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目指せ給料UP!会社員が評価を上げる方法

 慣れないタイトルの付け方をしてしまって気持ちが悪いですね。どうもです。

だいたい今日の記事はトップの図で説明しきったので満足です。あとは駄文が続くのでもう良いんじゃないですかね、帰っても。帰り際にフォローだけしていってください。

導入

マネージャー職になってからよく思うのが、結構人の成長パターンとか、伸び悩むポイントって結構似通ってるなあと思っていて。パターン化できそうだなあと思ったのですよね。

この手の話は、何度かブログでも紹介している楽天仲山さんの理論が僕はとても好きなのですが。この本は人の成長を「加」「減」「乗」「除」の4段階で表現してるんだけど、サラリーマンの95%は1段階目で足踏みしてると思ってるんですよ。

なので、極普通の我々みたいな凡人には、結構粗い理論だなあとも思うんですよね。で、この1段階目~2段階目くらいをもう少し細分化してみよう、と思っているのがこの記事。

シンプルな話、「成果を上げろ」「少しずつ成果を大きくしろ」っていうだけの話なんですけど結構躓く、伸び悩む人は多いんですよね。

ということでここからこの図の5段階に沿って書いていこうと思います。

全体感

評価を上げるためのステップアップ

青いとこだけ読んでくれればいいです。

・仕事をする
・仕事をこなす
・仕事をつくる
・仕組みをつくる
・事業を作る

評価が伸び悩むとき、大抵は「仕事をうまくこなしてるのに上がらない」とか「課題解決が出来るのに上がらない」とか、そのあたりで伸び悩むんですよね。あとたまにいるのが、仕事がこなせないくせに課題ばっかり探すやつ、とか。 

ということでそういう、「自分は成果出してるはずなんだけどいまいち評価が上がらない」とか、「なんとなく仕事はこなせるようになったけどそこから先が見えてこない」という人たちの役に立つといいなあと思います。

Step1.仕事をする

まず最初の段階。これは最低限ですよね。言われたことをちゃんとやりましょう。納期を守りましょう、最低限の品質を守りましょう。上司の言うことをまずはちゃんと聞きましょう。 

この段階でのつまづきポイントは、「上司の期待値を理解できているか」という事。常に仕事を依頼されたときに

・どうなったら仕事が終わりなのか?(ゴール、終了条件)
・期待値(品質、コスト、納期など)

を確認すると良いです。終わったらこれでいいか、これで十分か、というフィードバックをもらうようにすると更に学びは深まると思います。

大抵、仕事初めの段階は、専門知識とかを役に立たせる前にその業界の基本的な知識、その会社の基本的な業務方法などなど、学校や本で学びにくい暗黙知がハードルになります。意外と多いですよね、業界用語みたいなのとか。

 そういうのを理解しながら、上司の代わりに仕事をする、というスタンスでやるととてもよく仕事が身につくと思います、

 Step 2.仕事をこなす

さて、上司の期待通りの仕事ができるようになったら次のフェーズ。期待値を超えていきましょう。

基本的には、仕事にこなれてくると物量がこなせるようになってきます。物量をこなせる、というのは同じ仕事を短い時間でできる、ということ。シンプルに生産性が上がるフェーズです。 

基本的にクオリティは最低限だけ守れればOK。(最低限のレベルは業界業種によって違うのでそこは上司とすり合わせましょう)最低限のクオリティで良いので物量をこなしましょう。仕事のクオリティはあとから付いてきます。

 基本的に上司というのは一部の人を除いて、忙しいものです。上司からすると、どんどん仕事をこなしてくれる部下というのは頼もしい存在。どんどん上司から仕事を奪い取るくらいの勢いでやりましょう。

 仕事の量をこなしていると、ある程度業務がパターン化されてマンネリ化してきます。マンネリ化しているということは一方である程度の品質を保ったまま成果を挙げられている状態でもある。

 マンネリ化すると余裕が出てくるので更に次のフェーズ、上司や顧客の期待値を超えるにはどうしたら良いか、を考える余裕が出てきます。それができないうちは大抵期待値を超えることもなく、「ただの仕事の遅いやつ」以外の何物でも無いです。

まずは仕事の物量をこなす、品質はあと。大量にアウトプットしてどんどんレビューしてもらう機会を増やしましょう。

物量をこなし、仕事をこなしていくと人から相談されるようになります。相談されるというのは、それだけ一つの業務に対しての専門性が高まっている状態。この段階では、人から相談される回数を増やす事を目指しましょう。

 Step 3.仕事を作る

ここで1つ目のハードルがありますね。ここを超えられるかどうかで、一気に伸びる若手とそうじゃない若手の間で差が出ます。

 仕事を作るというのは、自ら課題を発見しそれを解決する事、です。この課題発見できるかどうか、というのはかなり明確に実力差が出るポイントです。

 適切な課題発見ができるようになるためには、周囲の観察と考える時間が必要。この観察と思考の時間を生み出すためにも、前段の仕事をこなす部分が出来ていないといけないんですね。

 課題発見は、コツを掴むと無限にできるものなのですが、コツを掴めないとなかなかどうして、ひとつ見つけるのも難しいもの。顧客でも近くのメンバーでも、困っている人、面倒な仕事をしている人は必ずいるし、品質の低い仕事をしている人も必ずいるので、まずはそういう困っている人を探しましょう

 困っている人を見つけたらその困っている要因を分析して、その要因を取り除いて上げましょう。意外とその要因を取り除くのは、難しいことをせずとも、情報の流れをちょこっと変えてやる(例えばドキュメントをまとめてあげる、とか)だけでも結構解決できたりします。

 コツを掴むと仕事を作る事自体は案外簡単にできます。仕事を作ることに慣れてくるとどんどん仕事を生み出せる一方で、解決するための手が足りなくなってくるんですね。「自分がもうひとりいたら楽なのに」っていうくらいまで手の足りなさを感じてきたらこのステップはまずまずでしょう。

 ちなみに会社や部署によってはこのレベルの仕事をさせてもらうだけの裁量が全くなかったりするので、こういう経験を出来なそうだったら潔く環境を変えましょう。

Step 4.仕組みを作る

さてこのフェーズになってくると、だいたい役職が付くくらいにはなってるはず。役職が付くレベルになると、自分ひとりがうまく仕事で立ち回るだけではなく、チームや部署がうまく回るような仕組みづくりをしていく必要があります。

わかりやすいのは、例えば何かしらの業務ツールを導入する、とか、何かの業務フローやルールを整えるなど。特別な技術を持っていなくても、ある程度のロジカルシンキングとコミュ力くらいあれば結構活躍ができます。プロジェクトマネジメントの基本ができるとさらに良き。

単発の課題解決をするのではなく、部署の根本課題を解決するためには、なにかのツールやソリューションを導入するだけではだめで、(昨今話題のDXとかもツール導入だけになりがちだけど)基本的には新しい環境を作る、その環境に合わせてルールやプロセス、フローなどを刷新する、そのルールにメンバーを従わせる、ときにはそれでも足りず、メンバーから顧客に至るまで教育が必要になるケースも往々にしてある。

ここまでやろうと思ったら個人では無理なので、こういった幅広い業務を意識しながらその中核を担えるか、というのがこのStep4で意識すべきこと。別に、マネージャーをやる必要はまったくないが、得てしてマネジメントポジションの方が広く見えるので有利ではある。

ちなみに、かなり強い技能を持っていれば(例えば機械学習エンジニアとか)、Step3の仕事をしていてもStep4の働きが出来る人を待遇で上回る事は十分に可能。超特殊な技能とかじゃない限りは、素直にStep4を意識すると良いと思います。

 強い技能っていうのは、世間にニーズがあるのに希少な技術の事ですね。ちなみにそういう強い技能を持ってるような人はこの記事をここまで読んだりしないです。

Step 5.事業を作る

仕組みが作れるようになったら、あとはその仕組をちゃんと事業の形で回していく事、さらに事業を拡大していく事、が更に上のレイヤーでは求められます。逆に言うと、ここまでできて初めて戦略的な仕事をやらせてもらえる、という意味でもあります。 

事業のコンセプトやビジョンの策定、戦略や方針を決めて人を大きく動かしていく、まさに事業を創る仕事がここにあたります。プロダクトマネジメントのような業務だけでなく、専門性を突き詰めて他の人にはできない、事業のコアになる技術を生み出すという方法もあるでしょう。いずれにせよ、規模が単なるチームだけでなく、事業全体という方向になります。

事業の規模にもよるので小さい事業だと若い内にこういう仕事が回ってくる事もあるかもしれない。が、チームや部署がうまく回るような仕組みを作り出す、という仕事ができないときっと事業自体を軌道に乗せるのも難しい。

このフェーズでは「事業」を見ないといけないので、売上を創る、そのために顧客の声を聞く、ツールや仕組みを用いてコストを削減する、投資の方向性を決める、KPIやKSFを策定して戦略をつくるなどなど、事業に関わる事を広く行う必要がでてきます。

これらは当然1人ではできないので、チーム全体の動きを見ながら自分のコアなスキルを嵌めて活かす事ができればこのフェーズに達せるでしょう。


まとめ

ということで、これは主に自分がメンバーを評価するときに見ている視点でもあるのだけれど、ちゃんと自分のフェーズを意識するだけでステップアップは結構できるはず。

 「自分は仕事ができるからもっと評価を上げろ」っていう思考を持っている人はだいたい、仕事をこなすところか仕事を作るところでとまってますね。もっと上を見て上を目指していきましょう。

もちろん、世の中には部下に仕事をつくらせないマイクロマネージャーみたいな人も結構います。そういうところからは逃げましょう。

企業規模とか業界にもよるけど、感覚値的にStep5までできてだいたい給料1000万、という感じじゃないですかね。エース級の営業職とかはStep4でも1000万いくかも。ITエンジニアはStep5が必須ですね。メガバンの銀行員とかはStep2くらいでも1000万いきます。

 たぶんStep5から上はあとはもう事業規模をひたすらにでかくしていくしかないと思っているけど自分もまだ経験していない領域なのでこれから知見をためていこうと思ううよ。

 今日はそんな感じです。あとは適当にフォローでもしてってください。じゃまた。



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