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歴史を継承した建物で大人な結婚式を。「赤坂プリンスクラシックハウス」

東京には数多くのノスタルジックな雰囲気の結婚式場がありますが、せっかくなら由緒正しい歴史ある建物で結婚式を挙げたい!そんな時にみつけたのが紀尾井町にある「赤坂プリンスクラシックハウス」。早速見学に行ってきました!

自然を楽しめるアクセス

最寄駅は永田町や赤坂見附ですが、ちょっと時間があるなら四ツ谷駅でおりて赤坂離宮を横目に歩いてくるのがオススメ!土手沿いを歩けば自然に溢れた散歩コースを楽しめますよ。

クラシックハウスがあるのは東京ガーデンテラス紀尾井町の中。写真を見た時は昔からの屋敷と庭園がそのまま残ってるのかと思っていたけど、実際は再開発されたビルの4階に建っており、イメージとのギャップに驚きました…!

建物があるのは東京ガーデンテラス紀尾井町の4階

立体曳屋による歴史継承

建物は1930年に皇族・李王家の邸宅として宮内省内匠寮により設計された建物。建物の壁の仕上、タイルの彫り込み、素材の一つ一つにこだわりを感じます。

2階の待合スペース
玄関の左官壁の模様、石の装飾
床のタイルにもひとつひとつに職人のこだわりが

この建物はもちろんこの場所にあったわけではなく、曳屋といってずるずると建物ごと引っ張ってきたわけです。しかしながら驚くべきは単なる水平移動ではなく、1階から4階まで持ち上げてる、いわば「立体曳屋」を行なっているところです!そこまでしても保存すべき貴重な建物なわけです。

充実したウェディング会場

クラシックハウスの2階、元々リビングルームとして使われていた1番広い部屋をチャペルとして活用しています。それほど広くありませんが、それがかえってアットホームな距離感をつくりだしているように思えました。窓際のちょっとしたソファスペースも素敵で自然光で室内が柔らかい光につつまれます。

元々リビングとして使われていた場所をチャペルに

約85年の歴史を抱えるこの邸宅ですが、木造であるがゆえ、大きな披露宴会場をつくれない弱点もあります。そこで元々の建物の奥に新築の披露宴会場が設けられて空間が補われています。個人的に1番良いと思ったのは邸宅から新築の建物に移動する際に、一旦中庭に出るところ。ここで気持ちの切り替えになりますし、この中庭を使ったガーデンウェディングやフラワーシャワーなどもできるので、ウェディングの幅が広がると思いました!

披露宴会場は新築ではありますが、クラシックハウスのテイストが内装に反映されています。こちらも広すぎず程よい広さだと思いました。また入口脇の扉を開放するとキッチンがすぐあるそうで、暖かい料理を楽しめるような工夫がなされていました。

新築ながらもクラシックな内装の披露宴会場
扉の奥にはすぐ厨房が用意されています

おじさんが大好きそうなバーを発見?!

もうひとつの特徴として、待合につかえるバーナポレオンが用意されています。昔はバーの営業もされていたそうですが、コロナ禍で待合のみの利用にとどめているとのこと。バー利用したかった…残念!

バーナポレオンのカウンター

部屋の内装はフランスを連想させるものをコンセプトに、5つの部屋それぞれが違うテーマを持ったインテリアとなっていました。

総評

建物のクラシックな雰囲気と85年の歴史の重み、それだけでなくアテンドしてくださったスタッフの方もその歴史を十分に理解して説明してくださり、好印象でした!また、中庭があることでウェディング会場の機能も十分に満たしていると感じました。落ち着いたアットホームの雰囲気は、ご親族の方にも喜んでいただけるのではないでしょうか。
一点気になるとすれば、建物内に段差がところどころあるところ。エレベーターが設置されているなどの配慮はされていますがちょっとした段差は車椅子の人がいる時は、事前によく確認をしたほうが良さそうです。
その点も踏まえて、

評価:4点 ★★★★☆

落ち着いた雰囲気が好きな方にはとてもおすすめです。レストランでお食事もできるので是非利用してみてください!


赤坂プリンス クラシックハウス
東京都千代田区紀尾井町1-2 東京ガーデンテラス紀尾井町内
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