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「守護異能力者の日常新生活記」まとめ

#日常/青春/ラブコメ/男主人公/現代/学園/超能力/コメディ/高校生#
167,501 字(2023/07/09 現在)



 以下、ネタバレを含む感想です。

 日常と非日常の絶妙さが小気味よくて一気に最新話まで読むことができました。
 
 賑やかな新生活が読んでいて楽しいのと同時に、こんな風に過ごせる修也が引っ越す前はボッチを余儀なくされていたことに胸が痛くもあり、同居先が舞原家で良かったねという勝手に親目線に似た感慨もあり。
 
 修也はもちろん素敵な人です。素晴らしい能力を悪用することもなく、当たり前に人を助け、突然のプレゼントにがっつくこともない。
 私は好きになる登場人物の傾向としては主人公の友人や「そこ?」と言われるような人が多いのですが、この物語は修也が大好きです。
 
 ですが読んでいて不思議な温かさを感じるのは、他の人たちにちりばめられている「人とは本来こうだったはず」と感じる部分です。
 
 子供の成長を見守り促す理事長は夫婦での会話の空気も素敵でした。好きなことに猪突なようでいて修也を自然とクラスに馴染ませてくれた先生。少数派な嗜好にも攻撃はせず、キャラを作っている人にも直接指摘なんて野暮なことはしない生徒たち。
 
 蒼芽はただの無邪気や天然ではないと、修也のお母さんの地図を笑ったりけなしたりしなかった時に予感していました。そして初めて修也が学校に行った日の帰り道で確信になりました。
 
 紅音さんの好きな場面は第12話の「いつ始まるんでしょう?」です。きっと修也にとって救いになる言葉をくれるだろうと予想していましたが、そう来るとは思いませんでした。
 
 どんな過去を乗り越えて今の二人になったのか。きっともう一度向き合う時が来るのでしょうが、暗い方へ引っぱられることはないだろうと安心して読めるような二人と修也の強さを感じます。
 
 現実に疲れていた私はとても癒されました。続きを楽しみにしています。




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