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はじめてローポリキャラモデルをつくったときにした、挫折しないための5つのポイント

こんにちは、アラです。
ゲームUIデザイナーとしてはたらいています。
一昨年から「モデリングを仕事にしたい!」と思い、スクールに通いながら準備をすすめていました。

そんな折、ふと「これまでキャラモデル作ったことなかったけど、やりたいことはキャラモデル作ることだよな…」と気がつきました。そこで作ったモデルが以下のものです。制作期間は2019/09~2019/12の3ヶ月です。(途中他モデル制作もアリ)

せっかくなので、その時にやったことをまとめたいと思います。

・これからキャラモデルをつくりたい方
・今後つくってみたいと考えている方
・分野はちがうけれど新しいチャレンジをしている方

にとって、少しでも有益なお話になったらとっっても嬉しいです!それではよろしくお願いします。

0. 自分が出来ることは何か?

新しいことをはじめるときに大切なのは『自分が少し背伸びをすればできそうな方法・目標を選ぶこと』ではないかと思います。私は過去に「モデリングをやるぞ!」とチャレンジしたことが何度もありましたが、挫折してしまった苦い経験があります。振り返って思うのが「自分のレベル感・状況が分かっていなかった」「分かっていなかったから適切な方法・目標が立てられなかった」挫折してしまったということです。ですので、まずは自分の現状についてまとめてみました。

【ツールの使用レベル】
 Photoshop : 仕事で使う。
 Maya : スクールで1年弱学習。モデル数点作成。
【使える時間】
 平日:仕事終わりの1〜2時間
 土日:5、6時間
【制作環境】
 自宅。デスクトップPC。デュアルモニター。
 Maya、Photoshop使用可

以上の自分の現状から『Mayaを使ってローポリキャラモデルを作りきる』ことを、ちょっと背伸びした方法・目標にしました。

1. まず先生を1人見つける

方法・目標が決まった後は、まず『先生を1人見つけること』にしました。「どんな先生が良いのか?」「なぜ1人なのか?」についての考えを順に書いていきます。

まず「どんな先生が良いのか?」について。それは「なんだかステキだな、好ましいな、と思える先生」が良い、と考えています。

「正しい手順を教えてくれる人じゃないの?」「技術がある人じゃないの?」など思われる方もいるかもしれません。ただ、「なんだかステキとは、好ましいとはちょっと思えないけれど、正しい手順を知っているから、技術があるから、この人を先生としよう」とすると

・質問するのに萎縮してしまう
・途中で楽しくなくなってしまうリスクがある
・結果、挫折しやすくなる

というデメリットがあるかなと思います。初心者のうちはとにかく挫折しやすいので、これらのデメリットは取らない方が良いと考えました。こうした考えはモデリングでの挫折経験やゲームUIデザインの業務経験の中で生まれました。

次に「なぜ1人なのか?」について。それは「やり方を迷わないから」と考えています。

人によって微妙に教え方・やり方が違うので、初心者がいきなり2、3人の先生を探してしまうと「あれ?言っていることが違うな?何が正しいんだ?」と混乱してしまいます。

そして、私はトハさん↓を(勝手に)先生にして

トハさんのブログを教科書にしてローポリキャラモデルを作りはじめました

2. サブの先生は複数人いても良い

先生は1人とは言ったものの「うーん…先生の説明だけだとこの作業のやり方が分からないぞ」というところが出てくると思います。私の場合、キャラモデリングのUV展開とテクスチャ作成の作業がトハさんの記事だけでは分からなかったので、他の方、高部さん↓を(勝手に)サブの先生にして

高部さんの連載記事を教科書にしました

3. やるべき、と思ったら最後までやりきる

高部さんの連載記事1回目に素晴らしい言葉があったので引用します。

モデルを作ったことがない方はぜひ、最初のうちはモデルを1から最後まで作ってみてください。最初は時間がかかってもいいので、丁寧に作業して1体を完成させるようにするのが私としてはおすすめです。モデルの形がうまくとれなかったり、ツールに慣れないなど、なかなか一筋縄ではいきませんが、作業のスピードはあとからついてくると思います。最初のうちは丁寧にきっちりと作業することを意識してみてください!

ほんっっっっっっっっっっっっっとにその通りです!

実は、ローポリキャラモデルをつくっているときに、他のモデル制作が並行していたため「まぁ、ここまでやれればいいかな?」と作りきる前にやめようとすることが何度もありましたが、今は作りきって本当に良かったと思っています。その理由は以下の3つです。

・自信がつく
・作品として公開できる
・すべての作業をしないと気づけないことがある

ただ、気をつけたいのが『変に自己流のやり方で作ってしまって、作りきれない・作りきっても正しい経験にならない』ことです。そうならない為にも、きちんと先生を選ぶことが大切だと思います。

4. 自分用ノートを作ろう

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今回、先生としたお二方の記事はいつでもネットで見ることができます。だとしても、その記事から学んだことを元にした自分用ノートを作って本当に良かったと思います。その理由は以下の2つです。

・その場での理解が深まる
・初心者は時間が少しでも空くと内容を忘れがちになるが、それを防げる

今は、新しい2体目のキャラモデルをつくっている最中ですが、前に作った自分用ノートがとても役にたっています。

以上、挫折しないためにした5つのポイントをまとめてみました。振り返って思うのが、自分自身にどういう環境(時間・考え方・やり方)を用意できるかができる・できないを分けるのかなぁということでした。とても良い体験ができたと思います。

それでは、また!


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