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映画『9人の翻訳家』を観て人間の欲について考えてみた

おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしているアランアミです。


昨日の編み物🧶

作り方動画では159段だったのに、数え間違いで160段編んでいました。1段多くてもいいかな。

最近映画はみてますか?
私は最近『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』という作品を観ました。
今日はそのお話ですが、映画のあらすじなどには軽くしか触れませんのでネタバレなしです。

映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』

公式サイトはこちら


『ダヴィンチ・コード』の出版秘話に基づく本格ミステリー作品です。
なんと『インフェルノ』の世界同時出版のために翻訳家を秘密の地下室に隔離して翻訳作業を行ったそうです。
そのとんでもない実話をもとに『9人の翻訳家』は作られています。

本格ミステリーというくらいなので、何度もどんでん返しの展開があり意表を突かれます。「それは想像できなかった」という結末を見たい人にはおススメです。
が、人の心のあまり触れられたくないようなところにガリガリとものを当てているような心理描写もあるので心が元気な時に見ることを推奨します。

人の欲が蠢いている

有名になりたい
小説を書きたい
夢を追いかけたい
社会的地位をキープしたい
お金を稼いで周りに評価されたい
生活に困らないお金を稼ぎたい
1人で仕事がしたい
大切な人にだけ読んで欲しい
コンプレックスを馬鹿にされたくない
推し作品に陶酔したい
自分のことを理解してほしい

エトセトラエトセトラ…

ミステリーって普段は読んだり見たりしないので詳しくないけれど、トリックと同じくらい犯人の動機って重要ですよね。
この作品はトリックも「おお!」と声を上げてしまうような逸品のだけれど、「動機」、人の心の動きにも深く切り込んだ映画だと思いました。

「書きたい」のか「評価されたい」のか

創作活動における欲求って結構複雑だよねと思いました。
書くだけで満足なのか、周りから「いいね!」と評価されて満たさせるのか、それとも自分の作品が換金され儲けが出ないと満足できないのか。

マズローの欲求五段階説に当てはめる

心理学で有名なマズローの法則。

登場人物たちの「欲」はどれに当てはまるのかなぁと映画を鑑賞した後で考えていました。
ほとんどが社会的欲求か承認欲求なのかな。
専門家ではないのであくまで個人の感想です。


「大切にされたい」「尊重されたい」

私が見ていて気になった登場人物たちは誰もが「大切にされたい」という欲を持っているように見えました。
つまり彼らは「大切にされていない」と思いながら生活しているのです。
そういう不満っていつか爆発しちゃう。

価値基準が「お金」に偏ると「人」が蔑ろにされがちな世の中になるのかなぁと思いました。
尺度として「お金」って便利で分かりやすいから依存しがちだけれど、何でもかんでも「換金」しちゃうとギスギスした世界になりそうだ。

アマゾンプライム会員だと無料で観られます。(2022年6月22日現在)


ではでは、良い1日を〜

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