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“エシカルファッション”について

こんにちは。エシカルファッションスタイリストあられです。手持ち服を持ち寄りコーディネートし、クローゼットの整理のお手伝いをするエシカルなファッションサービス『アポルテコーデ マルシェ』を主催しています。

先日、お客様と‘’エシカルファッション‘’について話をしていたときのこと。

「近くにとっても素敵なリユースショップがあり、愛用しています。リユースショップでお買い物することは楽しいし、環境にもいいので嬉しい。でも、環境にいいことを突き詰めると、例えば、リユースショップに毛皮のアイテムが売っていて、それを買うのはどうなんだろうって話にもなってくるよね。」という話をお客様がしてくれました。

それに対するわたしの答えは単純明快で「そこまで神経質になることはないんじゃない〜?」でした。お客様も「そうだね♪」と納得してくれました。

『神経質にならない』ということは、軽い気持ちで言ったわけではなく、とても大切なことなんです。ファッションというのは、楽しんだり、自分を表現したりするためにとても大切なものです。太古の昔にもファッションはあったし、どれだけ制限のあった時代にもファッションはありました。ファッションは人間の本質的なものなんですよね。

不思議なことに、今のように、自由な時代の方が、ファッションを楽しめなくなっているように思うのです。最低限の、身だしなみはほとんどの人ができているんだけれど、「楽しんでいる」という感覚の方にあまり出会ったことがないです。見た目がおしゃれな人はたくさんいるんですよ。けれど、話を聞いてみると「自分に自信がない」「本当は気に入っていない」「周りの目が気になる」「お金がないからお金をかけられない」ということにばかり意識がいっています。

‘’エシカルファッション‘’とは人にも地球にもやさしいものです。地球にやさしくするために、人が我慢ばかりする必要もないんです。「エシカルがいいと言いながら、毛皮を着ていたら、周りの人にどう思われるのか気になる…」と周りのことばかり気にしていたら地球も喜ばないです。自分がどうしたいか、が大事です。毛皮をあえて買う必要もないけれど、例えば、ハロウィンでコスプレする時に必要なら、着たらいいんじゃない?って思います。

では、‘’エシカルファッション‘’の基準をどうしたらいいのでしょう。

わたしは「未来の子供たちにつなげるファッション」だと思っています。「このブランドは、娘が大人になった時にも残っていてほしいな」と思うブランドにお金を使うようにしています。エシカルなものは割高なものが多いので、全部をエシカルで揃えることは、まだできていないです。けれど、去年よりはエシカルな物を買うことが増えたし、一昨年よりはもっと増えました。わたしが変わったというのもありますが、社会も変わってきているんです。最近は、エシカルなブランドがどんどん出てきて、買い物がしやすくなりました。今の時代のいい流れを後押しするために、お買い物や発信で意思表示しています。

エシカルじゃないものを一個買ってしまった後悔よりも、世界全体がエシカルになっていくイメージを持って一個お買い物をする。イマジネーションがとても大切です。

どうでしょうか?少しは肩の力が抜けたでしょうか?社会の変化についていけない、と感じている方の気持ちが「これならわたしにもできる♪」に変わってくれるイメージを持って、この記事を書きました。

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エシカルとは…

https://ja.wikipedia.org/wiki/エシカル#エシカルファッション

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