばれぇ、アランジアロンゾォ!」といってもらえたのです(勇気を出してお願いしました) 。そのとき撮らせてもらった動画は宝物です。がんばりが足りないときなどに見返しています。
イタリア
この年もパリのジャパンエキスポ行ってきました。そしてその会場で、イタリア、フィレンツェで開催される「NiMi」というジャパンイベントの方から「参加しませんか?」と声をかけてもらいました。イタリア、パスタとピザがきっとおいしいよね、はい、参加します。
チャオ、アランジアロンゾ初イタリアです。会場はこじんまりとしていましたが、古い雰囲気のある建物で開催されました。想像していたよりもイタリア人の反応はよく、とくに男性がたくさんお買物してくれました。みんなとても明るい、やっぱりパスタとピザはおいしい、また行きたいな、イタリア。
イタリアの男前もお買い物してくれました。
スカイツリーがオープンする2012年に続きます。
読んでくれた上にサポートまでしてもらえるとは!うれしいです!カッパやわるものたちの小遣いにします。