‘’風の時代‘’のオンライン活用法
わたしはスタイリストとして活動していまして、SNS(主にFBとインスタ)で発信したり、オンラインサロン(FBのプライベートグループにて)を運営したりしています。オンラインを活用することで未来が切り開けると信じています。コロナ禍で「テレワーク」「リモートワーク」が当たり前の時代が到来しましたが、その2年以上前から動画発信をしたり、オンラインサロンを運営したり、オンライン同行ショッピングをしたり最先端な働き方をしていました。そのため和歌山県の田舎に住み、子育てをしながらでもコンスタントにお仕事のご依頼を頂いています。それも単にオンラインのおかげです。当初はわたしの働き方をうまく理解してもらえなかったのですが、今は理解してもらいやすくなり、わたしにとっては生きやすい社会になってきています。
こんな風にオンラインを多いに活用しているわたしですが、実は、元々はオンラインには苦手意識がありました。子育てしながら、主に在宅ワークで、好きな時間や場所で働きたい、という想いはありました。けれど、発信を始めた時は、自分の中の苦手意識とのジレンマに悩まされました。
わたしは、子供の頃から、本が大好きでした。本を読んでいる時は自分のペースで読み進めていけて、途中で何かに邪魔されることもありません。読んでいる途中で、ぼぉーっと物思いにふける、なんていう時間も大好きです。本をめくる感触も好きだし、本の香りも好き。図書館が大好きで、たくさんの本に囲まれているととても幸せな気持ちになります。ディズニー映画『美女と野獣』の一場面で、主人公のベルが、本がたくさん並んだ部屋をプレゼントされるシーンがあるのですが、子供の頃からの憧れのシチュエーションです。その憧れから、我が家には、小さな図書館みたいな部屋があります。それに比べて、SNSは、記事を読んでいる途中に広告が入ったり、他の人の記事が急に現れたり、そのスピード感が苦手でした。
さらにもう一つわたしを苦しめたのが、親からの言葉の呪縛でした。わたしは両親から「電磁波がこわいから電子機器の前には立つな」とよく言われて育ちました。小学生の中学年くらいまではTVも極力観てはダメと言われ育ったので、『セーラームーン』も観たことがないです。ゲーム機も禁止でした。社会の変化もあり、わたしが小学生の高学年くらいからはTVやPCなども活用するようになったのですが、使う度に、こわい顔で「使いすぎるな」と言われました。ずっと言われ続けていた言葉や表情って潜在意識に残るんですね〜。夢だった、‘’子育てしながら在宅ワーク‘’を叶えたわたしですが、言葉では言い表せない、なんとなくの働きにくさを感じていたのです。その根本にあったのが子供の頃の経験でした。
そんなわたしですが、今では‘’苦手意識‘’がどんどん薄れてきて、心も軽やかになってきています。どんな風に苦手を克服したのか。ここ数年、‘’瞑想‘’‘’呼吸法‘’を通して頭の中の整理が上手になったこと。自分の好きなものやその時の気分に合ったものを身につけるようになり、リフレッシュが上手になったこと。電磁波が気になるなら、電磁波対策をしたらいいだけのことですもんね(笑)そうゆうちょっとしたことを積み重ねてきました。そうすることで、苦手なことではなく、「自分がどんな風に生きていきたいのか」ということにエネルギーを注げるようになったのです。
「自分がどんな風に生きていきたいのか」
わたしは自分が好きな人に囲まれて生きていきたいんです。自分や自分の周りの人を大切にする人、わたしの想いに共感してくれる人、パワーがある人、ポジティブな言葉を発する人が好きです。そういう人って、日常生活を送っているだけではなかなか出会えないんですよね。どんなことを考え、どんな風に活動して、何を大切にしているかなど、わたし自身が伝え続けて、やっと大切な一人と出会えるんです。そして、その一人を大切にしていくことで、ご縁をいただけ、輪が広がっていくんです。できるだけ多くの人に伝えるための方法に、SNSはぴったり。毎日コツコツ投稿し続けることで出会えた人たちがいます。そして、今はそういう人たちとリアルな時間を共有しています。SNSを通して出会った人たちとは、想いがリンクするところが多いので、リアルでの心の距離が近づく時間が早いです。
今ではSNSを通して出会った人たちが、我が家の古民家でのイベントや教室に来てくれます。その方たちは、わたしのSNSを楽しみに見てくれている人が多いです。来るたびに「こないだ投稿していた服だ!かわいい♡」「こないだ投稿していた話、共感する!」「投稿していたスタイリストのお仕事、どうだった?」など、SNSでは書ききれない裏話に花が咲きます。さらに、我が家の“小さな図書館”もたのしんでくれています。その中からわたしのおすすめの本をピックアップして飾っておくと、興味を持ってくれ、貸すこともあります。そして、その本を通して、また想いがリンクしていくのです。
こうしてオンラインを通して、楽しいことや悩みをリアルで共有したり、本が好きな人とも繋がったりできています。わたしにとって、オンラインは、リアルな世界をよりよくしていくためのツールです。オンラインのおかげで本のことも前より好きになりました。今まで読んだことのないジャンルの本とも出会えました。オンラインは、世界を広げてくれる‘’きっかけ‘’なんです。オンライン化のせいで、出版業界が伸びなくなってきている、という見方もありますが、‘’共存‘’の時代なんですよね。
これからは‘’風の時代‘’と言われています。
個性が重視される時代です。どんな生き方も受け入れられるようになっていくでしょう。今の社会に生きづらさを感じている人も生きやすくなっていくでしょう。物理的な距離より、心の距離が大切になります。遠くにいる、心を許せる人と出会うためにオンラインは欠かせないものになります。オンラインを否定したら、オンラインの方が機嫌を損ねて、うまく働いてくれなくなりますよ。だから、仲良くね。オンラインの活用の仕方も人それぞれ。自由でいいんです。自分にしっくり来るオンラインの活用法を見つけてください。
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