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2012年 スカイツリーがオープンしました

スカイツリー

直営店はたいへんだし、もうあんまり増やさないようにしようよ。またそんなことをいっていた矢先、東京スカイツリータウン•ソラマチ出店のお話がありました。誘ってくれている人もとても好意的です。

「やるよね?」もちろんです。イヤヨイヤヨも好きのうちなのか、結局、好きなんだと思います。お店作り。と、てんらんかいも。

好きでやっている仕事では、「たいへん」イコール「楽しい」でもあるのですね。それにスカイツリーオープンはキラキラ華やかで、希望を感じさせる出来事でもありました。ちょっとずつ売上げが落ちてきてるような気配や、地震など、しょんぼりムードに元気をくれるかもしれません。

スカイツリーオープンの初日は、ものすごい人でした。世界一高いタワー、人気者です。アランジのお店にもたくさんの人が入ってきてくれました。「あら、ここは何屋さんかしら?」な観光客のおばさま達や、「小学校の時、フエルトマスコット作ったわー」な若いOLさんなど、いろいろな人がいて新鮮です。そして、みんな、高い高いスカイツリーに登ったり、見上げたりしてウキウキしています。楽しい場所です、スカイツリー。

スカイさぼり

内装工事をさぼって鼻くそほじっているわるもの店長。

スカイツリーわる看板


スカイ店内


台北のアランジカフェ

前の年の暮れにオープンした、台北のアランジカフェが大人気になっていました。もともと、アランジの雑貨を売っていたフランチャイズ店のオーナーが思いついて始めたカフェなのですが、これが大当たりをしたようです。まだキャラクターカフェなんて日本にも台湾にもほとんどない頃です。いろいろ試行錯誤してかわいいカフェを考えていました。とにかく、ケーキがかわいい。顔、そのまんま。カフェは連日満員で、すぐに2号店、3号店ができました。2階建てのアランジケーキ工場もできて毎日フル稼働で、しろうさケーキや、わるものケーキを作り出します。

カフェキッチンケーキ

わるものも台湾へ視察にいってきました。カフェのセントラルキッチンで続々とできてくる顔ケーキに大喜び。

カフェ外観

カフェケーキわる


パリのブックフェア

パリで開催されるジャパンエキスポ、この年も行きました。2011年からはイタリアのフィレンツェで開催されているジャパニーズフェスティバルにも、小さいブースを出すようになっていました。イベント用のキャラクターを描いたりもしました。 シンガポールでのワールドキャラバンも続いています。

日本の地方に営業に行くのと似たような感覚での地道な海外活動です。売上げもだいたいそんなもんです。

本の翻訳は、英語の他、フランス語や、フィンランド語、スエーデン語、ドイツ語などに訳されて、手芸本を中心にけっこう好評のようでした。うれしいです。ジワジワと世界に進出です。

そんななか、フランスの出版社から、新作絵本を一緒につくりませんか?とメールがありました。主に日本のまんがなどをフランス語に訳して出版している小さな出版社でした。

そして、本の内容のリクエストは小さな女の子が喜びそうなかわいいお話、でした。小さいパリジェンヌが読む絵本!すてき!トレビアーンです。しろうさぎとくろうさぎもミミとリリに改名してがんばってフランス語をしゃべります。

絵本は、11月にパリ郊外で催される児童書のブックフェアになんとか間に合いました。

そして、いってきました、ブックフェア。日本ではしたことのない、サイン会やワークショップなどもやっちゃいました。が、まだアランジを知っている人も少なく、サイン会はとても寂しいもので「人気がなくてかわいそう」なオーラをふりまいていたと思います。でも、めげずに他のブースの有名絵本作家さんにサインもらいにいきました。

取材もいくつか受けました。これも日本ではあまりやってなかったことでした。取材はただでさえ緊張するのに、フランス語です(もちろん通訳してもらいながらですが) 、そしてインタビュアーは俳優みたいな男前です。倒れそうです。やっぱり、「おどおどしていてかわいそう」なオーラが出ていたんじゃないかと思います。

パリ本屋

パリの素敵な絵本やさんでも平積みです!なんとやさしい本屋さんでしょう。

くまこ

絵本に出てくるライバルのくまこたち。

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絵本は手芸コンテストに挑む少女達の激闘を描いています。ほんとかな。


子育て

さいとうの子供は小学生に、よむらの子供は保育園児になりました。子育ては想像以上にたいへんでした。仕事ばっかりしているほうが、どんなにラクチンなものか、よくわかりました。

そして仕事ももっとしたい、子供とももっと一緒にいたい、どうしたらいいの?

葛藤と迷走が続きます。でも子供は大きくなっていきます。


迷走しつつも、手は動かし続ける2013年に続きます。

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