「伊集院光とらじおと」終了、そして次へ。
『伊集院光とらじおと』がとうとう終わってしまった。
TVでも同じですが、毎日・毎週必ずチェックするほど好きだった番組が終わると、本当に心にポッカリと穴が開くのですよね。おまけに今回の終了は「TBSラジオ内部の失態」としか思えず、なぜこんな形で、という残念さしかありません。
ただ最終回となった昨日の放送分を聴いてると「伊集院光」自身がゲストとして語る中で、
次に新しく始まる番組への配慮をしつつ、こう語れるのは素晴らしいなとしか。受け止め方は人それぞれだから、誰がか出ないからもう聴かない、ではなくまず空気を感じましょう、と。その上で「どう聴くか?」を決めればいいのかもしれません。聴き方も人それぞれ。例えば一つのコーナーにのめり込むほどハマる人もいれば、そうでない人もいるのですから。こういった気の使い方は流石だと思います。
エンディングで今後の展望も語ってましたが「スーさんのところにゲスト出演して『師匠と一緒に二人界をやる』の報告が出来れば……」てのは実現して欲しいですね。円楽師匠のお身体が回復するのも含めた希望です。
さて、次に始まるパンサー向井の「#ふらっと」はどうなるでしょう?
本人の覚悟は十分あるかと思いますが、あまり硬くならずに「ふらっと」でやってくれればいいかな、と。
そこで思い出すのは『らじおと』の第一回放送時です。
長寿番組だった『大沢悠里のゆうゆうワイド』の枠を引き継ぎ、まるで社運を賭けたような(実際そうだったでしょう)物凄い期待がかかった中でのスタートでした。
オープニングの「カルメン」はどこか硬く、月曜アシスタント・安田美香さんの「わっしょーい!」コールですら何か場違いさを感じてしまい、正直大丈夫かなぁ……と思ったその矢先のことです。
その安田美香さんが、朝の出勤時に緊張のあまりパジャマ姿のままコートを着てやって来た、と伊集院さんがバラシたんですね。
大丈夫かなぁ、の不安は「おい、大丈夫なのか?!」のツッコミへと変化しました。こうなると、もう硬さとか緊張なんてどこへやら。あのおっちょこちょいのおかげで、番組が良い感じにスタート出来たのではないかと。
その『らじおと』が急に終了と相成った時「TBSラジオがリスナーにフィットしない局になるのでは」と語りましたが、そもそも問題だったのは番組ではなく「局内における現社長派と反社長派の内部紛争」。向井さんの起用が報道通りだとすれば、オファーを受けた時に嬉しさよりも複雑さの方が大きくなるのは当然でしょう。
しかし向井さんは「二度とこんなチャンスは無いかも」と覚悟を決めた。それゆえの硬さも出るでしょうが「まあ、前番組のスタートもあんなだったし、かしこまらくていいよ」と思えてなりません。少しずつ番組を熟成させるような、そんな気持ちでいいと思います。
むしろ熟成してきたかな? と思えた時に突然終わらせるような真似はするなよ、と放送局側に注文を付けたいですね。これが今の想いです。
伊集院さん、本当にお疲れさまでした。そして向井さん、あんまり硬くならないでね、ホント。
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