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素敵な空間はつづく

ミナペルホネンの展示を見に清澄白河に行ってきた。
いつ行っても混んでるだろうと後半に予定を組んでみたら、そう言えば終了間際が一番混むというのを忘れていて、案の定入場口から既に人だかりができていた。
これはちょっと失敗。人を掻き分けながら見て回るとは思わなかったな。
まあでもそれだけ人気があるということで。

ミナペルホネンというと、テキスタイルの柄の可愛さがまずは思い浮かぶのだけど、実はそんなに詳しくは知らなかったりする。
ミナを知ったきっかけは菊池亜希子さんの本からで、彼女がミナの服をよく来ていてその柄の可愛らしさに目が釘付けになってから注目するように。

絶妙なツボを突いてくる色合いや柄の組み合わせ方。
ちょっと大胆かな、と思わせる色会わせでも何故かしっくりと馴染んで見せてしまう。そこに必ず可愛いを潜ませて。
それこそがミナマジックだなと思っているわけです。

と、ちょっと知ったかで書いてしまったが、そもそも私はミナの商品を直で見たことは一度も無い。それどころかお店にも行ったことがない。
なのにミナの作品は好きという。
しかも写真でしか見たことがないのに。

布好きとしては直接目で見て触れて、という事をしなきゃダメだろうと思うのだけど、なかなか何故だろう敷居の高さを感じてしまうみたいで…。
京都に行くといつも行こうと計画だけは練るけれど、まだ一度も行けていない。うん、今度行くときにはちゃんと予定を入れておこう。

でも実際手元にはなくても写真という形で残っていればまあ満足できているので、今はこの状態を楽しんでいようと思う。

この画像を見ているだけでも結構幸せ。
会場には生粋のミナペルホネンファンの方が沢山いて(当たり前か)、洋服を着用している人を何人も見掛けた。

可愛いよね、これは着たくなってしまうよ、どの服も。
いつか私も作ってみたい、という願望を寄せてその見本を写真に収めました。

こんなところまで公開してくれるなんて、裁縫好きとしては堪らない光景。
余すところなくパターンを取る、の図。
ただ柄合わせは難しそうな感じ。

洋服以外では代表的な鳥バッグ。
手仕事の成せる技を感じる。

ミナの作品の可愛さや素晴らしさを存分に感じる一方、そこに至るまでの職人一人一人の作業の大変さや細かさも紹介されていて、とても勉強になる一幕も。
一つの布が出来上がるまでにどれくらいの日数や労力がかかるか。
出来上がった物しか実際は見ることが出来ないけれど、そこに至るまでの過程を知ると、受けての気持ちも大分違ってくると思う。
そういう見せ方はとても意味のあるものだなと思った。手にした時の感動も違うだろうし。

"つづく"の意味が分かった気がした。