見出し画像

【ラジオ】アレコード備忘録・2021/12/15放送分

 今回は「部門賞発表」なので過去放送分からオンエア。ここで何が選出されるかは気になります。

・ジキルとハイド部門「愛の絶唱/太子乱童」

 10/20放送分から。初見時の感想はこうでした。

「あまりのギャップに「『絶唱』ってこんな意味だっけ?」と唸ってしまう。昨年同様に紹介された『太陽に抱かれたい』の如きズッコケる一曲」

 やはりその点は変わらず。歌い出しこそ爽快感があるのに途中から「アレ?」となる。伊集院さんは殿さまキングスと評してたが、個人的には宮史郎とぴんからトリオも入ってると思う。
 一番の疑問は、太子乱童氏の歌声はどちらが地に近いかという点。高音になると歌声が変わる人はまあいると思うが、宮史郎になる人はあまり聞いたことがない(そりゃそうだ)。昔から珍盤界隈では有名なのも納得。

・元祖ローラ部門「わたしハイシーAともうします/松尾ジーナ」

 10/16放送分から改めて感想を抜粋。

「改めて聞くと十分可愛い曲。ナレーションがなければ普通のCMソングだが、そのナレーションゆえに特撮的な価値も高いアレコードと化した」

 個人的には「バーイ」の挨拶で締めるあたりがローラ感満点でよろしい。あと前半のナレーションはほぼ『シルバー仮面』の番宣で、そこだけでも特撮ネタに事欠かない。効き目について語る後半も「男の人にもニコチン中毒に」のセリフには時代を感じる。昔のドラマだとタバコをスパスパ吸ってる場面が多いし、その分ヘビースモーカーも多かったのだろう。
 ちなみに現在ハイシーAは後継として「ハイシーL(自分にはこっちに馴染みがある)」が販売され、公式サイトにもニコチン中毒に関する記述は無いが、医療用医薬品:ハイシーには「薬物中毒に関する作用」として主成分・アスコルビン酸によるアルコール中毒およびニコチンへの効能が記されている。で、昔のポスターを探すと確かに「男性のニコチン中毒・二日酔い」とも書かれていた。市販薬でもそういう謳い文句があったのね。

・最優秀ボンボロボンボン部門「ちょっとちょっと…/香川ゆみ」

 11/17放送分より。こちらはというと、

「ジャケ写はほんの少しけだるさと寂しさが漂う「割とよくある」感じだし、曲調からすれば納得の画なのだが、そこからこのコーラスは想像付かない。『♪ボンボロボンボンボンボン、ボンボロボンボンボン』はどこからやってきた?」

 ホント、どこからやって来たんだあの「♪ボンボロボンボンボン」は?
 歌詞は「男女の恋愛には駆け引きがある、でもやっぱり貴方と一緒ならどこへでも……」という大人な感じなのに、サビの後で入るコーラスでは香川ゆみさんも一緒に「♪ボンボロボンボンボン」と歌っているので、ますます訳が分からないのである。しかしクセになってしまうのは確か。

 そしてOA中のやり取りからアレコード大賞2021も無事に(?)開催される模様。今年はかなりの大混戦になると予想してるが、果たして……?

 ではまた来週。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?