見出し画像

【卵子凍結レポ①】30万円かけて、卵子1個しか採れなかった!

2024年3月、東京都の助成金(令和5年度)を申請して、初めて卵子凍結を行いました。

東京都が支援する卵子凍結とは

「卵子凍結」とは、将来の妊娠に備えて未受精卵を体外に取り出し、凍結保存しておくことです。

令和5年度より都が助成の対象を拡大し、医学的適応以外の卵子凍結の支援が始まりました。現在、不妊治療を目的とする卵子凍結でもなく、病気の治療による妊娠機能の低下を懸念する場合に行う卵子凍結でもなく、加齢等による妊娠機能の低下を懸念する場合に行う卵子凍結が対象となっています。

✅ 助成の対象となる医療行為
採卵準備のための投薬・採卵・卵子凍結

✅ 対象者
東京都に住む18歳~39歳までの女性
※採卵を実施した日の年齢

✅ 助成額
・卵子凍結を実施した年度 上限20万円
・次年度以降、保管更新時の調査に回答した際に、1年ごと一律2万円(最大5年間)を予定

⇒ 合計30万円(最大)

⬇️ 詳細は東京都福祉局のHPをご覧ください(令和6年度の卵子凍結に係る費用助成について)

ちなみに同助成事業の反響は非常に大きく、令和6年度は助成規模を前年度の10倍に拡大するようです。

⬇️日本経済新聞(2024年2月16日)

卵子凍結の体験を記事にする理由

今回、初めて卵子凍結に挑んだ私ですが、結構なリソース(お金と時間)を投資したわりには、思うような成果が得られませんでした。

具体的には、令和5年度の助成金申請に間に合わせるために、駆け込みで助成対象者向けのオンライン説明会に参加し、助成金登録医療機関の中からクリニックを選択。3月中に5回受診、受診毎に血液検査と内診を行い、期間中には投薬自己注射&点鼻薬(採卵日に向けて実施時刻が明確に定められている)を行い、静脈麻酔をして採卵に臨みました。

さて、この体験を記事にしようと思った理由は、

✅ 卵子凍結について自分自身が深く知りたい

今回、令和5年度の助成金申請に間に合わせるためにスピード重視で挑んだため、卵子凍結の仕組みや方法、採卵数に個人的なバラつきが生じることなど、自分自身の知識が浅いままに施術に臨みました。約30万円の費用をかけて採卵数1個という結果が出たときに、改めていろんな疑問や感情が自分の中に生じたのです。

都のオンライン説明会資料記載の卵子凍結の成績によれば、1人の子が出生するためには、10~15個の卵子が必要とのこと。つまり、私が必要な採卵数を確保するためには、今後は自己資金で複数回の採卵が必要になるということです。しかも、凍結後には毎年更新料として結構な維持費用がかかります!

こりゃあマジメに調べないと…(笑)記事にする以上、誤った情報は発信できないし、自ずと客観的な情報を集めるようになるし、良い機会だと思いました。

✅ 人生初の体験続きで新鮮だった!

今回、都内にある体外受精・顕微授精専門院で卵子凍結を行ったのですが、診察券から予約、内診室への呼び出しなど、あらゆることがデジタル化されていたり、待合室でバリバリ仕事ができるような環境整備がされていたり、とにかく新鮮で感動したのです。また、自己注射や、採卵日に施された静脈麻酔が新体験すぎて、思わず誰かに伝えたくなりました(笑)

✅ この記事が誰かの役に立てば◎

私のように投薬や自己注射で「目標数の卵胞が育たないこと」は「自然妊娠をしにくいこと」と直接関係はないようですが、それでもやはり妊娠・出産は若いうちのほうが良いよなぁ…と改めて思います。予算内で卵子凍結を試みたとて、思うような結果が得られないこともあるのです。そして、無事に凍結できたとしても、妊娠・出産が保証されるわけではありません。

この記事は、あくまで自分の知識を深めること、思考を整理することが主な目的ですが、もしも私の体験が誰かの役に立つのなら尚良し、と思っています。

次回より、私が卵子凍結という選択をした理由、受診したクリニック、卵子凍結のプロセスなどについて、徐々に連載を進めていきたいと思います。

今年はゆっくり桜の開花を愉しみたいなぁ〜🌸

せめて餃子と同じ数くらい採卵できたらなぁ(笑)

こんにちは♪見つけてくれて、ありがとうございます♡あなたに頂いたサポートは、想像もつかないエキセントリックな未来をお見せすることでお返しできるよう、新たなチャレンジに使わせていただきます!